美食神の超食宝(スペシャルメニュー)
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「この世の全ての食材に感謝を込めて」
「「「「「いただきます!!」」」」」
「あむっ、モグモグ……うめー! このこんがりと焼けた肉の香ばしさ! 肉や野菜、島の幸がいっぱいだー!」
「コラーゲンホタテ、美容に良(イ)! うまー!」
トリコとサニーは今焼いた巨大なバーベキューに直接かじりついている。美容にいいコラーゲンホタテ、私もあとで食べようっと!
「こちらに切り分けたモノもありますよー!」
「全麺の焼きそば、ハート米の縁むすびもあるからねー!」
「この焼きそばのこってりソースとモチモチの麺! おいし~!」
〈クルッポー!〉
バーベキューを小さく切り分けた奴(もちろん串付き)の他に、小松さんと私と節乃さんが作った料理も並べてある。ティナさんにも好評だし、クルッポーもおいしそうにコーンを食べてくれる。
「いろーんな味が楽しめるしー!」
「素材も素晴らしいけど、味付けもいいね」
「ホント来てよかったー!」
リンちゃんとココさんが絶妙に味付けしてくれたし、トムさんの操縦のおかげでここに来ることができたから、どんどん食べてほしいな。
「相変わらず絶品のコーラだぜ!」
「これがまたバーベキューとよく合う!」
「って、チョーシに乗って飲んでんじゃねぇ!」
「うわ~!」
ジョッキに淹れたメロウコーラに満足するゼブラと鉄平。でも遺恨が強いからゼブラは鉄平に言葉で噛みついている。ここには与作さんどころか一龍会長もいるから、またボコボコにされるよ?
「こうして食えるのも、俺が遺跡のレシピを発見したからだな。みんな、感謝して食え! フハハハハッ!」
「本当にありがとうございます。――ゾンゲさん!」
「何回言ったらわかるんだ! 俺はゾンゲじゃねぇ!」
「ん?」
「えっ?」
「ん? じゃあ私はだーれ?」
せっかく小松さんがマトモに名前で呼んでくれたのに、いつものクセで否定しちゃったんだろうな。白川と坂巻がキョトンとしちゃっているし、もったいない。
「さあ」
「あむっ…んっ…ゴクンッ。心が……満たされる……! うまい……!」
「フフッ。まだ、たくさんあるからのぅ」
あやめさんが差し出したバーベキューを受け取り、ギリムさんはとても満足そうに食べている。それを見てあやめさんも嬉しそうだし、微笑まし過ぎるんだけど!
「フッフッフッフッフッ」
「よかったよかった、ウィ~」
私と同じように二人を見て、節乃さんも次郎さんも一龍会長も微笑ましそうに見ていた。若干ニヤニヤしている気もするけど。
「言ってた通りですね!」
「ん?」
「『みんなで食べるとおいしい』、アカシアの言葉通りだよ」
小松さんとトリコと私は周りを見渡すと、みんな笑顔で楽しそうにそしておいしそうに食べている。人間もパートナーアニマルも関係なく、仲間で食べる食事は本当に心まで満たしてくれるんだ!
「ああ。そうだな」
「ほら、小松さんも食べて食べて」
「ああっ、はい! いただきます!」
料理人だからといえど、やっぱり小松さんもアカシアのスペシャルメニューを食べてもらわないとね!
「小松くーん! ちょっといいかしらー?」
「あっ、はーい! すぐ行きます!」
「お前もほら、食え!」
「うん! ありがとう!」
ヒョイッ。
「えっ?」
トリコが差し出したのはハート米の縁むすび……なんだけど、何故に受け取ろうと手を伸ばしたら遠ざける!?
「くれるんじゃないの!?」
「そうじゃなくて、そのまま食えってことだ」
「なっ!?」
トリコの思わぬ言葉に真っ赤になった私。近くであやめさんがギリムさんに縁むすびを食べさせてあげているけど、あの逆バージョンをやれと!?
まだまだ縁むすびはたくさんあるし、隣にいた小松さんはティナさんに呼ばれてどこかに行っちゃったし、リンちゃんはみんなと笑い合っているし……誰も見ていないよね?
「あ~……俺の手からじゃ食えねぇか?」
「……食べる」
パクッ。
「えっ」
……からかい過ぎたかと思って苦笑するトリコは今度こそ差し出そうとしたが、意を決した瑞貴が自分の手から縁むすびを食べてくれたので意表を突かれて驚いた。
「おいしい! って、なんであんたが固まってんの」
「いや、だってさ、マジで食うと思わなかったから」
「ト、トリコが食えって言ったんじゃん!」
「「…………」」
赤くなった頬を掻くトリコ。私も自分の行動が恥ずかしくなってトリコから縁むすびを引ったくって残りを食べていく。何このこっ恥ずかしい空気! 気まずいんだけど!
「ほら、どんどん食べて!」
「ムグッ!?」
空気に耐えきれなくなった私は、トリコの口にバーベキュー串を突っ込んだ。先端はコラーゲンホタテだし、喉にそんなにダメージはないはず。
「瑞貴ちゃんもこっちにおいで」
「届かない位置なら、俺(レ)が取ってあげるし」
「おい瑞貴! メロウコーラは俺のフルコースなんだ、心して飲め!」
「うん! 食べる! 飲む!」
「プハッ! あっ、おい!」
ココさんとサニーとゼブラに呼ばれ私はすぐさまそっちに向かった。うしろで串を口から出したトリコが呼び止めているけど今は顔合わせ辛い!
(ちっとは、脈あんのか?)
……耳まで赤くしている瑞貴を見て、トリコはもしかしてという気持ちに襲われた。
☆☆☆☆☆
全ての食事が終わった頃にはもう夕方になった。本当に最初から最後まで笑顔に包まれて楽しい時間だったなぁ。……ちょっと恥ずかしいことがあったのは置いといて。
「一龍、俺はここであやめと共にビオトープを守っていこうと思う。いいか?」
「もちろんだ」
「ありがとう。みんなのおかげじゃ」
「本当によかったのぅ」
「節乃、いつでも遊びに来ておくれ」
「ああ。またうまいバーベキュー、食べよう」
一龍会長と節乃さんに別れを告げたギリムさんとあやめさんは、次に私たちの前にやってきた。
「トリコくん、小松くん、瑞貴くん、ありがとう」
「ありがとう」
「こちらこそ、ありがとうございました」
「私たちもスゴく楽しかったです」
このビオトープで起こった出来事は、大変なこともあったけどとても楽しかった。今後の旅の糧になるようにしないとね。
〈ニャ~!〉
〈ワウッ!〉
〈クウッ!〉
ポッチーもテリーもフィルもすっかり仲良しになったね。今度はサンもウォーも連れて行けるといいな。
ジェットヘリを操縦するトムさん以外の私たちはリムジンクラゲに乗って、窓からどんどん遠ざかるあやめさんとギリムさんとポッチーに向かって見えなくなるまで手を振る。
そして旧第1ビオトープ全体が見える頃、私とトリコと小松さんは両手を合わせて目を閉じる。
「「「ごちそうさまでした」」」
あやめさんが守ってくれた旧第1ビオトープの自然と、アカシアが残してくれたレシピと、今回の出来事に感謝を込めて私たちはそう挨拶した。
……誰かが言った――大切な仲間と食べるアカシアのまかない飯があると。太陽の力を持つ甘美な食材、コロナサンフラワーがあると。そして人と人とを結びつける不思議な力を持つ、インフィニ・ビーがいると。
世はグルメ時代――未知なる味を求めて探求する時代。
「「「「「いただきます!!」」」」」
「あむっ、モグモグ……うめー! このこんがりと焼けた肉の香ばしさ! 肉や野菜、島の幸がいっぱいだー!」
「コラーゲンホタテ、美容に良(イ)! うまー!」
トリコとサニーは今焼いた巨大なバーベキューに直接かじりついている。美容にいいコラーゲンホタテ、私もあとで食べようっと!
「こちらに切り分けたモノもありますよー!」
「全麺の焼きそば、ハート米の縁むすびもあるからねー!」
「この焼きそばのこってりソースとモチモチの麺! おいし~!」
〈クルッポー!〉
バーベキューを小さく切り分けた奴(もちろん串付き)の他に、小松さんと私と節乃さんが作った料理も並べてある。ティナさんにも好評だし、クルッポーもおいしそうにコーンを食べてくれる。
「いろーんな味が楽しめるしー!」
「素材も素晴らしいけど、味付けもいいね」
「ホント来てよかったー!」
リンちゃんとココさんが絶妙に味付けしてくれたし、トムさんの操縦のおかげでここに来ることができたから、どんどん食べてほしいな。
「相変わらず絶品のコーラだぜ!」
「これがまたバーベキューとよく合う!」
「って、チョーシに乗って飲んでんじゃねぇ!」
「うわ~!」
ジョッキに淹れたメロウコーラに満足するゼブラと鉄平。でも遺恨が強いからゼブラは鉄平に言葉で噛みついている。ここには与作さんどころか一龍会長もいるから、またボコボコにされるよ?
「こうして食えるのも、俺が遺跡のレシピを発見したからだな。みんな、感謝して食え! フハハハハッ!」
「本当にありがとうございます。――ゾンゲさん!」
「何回言ったらわかるんだ! 俺はゾンゲじゃねぇ!」
「ん?」
「えっ?」
「ん? じゃあ私はだーれ?」
せっかく小松さんがマトモに名前で呼んでくれたのに、いつものクセで否定しちゃったんだろうな。白川と坂巻がキョトンとしちゃっているし、もったいない。
「さあ」
「あむっ…んっ…ゴクンッ。心が……満たされる……! うまい……!」
「フフッ。まだ、たくさんあるからのぅ」
あやめさんが差し出したバーベキューを受け取り、ギリムさんはとても満足そうに食べている。それを見てあやめさんも嬉しそうだし、微笑まし過ぎるんだけど!
「フッフッフッフッフッ」
「よかったよかった、ウィ~」
私と同じように二人を見て、節乃さんも次郎さんも一龍会長も微笑ましそうに見ていた。若干ニヤニヤしている気もするけど。
「言ってた通りですね!」
「ん?」
「『みんなで食べるとおいしい』、アカシアの言葉通りだよ」
小松さんとトリコと私は周りを見渡すと、みんな笑顔で楽しそうにそしておいしそうに食べている。人間もパートナーアニマルも関係なく、仲間で食べる食事は本当に心まで満たしてくれるんだ!
「ああ。そうだな」
「ほら、小松さんも食べて食べて」
「ああっ、はい! いただきます!」
料理人だからといえど、やっぱり小松さんもアカシアのスペシャルメニューを食べてもらわないとね!
「小松くーん! ちょっといいかしらー?」
「あっ、はーい! すぐ行きます!」
「お前もほら、食え!」
「うん! ありがとう!」
ヒョイッ。
「えっ?」
トリコが差し出したのはハート米の縁むすび……なんだけど、何故に受け取ろうと手を伸ばしたら遠ざける!?
「くれるんじゃないの!?」
「そうじゃなくて、そのまま食えってことだ」
「なっ!?」
トリコの思わぬ言葉に真っ赤になった私。近くであやめさんがギリムさんに縁むすびを食べさせてあげているけど、あの逆バージョンをやれと!?
まだまだ縁むすびはたくさんあるし、隣にいた小松さんはティナさんに呼ばれてどこかに行っちゃったし、リンちゃんはみんなと笑い合っているし……誰も見ていないよね?
「あ~……俺の手からじゃ食えねぇか?」
「……食べる」
パクッ。
「えっ」
……からかい過ぎたかと思って苦笑するトリコは今度こそ差し出そうとしたが、意を決した瑞貴が自分の手から縁むすびを食べてくれたので意表を突かれて驚いた。
「おいしい! って、なんであんたが固まってんの」
「いや、だってさ、マジで食うと思わなかったから」
「ト、トリコが食えって言ったんじゃん!」
「「…………」」
赤くなった頬を掻くトリコ。私も自分の行動が恥ずかしくなってトリコから縁むすびを引ったくって残りを食べていく。何このこっ恥ずかしい空気! 気まずいんだけど!
「ほら、どんどん食べて!」
「ムグッ!?」
空気に耐えきれなくなった私は、トリコの口にバーベキュー串を突っ込んだ。先端はコラーゲンホタテだし、喉にそんなにダメージはないはず。
「瑞貴ちゃんもこっちにおいで」
「届かない位置なら、俺(レ)が取ってあげるし」
「おい瑞貴! メロウコーラは俺のフルコースなんだ、心して飲め!」
「うん! 食べる! 飲む!」
「プハッ! あっ、おい!」
ココさんとサニーとゼブラに呼ばれ私はすぐさまそっちに向かった。うしろで串を口から出したトリコが呼び止めているけど今は顔合わせ辛い!
(ちっとは、脈あんのか?)
……耳まで赤くしている瑞貴を見て、トリコはもしかしてという気持ちに襲われた。
☆☆☆☆☆
全ての食事が終わった頃にはもう夕方になった。本当に最初から最後まで笑顔に包まれて楽しい時間だったなぁ。……ちょっと恥ずかしいことがあったのは置いといて。
「一龍、俺はここであやめと共にビオトープを守っていこうと思う。いいか?」
「もちろんだ」
「ありがとう。みんなのおかげじゃ」
「本当によかったのぅ」
「節乃、いつでも遊びに来ておくれ」
「ああ。またうまいバーベキュー、食べよう」
一龍会長と節乃さんに別れを告げたギリムさんとあやめさんは、次に私たちの前にやってきた。
「トリコくん、小松くん、瑞貴くん、ありがとう」
「ありがとう」
「こちらこそ、ありがとうございました」
「私たちもスゴく楽しかったです」
このビオトープで起こった出来事は、大変なこともあったけどとても楽しかった。今後の旅の糧になるようにしないとね。
〈ニャ~!〉
〈ワウッ!〉
〈クウッ!〉
ポッチーもテリーもフィルもすっかり仲良しになったね。今度はサンもウォーも連れて行けるといいな。
ジェットヘリを操縦するトムさん以外の私たちはリムジンクラゲに乗って、窓からどんどん遠ざかるあやめさんとギリムさんとポッチーに向かって見えなくなるまで手を振る。
そして旧第1ビオトープ全体が見える頃、私とトリコと小松さんは両手を合わせて目を閉じる。
「「「ごちそうさまでした」」」
あやめさんが守ってくれた旧第1ビオトープの自然と、アカシアが残してくれたレシピと、今回の出来事に感謝を込めて私たちはそう挨拶した。
……誰かが言った――大切な仲間と食べるアカシアのまかない飯があると。太陽の力を持つ甘美な食材、コロナサンフラワーがあると。そして人と人とを結びつける不思議な力を持つ、インフィニ・ビーがいると。
世はグルメ時代――未知なる味を求めて探求する時代。
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