美食神の超食宝(スペシャルメニュー)
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「ちょっと! ヘヘヘ、ヘックション!」
「「「「わぁ~~っ!!」」」」
……しかしティナもまたコロナサンフラワーの綿毛でクシャミをし、四人は共にリムジンクラゲから落ちて行った。ちなみにクルッポーは普通に飛んでティナのあとを追う。
「ティナさん!?」
「ホッケさんも!?」
「俺はゾンゲだー!」
叫び声でティナさんとゾンゲたちが落ちて来たので小松さんと一緒に驚いていたら、かなり距離があるのにゾンゲが相変わらず訂正する。幸いゾンゲたち三人は高台の大きな木に落ち、ティナさんは膨らんだクルッポーがクッションになった。なんであの人たちがここにいるんだろう?
「で、トリコ。アカシアのメニューはどうした、おい」
「ああ、そうだ! アカシアのメニュー……食材はどこにあるんだ?」
「この、ビオトープにあるのは確かだが、実は詳しくはわからんのだ……」
ゼブラに言われてハッとしたトリコがあやめさんに訊くけど、あやめさんもよく知らないみたい。エンドロスが違うってことは確かだし、コロナサンフラワーはあやめさんが育てた奴だからな……。
「なんだありゃあ!? おい、早く帰ったほうがいい!」
「「「えっ?」」」
「あちこちに落書きがしてある! 落書きだらけだ! ここは治安が悪いに違いない! 危険だー! 撤収だー!」
「何根拠のないこと言ってるんですか……」
ゾンゲの叫びと坂巻の呆れた声がこっちに聞こえて、なんのこっちゃと小松さんとトリコと私はキョトンとする。
「落書き?」
「あ?」
「あちこちに……」
「「って、もしかして!」」
私と小松さんは顔を見合わせて声を上げた。グルメピラミッドにもレシピが石碑に記してあったし、ゾンゲの言う『落書き』が予想通りなら!
私たちは全員ゾンゲたちのいる高台へ移動し、私と小松さんは双眼鏡を取り出して(旅には必需品なため常に持ってる)ゾンゲの言う石柱の落書きを見る。
「やっぱり! トリコ、みんな、見つけたよ!」
「あれは!?」
「アカシアのスペシャルメニューのレシピですよ!」
「マジで!?」
「つーか瑞貴、松、読めるのか?」
「まあ、なんとか……」
「雰囲気でわかる感じですが……」
リンちゃんとサニーに私たちはそう答えた。あのレシピは私も小松さんもまだ全て読めるわけじゃないけど、だいたいは解読できたからこれもかろうじて読める。
「で、なんて書いてあるんだ?」
「『汝、互いを思い食すべし。大切な仲間と好きな食材で和気藹々と食べる。それこそがスペシャルメニュー』……たぶん、そう書いてあります」
「お互いを思いやり、仲間で?」
「あと、『好きなモノを集めて一緒に焼く』……これって! トリコがスウィーツランドで言ってた!」
『丸ごと食べられるアトラクション、最高~!』
スウィーツランドが全てお菓子で食べれるように、この島もまたいろんな食材があるから言わば『丸ごと』食べられる!
「丸ごと食べるんです! 島全体が食材なんです!」
「好きな食材を集めてみんなで食べるのが、スペシャルメニューなんだよ!」
「スゲーな、おい!」
「そしてこの島には食材を調理する遺跡が――」
ガシャンッ!
「「「「「わあああっ!」」」」」
ゴゴゴゴゴ――……!!
小松さんと私が遺跡の謎を解き明かしトリコたちに告げた瞬間、何かが割れる音と同時に地震が起きた。
ポオオオッ――……!!
「「「「「おおっ!」」」」」
六つの石柱それぞれから光が放たれて、私たちの頭上で繋がっていく。外側が六角形で中は縦横無尽に網目模様になって、線の上から小さな火が次々と灯って一気に赤く光るように見える。
「これが、ニトロが作ったと言われる遺跡の正体か!」
「これって、バーベキューコンロ!?」
「――アカシア先生のスペシャルメニューの謎を解きおった!」
「――やりおるのぉ~ヒック」
「――あやめちゃーん!」
「会長(オヤジ)たち、来てたのかよ!?」
トリコと私が声を上げていたら、空から声が聞こえてきた。見れば何故か怪我しているリムジンクラゲに一龍会長と次郎さんと節乃さんが乗ってやって来た! ティナさんたちはリムジンクラゲから落ちたんだ。
全員コンロから離れた場所に移動し、一龍会長たちを迎える。聞けば節乃さんとあやめさんは一緒に修業したこともある料理人仲間だったようで、二人は嬉しそうに互いへ駆け寄った。
「節乃!」
「無事でよかったじょ!」
「今、感動の再会です! 私、涙で何も見えません!」
二人の再会をティナさんがカメラで撮っているけど、感動のあまり涙を流してカメラが傾いていた。またスクープ逃してない?
着替えたギリムさんの元へ、一龍会長と次郎さんが歩み寄る。ギリムさんも一龍会長たちと知り合いだったんだ。
「久しぶりだな」
「迷惑をかけた……すまん……」
「なーに、ちょっとばかし運動したんで腹が減ったわ」
「ウィ~」
運動って何やったんだろう? てか、そばで与作さんと鉄平が「修業が足りんわー!」や「勘弁してよ、師匠ー!」と言いながら追いかけっこしている。
「それにしても、アカシア先生の『まかない飯』の謎を解くとは、大したモンじゃ」
「まかない飯?」
「店で料理人に出される食事のこと?」
「ウム。フルコースに乗らない、仲間と肩肘張らずに食べる料理じゃ」
一龍会長がそう言ったあと、トリコとリンちゃんの疑問に節乃さんも普通に答えている。――待てよ?
「一龍会長たちはスペシャルメニューの正体を最初から知っていたんですか?」
「まあの。わしらもかつて、その秘密を解こうと思ったのだが、ムリじゃった」
「会長(オヤジ)、俺らにそれを見つけさせるために?」
「てっぺに依頼させたってわけか」
「なんだと~!?」
「エンドロスは誤算だったがな、フッフフフッ!」
「ったく~……」
鉄平がトリコとココさんとサニーに依頼し、ゼブラが途中参戦するのも絶対計算の内だな、これは。なんかいいように使われた気分だよ……。
「やるのぉ、トリコくん!」
「小松くんも瑞貴ちゃんも!」
「え~!? 俺だろ、俺!」
次郎さんと節乃さんにも褒められちゃトリコと同じく苦笑するしかないね。それにゾンゲのおかげで石柱の文字に早く気づいたんだから否定はしない。
「よーし! アカシアのまかない飯、作って食おうじゃねぇか!」
「「「「「オー!」」」」」
私たちは大賛成というようにトリコに続き、拳を高らかに上げた。
――それから私たちは食材あちこちから集めて来た。ここに集まっているのは美食屋四天王、アカシアの弟子、美食屋に負けず劣らない再生屋や料理人もそろっているわけで……。
「どんだけ食材集めたんですかー!? 虹色にんじん、スカーレットペッパー、挽き肉ロックに宝石の肉(ジュエルミート)、オゾンキャベツにビッグスウィーツタウン! まだまだ他にもー!?」
「まあこうなるよね……」
「好きなモノを入れるのが、アカシア様のまかない飯じゃなからのぅ」
コック服に着替えた小松さんの前に集められたのは、文字通り山となって詰まれた食材だ。ちょっと前までは捕獲が困難だった宝石の肉(ジュエルミート)もこんなに早く捕獲できるようになるなんてね。
「よし、いくぜ! 自作自演・5倍フライ返し!!」
サニーが自らの力で空中に食材を飛ばす。
「食材乱舞!!」
私が風を使って宙に浮いた食材を約五種類ずつ縦に並べる。
「拡散型・串パンチ!!」
トリコがひき肉ロックを右手で投げたあと左手を振るって串を飛ばし、私が並べた食材の中心に一直線に刺す。そして重力に従って空中コンロに落ちていった。
「ココさーん! リンさーん! お願いしまーす!」
「ソルトペッパースモーク!!」
「バーベキュードレッシング!!」
小松さんの合図で、修理の終えたトムさんが操縦するマッハヘリに乗ったリンちゃんとココさんが、空中コンロの上から塩胡椒とドレッシングをかけてくれた。
「コーラもらってきたぜ!」
「サラマンダースフィンクス!?」
ゼブラがいつの間にかこの旧第1ビオトープに生息するサラマンダースフィンクスから、メロウコーラを捕って来てくれた。グルメピラミッドの経験でもうコーラの採り方を覚えたの!?
「よっしゃ! 完成だー!」
「「「「「おお~~っ!!」」」」」
巨大な葉を何枚も皿代わりに並べ、その上にコンロでちょうどよく焼けた食材たちを乗せる。とってもいい匂い!
「「「「わぁ~~っ!!」」」」
……しかしティナもまたコロナサンフラワーの綿毛でクシャミをし、四人は共にリムジンクラゲから落ちて行った。ちなみにクルッポーは普通に飛んでティナのあとを追う。
「ティナさん!?」
「ホッケさんも!?」
「俺はゾンゲだー!」
叫び声でティナさんとゾンゲたちが落ちて来たので小松さんと一緒に驚いていたら、かなり距離があるのにゾンゲが相変わらず訂正する。幸いゾンゲたち三人は高台の大きな木に落ち、ティナさんは膨らんだクルッポーがクッションになった。なんであの人たちがここにいるんだろう?
「で、トリコ。アカシアのメニューはどうした、おい」
「ああ、そうだ! アカシアのメニュー……食材はどこにあるんだ?」
「この、ビオトープにあるのは確かだが、実は詳しくはわからんのだ……」
ゼブラに言われてハッとしたトリコがあやめさんに訊くけど、あやめさんもよく知らないみたい。エンドロスが違うってことは確かだし、コロナサンフラワーはあやめさんが育てた奴だからな……。
「なんだありゃあ!? おい、早く帰ったほうがいい!」
「「「えっ?」」」
「あちこちに落書きがしてある! 落書きだらけだ! ここは治安が悪いに違いない! 危険だー! 撤収だー!」
「何根拠のないこと言ってるんですか……」
ゾンゲの叫びと坂巻の呆れた声がこっちに聞こえて、なんのこっちゃと小松さんとトリコと私はキョトンとする。
「落書き?」
「あ?」
「あちこちに……」
「「って、もしかして!」」
私と小松さんは顔を見合わせて声を上げた。グルメピラミッドにもレシピが石碑に記してあったし、ゾンゲの言う『落書き』が予想通りなら!
私たちは全員ゾンゲたちのいる高台へ移動し、私と小松さんは双眼鏡を取り出して(旅には必需品なため常に持ってる)ゾンゲの言う石柱の落書きを見る。
「やっぱり! トリコ、みんな、見つけたよ!」
「あれは!?」
「アカシアのスペシャルメニューのレシピですよ!」
「マジで!?」
「つーか瑞貴、松、読めるのか?」
「まあ、なんとか……」
「雰囲気でわかる感じですが……」
リンちゃんとサニーに私たちはそう答えた。あのレシピは私も小松さんもまだ全て読めるわけじゃないけど、だいたいは解読できたからこれもかろうじて読める。
「で、なんて書いてあるんだ?」
「『汝、互いを思い食すべし。大切な仲間と好きな食材で和気藹々と食べる。それこそがスペシャルメニュー』……たぶん、そう書いてあります」
「お互いを思いやり、仲間で?」
「あと、『好きなモノを集めて一緒に焼く』……これって! トリコがスウィーツランドで言ってた!」
『丸ごと食べられるアトラクション、最高~!』
スウィーツランドが全てお菓子で食べれるように、この島もまたいろんな食材があるから言わば『丸ごと』食べられる!
「丸ごと食べるんです! 島全体が食材なんです!」
「好きな食材を集めてみんなで食べるのが、スペシャルメニューなんだよ!」
「スゲーな、おい!」
「そしてこの島には食材を調理する遺跡が――」
ガシャンッ!
「「「「「わあああっ!」」」」」
ゴゴゴゴゴ――……!!
小松さんと私が遺跡の謎を解き明かしトリコたちに告げた瞬間、何かが割れる音と同時に地震が起きた。
ポオオオッ――……!!
「「「「「おおっ!」」」」」
六つの石柱それぞれから光が放たれて、私たちの頭上で繋がっていく。外側が六角形で中は縦横無尽に網目模様になって、線の上から小さな火が次々と灯って一気に赤く光るように見える。
「これが、ニトロが作ったと言われる遺跡の正体か!」
「これって、バーベキューコンロ!?」
「――アカシア先生のスペシャルメニューの謎を解きおった!」
「――やりおるのぉ~ヒック」
「――あやめちゃーん!」
「会長(オヤジ)たち、来てたのかよ!?」
トリコと私が声を上げていたら、空から声が聞こえてきた。見れば何故か怪我しているリムジンクラゲに一龍会長と次郎さんと節乃さんが乗ってやって来た! ティナさんたちはリムジンクラゲから落ちたんだ。
全員コンロから離れた場所に移動し、一龍会長たちを迎える。聞けば節乃さんとあやめさんは一緒に修業したこともある料理人仲間だったようで、二人は嬉しそうに互いへ駆け寄った。
「節乃!」
「無事でよかったじょ!」
「今、感動の再会です! 私、涙で何も見えません!」
二人の再会をティナさんがカメラで撮っているけど、感動のあまり涙を流してカメラが傾いていた。またスクープ逃してない?
着替えたギリムさんの元へ、一龍会長と次郎さんが歩み寄る。ギリムさんも一龍会長たちと知り合いだったんだ。
「久しぶりだな」
「迷惑をかけた……すまん……」
「なーに、ちょっとばかし運動したんで腹が減ったわ」
「ウィ~」
運動って何やったんだろう? てか、そばで与作さんと鉄平が「修業が足りんわー!」や「勘弁してよ、師匠ー!」と言いながら追いかけっこしている。
「それにしても、アカシア先生の『まかない飯』の謎を解くとは、大したモンじゃ」
「まかない飯?」
「店で料理人に出される食事のこと?」
「ウム。フルコースに乗らない、仲間と肩肘張らずに食べる料理じゃ」
一龍会長がそう言ったあと、トリコとリンちゃんの疑問に節乃さんも普通に答えている。――待てよ?
「一龍会長たちはスペシャルメニューの正体を最初から知っていたんですか?」
「まあの。わしらもかつて、その秘密を解こうと思ったのだが、ムリじゃった」
「会長(オヤジ)、俺らにそれを見つけさせるために?」
「てっぺに依頼させたってわけか」
「なんだと~!?」
「エンドロスは誤算だったがな、フッフフフッ!」
「ったく~……」
鉄平がトリコとココさんとサニーに依頼し、ゼブラが途中参戦するのも絶対計算の内だな、これは。なんかいいように使われた気分だよ……。
「やるのぉ、トリコくん!」
「小松くんも瑞貴ちゃんも!」
「え~!? 俺だろ、俺!」
次郎さんと節乃さんにも褒められちゃトリコと同じく苦笑するしかないね。それにゾンゲのおかげで石柱の文字に早く気づいたんだから否定はしない。
「よーし! アカシアのまかない飯、作って食おうじゃねぇか!」
「「「「「オー!」」」」」
私たちは大賛成というようにトリコに続き、拳を高らかに上げた。
――それから私たちは食材あちこちから集めて来た。ここに集まっているのは美食屋四天王、アカシアの弟子、美食屋に負けず劣らない再生屋や料理人もそろっているわけで……。
「どんだけ食材集めたんですかー!? 虹色にんじん、スカーレットペッパー、挽き肉ロックに宝石の肉(ジュエルミート)、オゾンキャベツにビッグスウィーツタウン! まだまだ他にもー!?」
「まあこうなるよね……」
「好きなモノを入れるのが、アカシア様のまかない飯じゃなからのぅ」
コック服に着替えた小松さんの前に集められたのは、文字通り山となって詰まれた食材だ。ちょっと前までは捕獲が困難だった宝石の肉(ジュエルミート)もこんなに早く捕獲できるようになるなんてね。
「よし、いくぜ! 自作自演・5倍フライ返し!!」
サニーが自らの力で空中に食材を飛ばす。
「食材乱舞!!」
私が風を使って宙に浮いた食材を約五種類ずつ縦に並べる。
「拡散型・串パンチ!!」
トリコがひき肉ロックを右手で投げたあと左手を振るって串を飛ばし、私が並べた食材の中心に一直線に刺す。そして重力に従って空中コンロに落ちていった。
「ココさーん! リンさーん! お願いしまーす!」
「ソルトペッパースモーク!!」
「バーベキュードレッシング!!」
小松さんの合図で、修理の終えたトムさんが操縦するマッハヘリに乗ったリンちゃんとココさんが、空中コンロの上から塩胡椒とドレッシングをかけてくれた。
「コーラもらってきたぜ!」
「サラマンダースフィンクス!?」
ゼブラがいつの間にかこの旧第1ビオトープに生息するサラマンダースフィンクスから、メロウコーラを捕って来てくれた。グルメピラミッドの経験でもうコーラの採り方を覚えたの!?
「よっしゃ! 完成だー!」
「「「「「おお~~っ!!」」」」」
巨大な葉を何枚も皿代わりに並べ、その上にコンロでちょうどよく焼けた食材たちを乗せる。とってもいい匂い!