超(スーパー)トリコ、怒りの拳! これが最強の釘パンチ!
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《止マッタ!?》
「ナイフ!!」
トリコはその手首をつかみ、ナイフで関節を何度も叩いて完全に切り離した。ダメージは操縦者のスタージュンに伝わっているため、痛みを感じていたがすぐにキヤノン砲の口を開く。
「フォーク!!」
そのままトリコがフォークでキヤノン砲の口を刺した。煙も吐き出したため、キヤノン砲は使えない。
「フォーク!!」
さらにフォークを連続で撃っていく。今まで強烈なダメージを与えられなかったのに、進化したトリコはGTロボの内部が見えるくらい攻撃力が上がっていた。
《ピーラー――》
「5連釘パンチ!!」
ピーラーショットを撃つ暇も与えず、トリコは5連釘パンチを撃った。トドメを刺すべくトリコは全身のエネルギーを右腕に溜めていく。
《ナルホド、ココマデカ。宝石の肉(ジュエルミート)ハウマカッタカ、トリコ? フッ、宝石の肉(ジュエルミート)ハイズレ手ニ入レルトシテ、マタ会オウゾ。次ハ生身デナ》
「ああ……10連釘パンチ!!」
10連まで進化した釘パンチがGTロボに命中して吹っ飛んでいく。トリコは手を擦り合わせて金属音を出し、両手を合わせた。
「ごちそうさまでした」
ドッカ――ンッ!!
GTロボは砕け散った……その言葉通り核(コア)アンテナまで。
だがトリコも10連を撃った反動が激しいのか、両膝を地に付いて右腕を抑える。次いで呆然と立っている小松とリンとティナを見た。
「フッ、終わったぜ……」
「トリコさ――ん!!」
戦いの終わりを告げられた小松は、一目散にトリコの元へ行って抱きついた。
「トリコさーん! トリコさん…生きて…生きててよかった……!」
「トリコ――ッ!!」
リンも我慢ができなくなったのか、小松と同じようにトリコに抱きついた。心配をかけた分トリコは二人の肩に手を置くと、離れた場所で倒れている瑞貴を見る。
「瑞貴……終わったよ……」
『違うよ、トリコ』
「!」
『これから始まるんだ。豪華なディナーがね』
「瑞貴!?」
「トリコさん?」
「トリコ?」
トリコたちは死んだと思っているが瑞貴は意識がないだけだ。それでも声は聞こえるはずがない。だけどトリコは小松とリンを離すとすぐに瑞貴の元へ向かった。
「瑞貴……この血は、躍動性鉄分の匂い!」
自慢の嗅覚で死臭ではなく血液が活発に動く匂いをトリコは察知し、瑞貴をお姫様抱っこして立ち上がる。
「急いでここを出るぞ!」
「「「えっ?」」」
「瑞貴は生きてる!」
「「「!」」」
誰もが失ってしまったと思った瑞貴の命があると聞き、小松もリンもティナも頬を赤くして涙ぐんだ。
ゴオオォォオオオ――……!
するとリーガルマンモスが再び体内の異物を吐き出そうとしているのか、強風が吹き荒れててきた。
「マンモスめ、なんていいタイミングだ! 急ぐぞ!」
「はい!」
「うん!」
「トリコ、『アレ』を持ち帰らなきゃ!」
「ああ! 忘れちゃ帰れねぇ!」
ティナが言う『アレ』とは、ここに来た目的でありトリコを進化させるキッカケとなった食材――宝石の肉(ジュエルミート)である。
☆☆☆☆☆
……ココとサニーがいる外ではすでに夜が明けており、今まで動かなかったリーガルマンモスが前足を大きく振り上げた。
〈バオオォォオオオ!!〉
「いよいよ毒が切れたか。少し離れたほうがいい」
「トリコたちはどうなってるよ、ココ! リンは!? 瑞貴は!? 松らは!?」
「信じることが美しいんだろ? ホントお前はつくづく美しい男だよ、サニー。心配いらない、みんな無事さ。今出てくる!」
「ナイフ!!」
トリコはその手首をつかみ、ナイフで関節を何度も叩いて完全に切り離した。ダメージは操縦者のスタージュンに伝わっているため、痛みを感じていたがすぐにキヤノン砲の口を開く。
「フォーク!!」
そのままトリコがフォークでキヤノン砲の口を刺した。煙も吐き出したため、キヤノン砲は使えない。
「フォーク!!」
さらにフォークを連続で撃っていく。今まで強烈なダメージを与えられなかったのに、進化したトリコはGTロボの内部が見えるくらい攻撃力が上がっていた。
《ピーラー――》
「5連釘パンチ!!」
ピーラーショットを撃つ暇も与えず、トリコは5連釘パンチを撃った。トドメを刺すべくトリコは全身のエネルギーを右腕に溜めていく。
《ナルホド、ココマデカ。宝石の肉(ジュエルミート)ハウマカッタカ、トリコ? フッ、宝石の肉(ジュエルミート)ハイズレ手ニ入レルトシテ、マタ会オウゾ。次ハ生身デナ》
「ああ……10連釘パンチ!!」
10連まで進化した釘パンチがGTロボに命中して吹っ飛んでいく。トリコは手を擦り合わせて金属音を出し、両手を合わせた。
「ごちそうさまでした」
ドッカ――ンッ!!
GTロボは砕け散った……その言葉通り核(コア)アンテナまで。
だがトリコも10連を撃った反動が激しいのか、両膝を地に付いて右腕を抑える。次いで呆然と立っている小松とリンとティナを見た。
「フッ、終わったぜ……」
「トリコさ――ん!!」
戦いの終わりを告げられた小松は、一目散にトリコの元へ行って抱きついた。
「トリコさーん! トリコさん…生きて…生きててよかった……!」
「トリコ――ッ!!」
リンも我慢ができなくなったのか、小松と同じようにトリコに抱きついた。心配をかけた分トリコは二人の肩に手を置くと、離れた場所で倒れている瑞貴を見る。
「瑞貴……終わったよ……」
『違うよ、トリコ』
「!」
『これから始まるんだ。豪華なディナーがね』
「瑞貴!?」
「トリコさん?」
「トリコ?」
トリコたちは死んだと思っているが瑞貴は意識がないだけだ。それでも声は聞こえるはずがない。だけどトリコは小松とリンを離すとすぐに瑞貴の元へ向かった。
「瑞貴……この血は、躍動性鉄分の匂い!」
自慢の嗅覚で死臭ではなく血液が活発に動く匂いをトリコは察知し、瑞貴をお姫様抱っこして立ち上がる。
「急いでここを出るぞ!」
「「「えっ?」」」
「瑞貴は生きてる!」
「「「!」」」
誰もが失ってしまったと思った瑞貴の命があると聞き、小松もリンもティナも頬を赤くして涙ぐんだ。
ゴオオォォオオオ――……!
するとリーガルマンモスが再び体内の異物を吐き出そうとしているのか、強風が吹き荒れててきた。
「マンモスめ、なんていいタイミングだ! 急ぐぞ!」
「はい!」
「うん!」
「トリコ、『アレ』を持ち帰らなきゃ!」
「ああ! 忘れちゃ帰れねぇ!」
ティナが言う『アレ』とは、ここに来た目的でありトリコを進化させるキッカケとなった食材――宝石の肉(ジュエルミート)である。
☆☆☆☆☆
……ココとサニーがいる外ではすでに夜が明けており、今まで動かなかったリーガルマンモスが前足を大きく振り上げた。
〈バオオォォオオオ!!〉
「いよいよ毒が切れたか。少し離れたほうがいい」
「トリコたちはどうなってるよ、ココ! リンは!? 瑞貴は!? 松らは!?」
「信じることが美しいんだろ? ホントお前はつくづく美しい男だよ、サニー。心配いらない、みんな無事さ。今出てくる!」