超(スーパー)トリコ、怒りの拳! これが最強の釘パンチ!
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「瑞貴は今まで着ていた服が破れちゃったから着替えるし!」
「あっ、昨日貸してもらった部屋に替えの服があるよ」
「じゃあ、私たちが支えてあげる。歩ける?」
「うん」
リンちゃんとティナさんという両手に花の状態で、私は治療室から出て着替えるために部屋へと向かった。
……残ったのは男性陣だけ。扉が閉まったのを確認したトリコは深い溜息を吐いた。
「ハァ~……覚えてなかったか。やっぱり起きているときに堂々とするべきだったか」
「何をですか?」
「だーから、キスのこと……――ハッ!」
トリコが気づいたときには時既に遅し。ココとサニーからはグルメ細胞のオーラが出て、小松も二人よりは微力ながらも怒りを露わにしている。
「どういうことかな、トリコ?」
「お前(マ)、何美(ツク)しくねーことしてんだ?」
「僕とリンさんがGTロボに集中している間、瑞貴さんにキスしてたんですか?」
「いや、その、あの、最後って思ったら、つい……」
「「「問答無用/です!!」」」
「ぎゃあぁぁあああ!!」
このときトリコは、GTロボ以上に命の危機を感じたとか。
「なんか悲鳴が聞こえなかった?」
「そう?」
「気のせいだし」
着替えが済んで部屋をティナとリンと共に出た瑞貴は、トリコの悲鳴を微かに聞いて首を傾げた。
「あっ、リンちゃん。少しお願いがあるんだけど」
「「?」」
……同時刻、マンサムの部屋にIGO副会長・茂松がとある一件のため自ら尋ねて来ていた。
☆☆☆☆☆
夜になり、とうとう宝石の肉(ジュエルミート)の実食のときが来て、私たちは屋上の丸テーブルを囲んでいる。ティナさんは結果的に何もできなかったからと言って食事を遠慮してしまった。
ウェイターさんが中心に大きなクロッシュを被せた皿を持って来てくれた。
「お待たせいたしました。――宝石の肉(ジュエルミート)盛りでございます」
クロッシュを開けた途端、宝石の肉(ジュエルミート)の輝きが辺り一面に広がった。
「キター!」
「こ、これが! 宝石の肉(ジュエルミート)!」
「美(ツク)し過ぎる……!」
「月の明かりが霞んで見えるし!」
「まるで、ここだけ昼間のようだ……!」
「なんて綺麗な輝きなの……!」
トリコも小松さんもサニーもリンちゃんもココさんも、宝石の肉(ジュエルミート)の輝きに感動している。もちろん私もだ。
「確かに、あれだけ巨大なマンモスの体内を照らしていたんですから、当然ですよね」
「外でもこれだけ輝けるなんてスゴいね!」
「とにかく食べようぜ!」
「「「「「「オウッ/はい/うん!」」」」」」
トリコの合図で私たちは両手を合わせる。
「「「「「「この世の全ての食材に感謝を込めて、いただきます!!」」」」」」
全員まずはひと切れずつ皿に乗せて、それぞれ食べることにした。
「わあ……! 眩しい……! でも、優しい光だ……!」
……小松がナイフを入れると、肉汁が花火のように打ち上がる。切り分けたひと口サイズの肉をそのまま口に入れた。
(見た目はゴージャスなのに、飾り気ない肉本来のうまみが口いっぱいに広がる……! ハツのようなコリコリとした歯ごたえ! 噛むごとに肉汁がどんどん出てくるけど、アッサリしてて全然しつこくない……!)
肉を飲み込んで食道から胃に到達すると、心臓が高鳴って全身行き渡って体が光った。
「スゴい……! まるで細胞一つ一つが喜び輝いているみたいだ……! スゴいですね、トリコさん! 瑞貴さん! って、超光ってる――っ!?」
……小松の隣いるトリコとさらに隣にいる瑞貴は、同じように肉を食べていたが小松以上に光っていた。
(おっ! この部位はレバーだ! でも匂いもクセも全くない。しっとりとクリーミーな味わいだ!)
私が食べたこの部位はロースだ。適度な霜降りと柔らかくて濃厚な食感とうまみが、口いっぱいに広がっている!
(ん~! ここはバラ肉! お肉と脂の層が何重にも広がって、口の中でほどけるような感じ最高かも!)
(おっ、サーロインだ! 口の中で一瞬で溶けた……! かなりの脂肪分だが、なめらかでとても喉越しがいいな!)
リンちゃんもココさんも宝石の肉(ジュエルミート)を食べたことで、全身が輝くように光り出した。
「あっ、昨日貸してもらった部屋に替えの服があるよ」
「じゃあ、私たちが支えてあげる。歩ける?」
「うん」
リンちゃんとティナさんという両手に花の状態で、私は治療室から出て着替えるために部屋へと向かった。
……残ったのは男性陣だけ。扉が閉まったのを確認したトリコは深い溜息を吐いた。
「ハァ~……覚えてなかったか。やっぱり起きているときに堂々とするべきだったか」
「何をですか?」
「だーから、キスのこと……――ハッ!」
トリコが気づいたときには時既に遅し。ココとサニーからはグルメ細胞のオーラが出て、小松も二人よりは微力ながらも怒りを露わにしている。
「どういうことかな、トリコ?」
「お前(マ)、何美(ツク)しくねーことしてんだ?」
「僕とリンさんがGTロボに集中している間、瑞貴さんにキスしてたんですか?」
「いや、その、あの、最後って思ったら、つい……」
「「「問答無用/です!!」」」
「ぎゃあぁぁあああ!!」
このときトリコは、GTロボ以上に命の危機を感じたとか。
「なんか悲鳴が聞こえなかった?」
「そう?」
「気のせいだし」
着替えが済んで部屋をティナとリンと共に出た瑞貴は、トリコの悲鳴を微かに聞いて首を傾げた。
「あっ、リンちゃん。少しお願いがあるんだけど」
「「?」」
……同時刻、マンサムの部屋にIGO副会長・茂松がとある一件のため自ら尋ねて来ていた。
☆☆☆☆☆
夜になり、とうとう宝石の肉(ジュエルミート)の実食のときが来て、私たちは屋上の丸テーブルを囲んでいる。ティナさんは結果的に何もできなかったからと言って食事を遠慮してしまった。
ウェイターさんが中心に大きなクロッシュを被せた皿を持って来てくれた。
「お待たせいたしました。――宝石の肉(ジュエルミート)盛りでございます」
クロッシュを開けた途端、宝石の肉(ジュエルミート)の輝きが辺り一面に広がった。
「キター!」
「こ、これが! 宝石の肉(ジュエルミート)!」
「美(ツク)し過ぎる……!」
「月の明かりが霞んで見えるし!」
「まるで、ここだけ昼間のようだ……!」
「なんて綺麗な輝きなの……!」
トリコも小松さんもサニーもリンちゃんもココさんも、宝石の肉(ジュエルミート)の輝きに感動している。もちろん私もだ。
「確かに、あれだけ巨大なマンモスの体内を照らしていたんですから、当然ですよね」
「外でもこれだけ輝けるなんてスゴいね!」
「とにかく食べようぜ!」
「「「「「「オウッ/はい/うん!」」」」」」
トリコの合図で私たちは両手を合わせる。
「「「「「「この世の全ての食材に感謝を込めて、いただきます!!」」」」」」
全員まずはひと切れずつ皿に乗せて、それぞれ食べることにした。
「わあ……! 眩しい……! でも、優しい光だ……!」
……小松がナイフを入れると、肉汁が花火のように打ち上がる。切り分けたひと口サイズの肉をそのまま口に入れた。
(見た目はゴージャスなのに、飾り気ない肉本来のうまみが口いっぱいに広がる……! ハツのようなコリコリとした歯ごたえ! 噛むごとに肉汁がどんどん出てくるけど、アッサリしてて全然しつこくない……!)
肉を飲み込んで食道から胃に到達すると、心臓が高鳴って全身行き渡って体が光った。
「スゴい……! まるで細胞一つ一つが喜び輝いているみたいだ……! スゴいですね、トリコさん! 瑞貴さん! って、超光ってる――っ!?」
……小松の隣いるトリコとさらに隣にいる瑞貴は、同じように肉を食べていたが小松以上に光っていた。
(おっ! この部位はレバーだ! でも匂いもクセも全くない。しっとりとクリーミーな味わいだ!)
私が食べたこの部位はロースだ。適度な霜降りと柔らかくて濃厚な食感とうまみが、口いっぱいに広がっている!
(ん~! ここはバラ肉! お肉と脂の層が何重にも広がって、口の中でほどけるような感じ最高かも!)
(おっ、サーロインだ! 口の中で一瞬で溶けた……! かなりの脂肪分だが、なめらかでとても喉越しがいいな!)
リンちゃんもココさんも宝石の肉(ジュエルミート)を食べたことで、全身が輝くように光り出した。