DNAに刻まれた味! トリコ、##NAME1##、BBコーンを探せ!
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「こ、これは!」
「捕獲レベル20……別名深海のプリンセス・『マーメイマグロ』」
「その美しさ、希少性からまるで人魚……マーメイドのような伝説の魚とも言われるマーメイマグロ!?」
「我々、IGO開発局がなんとか捕獲に成功したのだよ」
「美食家で有名な大統領……彼の大好物はマグロのトロよ。だからシェフ、あなたは希少なこのマーメイマグロの極上のトロ――『バブリートロ』を使った料理を作って、彼のご機嫌を直しなさい」
バブリートロはマーメイマグロを一匹から200グラムしか採れず、水揚げから七日後に味のピークを迎える。そして七日を超えると食べられなくなる。
「調理のリミットは七日間。小松シェフ……サミットの成功はあなたにかかっているわ」
「そんな大役を僕が!?」
「大丈夫よん! 料理の腕も相当上げてるし、トリコちゃんのおかげかしら?」
「えっ?」
「今回の仕事でも、それが役に立つかもね」
「ココさんも同じようなことを……」
小松は第1ビオトープから出る前の出来事を思い出した。
――この事件で小松は貴重な経験をたくさんできたので、トリコや瑞貴たちに礼を言う。
『いろいろと、ありがとうございました!』
『どうでもいいけど、小松くん。レストランの仕事いいの? 休み過ぎなんじゃない?』
『あっ、はい…すみません……』
『君はコック長なんだし、店の仕事に専念したら。それに、しばらく旅に出ないほうがいいと占いにも出てるからね』
『ええっ!?』
『それともう一つ――失敗は成功の元、明日への糧となる。失敗したモノが君を救う』
『えっ? あっ、ハァ……?』
『きっと、それが役に立つだろう。大切にするんだね』
あのときココも小松が持つグルメスパイサーを指して言っていた。どんな役に立つかわからないが、小松は信じてみようと決意した。
☆☆☆☆☆
……グルメフォーチュンの川沿いでは、ココが顎に手を当てながら真剣な表情で歩いていた。
「小松くん、僕の忠告を守ってくれればいいが……。それに瑞貴ちゃん……小松くんの話では美食會がさらおうとしていたということは、今後も狙われる可能性が――」
「「「「「キャー!」」」」」」
「ん?」
「「「「「ココ様~!」」」」」
聞こえた声に顔を少しうつむけていたココが正面を見ると、たくさんの女性が黄色い悲鳴を上げながらココに駆け寄って来た。言わずもがな彼女たちは占いの客でもありココのファンである。それに気づいたココも慌て始めた。
「ああっ! あっ、いや、僕はすぐ出発するよ!? グルメフォーチュンにいつ猛獣が出るか占ってから、美食屋の旅に出るんだ!」
「ココ様、私を占って!」
「ココ様、私の未来を占って~!」
「あ、あの、いや、みんな聞いてるかな? 僕には毒が!」
積極的な彼女たちにココもタジタジになってしまう。……その背後の建物の陰に、サングラスにスーツを着た二人組の男がいた。
「捕獲レベル20……別名深海のプリンセス・『マーメイマグロ』」
「その美しさ、希少性からまるで人魚……マーメイドのような伝説の魚とも言われるマーメイマグロ!?」
「我々、IGO開発局がなんとか捕獲に成功したのだよ」
「美食家で有名な大統領……彼の大好物はマグロのトロよ。だからシェフ、あなたは希少なこのマーメイマグロの極上のトロ――『バブリートロ』を使った料理を作って、彼のご機嫌を直しなさい」
バブリートロはマーメイマグロを一匹から200グラムしか採れず、水揚げから七日後に味のピークを迎える。そして七日を超えると食べられなくなる。
「調理のリミットは七日間。小松シェフ……サミットの成功はあなたにかかっているわ」
「そんな大役を僕が!?」
「大丈夫よん! 料理の腕も相当上げてるし、トリコちゃんのおかげかしら?」
「えっ?」
「今回の仕事でも、それが役に立つかもね」
「ココさんも同じようなことを……」
小松は第1ビオトープから出る前の出来事を思い出した。
――この事件で小松は貴重な経験をたくさんできたので、トリコや瑞貴たちに礼を言う。
『いろいろと、ありがとうございました!』
『どうでもいいけど、小松くん。レストランの仕事いいの? 休み過ぎなんじゃない?』
『あっ、はい…すみません……』
『君はコック長なんだし、店の仕事に専念したら。それに、しばらく旅に出ないほうがいいと占いにも出てるからね』
『ええっ!?』
『それともう一つ――失敗は成功の元、明日への糧となる。失敗したモノが君を救う』
『えっ? あっ、ハァ……?』
『きっと、それが役に立つだろう。大切にするんだね』
あのときココも小松が持つグルメスパイサーを指して言っていた。どんな役に立つかわからないが、小松は信じてみようと決意した。
☆☆☆☆☆
……グルメフォーチュンの川沿いでは、ココが顎に手を当てながら真剣な表情で歩いていた。
「小松くん、僕の忠告を守ってくれればいいが……。それに瑞貴ちゃん……小松くんの話では美食會がさらおうとしていたということは、今後も狙われる可能性が――」
「「「「「キャー!」」」」」」
「ん?」
「「「「「ココ様~!」」」」」
聞こえた声に顔を少しうつむけていたココが正面を見ると、たくさんの女性が黄色い悲鳴を上げながらココに駆け寄って来た。言わずもがな彼女たちは占いの客でもありココのファンである。それに気づいたココも慌て始めた。
「ああっ! あっ、いや、僕はすぐ出発するよ!? グルメフォーチュンにいつ猛獣が出るか占ってから、美食屋の旅に出るんだ!」
「ココ様、私を占って!」
「ココ様、私の未来を占って~!」
「あ、あの、いや、みんな聞いてるかな? 僕には毒が!」
積極的な彼女たちにココもタジタジになってしまう。……その背後の建物の陰に、サングラスにスーツを着た二人組の男がいた。