超(スーパー)トリコ、怒りの拳! これが最強の釘パンチ!
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……リーガルマンモスの体内にある宝石の肉(ジュエルミート)を手に入れるため、トリコや瑞貴たちは体内へと向かった。ココとサニーは壮絶な戦いの末にGTロボの動きを食い止め、宝石の肉(ジュエルミート)捕獲をトリコたちに託す。だが、トリコたちは黒いGTロボに遭遇……命の危機に陥る。
生きるため、5分以内に最高の物を口に入れなければならないトリコ。しかし、GTロボの襲撃を受けて再び死の淵へ。一方ティナは瑞貴たちのために助けを求め、ひた走る。トリコは目覚めたその場所で宝石の肉(ジュエルミート)を発見。
宝石の肉(ジュエルミート)を食べたトリコは宝石のように輝き出す。
☆☆☆☆☆
《イイ包丁ダ。包丁ヲ見レバ料理人ノ腕ハ大体ワカルガ……ナルホド、一流ノ料理人ダッタカ。サラニ腕ヲ磨クガイイ。イツノ日カ、我々美食會ニトッテ利用価値ノアル存在ニナルコトヲ祈ルゾ。コノ包丁ハ私ガモラッテオコウ。フフッ、使エソウダ。ソシテ……》
……小松の包丁を持ったGTロボは次いで倒れている瑞貴に顔を向けるとそばに座り込み、瑞貴のリュックの中から包丁を取り出した。
《コノ包丁モイイ。コノ小娘モ料理人カ? 洞窟ノ砂浜ノトキモソウダッタガ、ナカナカ面白イ技ヲ使ウナ。コイツハ美食會ニ連レテ行ッテ調ベテモラオウ》
四神の声と共に現実へ意識を取り戻すと、GTロボが私を俵担ぎにしていた。だけど体は動けず目も開けにくい。もう私の中の四神が表に出ようとしないけど、ダメージが大きくて戦えないのは本当みたい。
だけど四神の力なのか、周りの光景が頭の中に映像のように流れてくる……。GTロボが歩き出すと小松さんとリンちゃんがその腕をつかんだ。
《ン?》
「包丁も…瑞貴さんも……渡さない!」
「絶対に渡さないし!」
《ハァ?》
「その包丁は僕の命と同じだ! 瑞貴さんは僕らの大切な人だ!」
「何もかも奪って、大切な友達まで渡さないし!」
「「返してもらいます/もらうし!!」」
《邪魔ヲスルト死ヌゾ?》
「死ぬのなんか、怖くない! 僕らだって、覚悟をしてここへ来たんだ!!」
「小松の包丁も、瑞貴も返すし!!」
私のこともこんなに思ってくれるなんて、とても嬉しい……!
GTロボから操縦者のグルメ細胞のサイクロプスが現れた。その圧倒的なオーラは普通なら誰もが怯えるモノで私が掛けた守護結界も打ち砕くほどに。しかし小松さんもリンちゃんも怯まず腕をつかむ力も緩めなかった。
《ホウ……オ前ラノ覚悟ハ本物ノヨウダナ》
「――そうだ。お前にはないモノだ」
《ン!?》
「「っ!」」
壁に空いた穴の中から聞こえた声に全員反応した。
「覚悟がないのは、やはりお前だけだったな。GTロボ!」
《トリコ……!》
「トリコさ――んっ!!」
「トリコ!!」
精一杯ながらもうっすらと目を開けると、肉の壁をつかんで穴から姿を現したのは――全ての傷が治って輝きを放つトリコだった。
今の彼なら安心だ。まだ体のダメージが大きかったため、私は再び意識を失った……。
「圧覚超過を解除しろ。打撃の信号を全て生身の体に通すんだ。いいか……それが覚悟だ!」
《…………》
……GTロボは瑞貴をそっと地に下ろして小松と瑞貴の包丁を置き、トリコの元へと歩いて行く。その間にリンは瑞貴を抱え、小松は二つの包丁を拾った。
「トリコさん……」
「トリコ……」
《コイツ、マサカ……! 細胞ガ進化シテイル……宝石の肉(ジュエルミート)ヲ食ベノタカ。面白イ……!》
GTロボはトリコの進化した姿を見て、ジョージョーに圧覚超過を解除するように指示を出した。
「名を、聞いておこう」
《私ハ、スタージュン》
「スタージュン……」
トリコが初めて聞いた黒いGTロボの操縦者の名前。同時にGTロボの目のふちが赤く光った。
《圧覚超過ハ解除シタ。コレデ物理的ナ攻撃ハ100パーセント私ニ伝ワル》
「その余裕は、お前の戦闘力が軽くGTロボを凌駕している証……」
《圧覚超過ハナイホウガイイ。パワーアップシタオ前ノ実力ガ、ヨリ正確ニ計レルカラナ》
「そうかい。なら――くれぐれも後悔しないようにな!」
トリコの筋肉が膨れ上がると同時に、周りから強風が吹き荒れた。リンも小松も、トリコが出てきた穴から合流したティナもクルッポーも、飛ばされないようにするのが精一杯だった。
《ミキサーパンチ!!》
GTロボのミキサーパンチがトリコの腹に食い込む。しかし、自分でやったわけでもないのに腕の動きが止まった。
生きるため、5分以内に最高の物を口に入れなければならないトリコ。しかし、GTロボの襲撃を受けて再び死の淵へ。一方ティナは瑞貴たちのために助けを求め、ひた走る。トリコは目覚めたその場所で宝石の肉(ジュエルミート)を発見。
宝石の肉(ジュエルミート)を食べたトリコは宝石のように輝き出す。
☆☆☆☆☆
《イイ包丁ダ。包丁ヲ見レバ料理人ノ腕ハ大体ワカルガ……ナルホド、一流ノ料理人ダッタカ。サラニ腕ヲ磨クガイイ。イツノ日カ、我々美食會ニトッテ利用価値ノアル存在ニナルコトヲ祈ルゾ。コノ包丁ハ私ガモラッテオコウ。フフッ、使エソウダ。ソシテ……》
……小松の包丁を持ったGTロボは次いで倒れている瑞貴に顔を向けるとそばに座り込み、瑞貴のリュックの中から包丁を取り出した。
《コノ包丁モイイ。コノ小娘モ料理人カ? 洞窟ノ砂浜ノトキモソウダッタガ、ナカナカ面白イ技ヲ使ウナ。コイツハ美食會ニ連レテ行ッテ調ベテモラオウ》
四神の声と共に現実へ意識を取り戻すと、GTロボが私を俵担ぎにしていた。だけど体は動けず目も開けにくい。もう私の中の四神が表に出ようとしないけど、ダメージが大きくて戦えないのは本当みたい。
だけど四神の力なのか、周りの光景が頭の中に映像のように流れてくる……。GTロボが歩き出すと小松さんとリンちゃんがその腕をつかんだ。
《ン?》
「包丁も…瑞貴さんも……渡さない!」
「絶対に渡さないし!」
《ハァ?》
「その包丁は僕の命と同じだ! 瑞貴さんは僕らの大切な人だ!」
「何もかも奪って、大切な友達まで渡さないし!」
「「返してもらいます/もらうし!!」」
《邪魔ヲスルト死ヌゾ?》
「死ぬのなんか、怖くない! 僕らだって、覚悟をしてここへ来たんだ!!」
「小松の包丁も、瑞貴も返すし!!」
私のこともこんなに思ってくれるなんて、とても嬉しい……!
GTロボから操縦者のグルメ細胞のサイクロプスが現れた。その圧倒的なオーラは普通なら誰もが怯えるモノで私が掛けた守護結界も打ち砕くほどに。しかし小松さんもリンちゃんも怯まず腕をつかむ力も緩めなかった。
《ホウ……オ前ラノ覚悟ハ本物ノヨウダナ》
「――そうだ。お前にはないモノだ」
《ン!?》
「「っ!」」
壁に空いた穴の中から聞こえた声に全員反応した。
「覚悟がないのは、やはりお前だけだったな。GTロボ!」
《トリコ……!》
「トリコさ――んっ!!」
「トリコ!!」
精一杯ながらもうっすらと目を開けると、肉の壁をつかんで穴から姿を現したのは――全ての傷が治って輝きを放つトリコだった。
今の彼なら安心だ。まだ体のダメージが大きかったため、私は再び意識を失った……。
「圧覚超過を解除しろ。打撃の信号を全て生身の体に通すんだ。いいか……それが覚悟だ!」
《…………》
……GTロボは瑞貴をそっと地に下ろして小松と瑞貴の包丁を置き、トリコの元へと歩いて行く。その間にリンは瑞貴を抱え、小松は二つの包丁を拾った。
「トリコさん……」
「トリコ……」
《コイツ、マサカ……! 細胞ガ進化シテイル……宝石の肉(ジュエルミート)ヲ食ベノタカ。面白イ……!》
GTロボはトリコの進化した姿を見て、ジョージョーに圧覚超過を解除するように指示を出した。
「名を、聞いておこう」
《私ハ、スタージュン》
「スタージュン……」
トリコが初めて聞いた黒いGTロボの操縦者の名前。同時にGTロボの目のふちが赤く光った。
《圧覚超過ハ解除シタ。コレデ物理的ナ攻撃ハ100パーセント私ニ伝ワル》
「その余裕は、お前の戦闘力が軽くGTロボを凌駕している証……」
《圧覚超過ハナイホウガイイ。パワーアップシタオ前ノ実力ガ、ヨリ正確ニ計レルカラナ》
「そうかい。なら――くれぐれも後悔しないようにな!」
トリコの筋肉が膨れ上がると同時に、周りから強風が吹き荒れた。リンも小松も、トリコが出てきた穴から合流したティナもクルッポーも、飛ばされないようにするのが精一杯だった。
《ミキサーパンチ!!》
GTロボのミキサーパンチがトリコの腹に食い込む。しかし、自分でやったわけでもないのに腕の動きが止まった。