美食神の超食宝(スペシャルメニュー)
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「ふんっ!」
「ぐっ!」
次にギリムがトリコに拳をくらわす。さっきのトリコの攻撃を受けたギリムのように、青い炎がトリコに打ち込まれた胸から背へと貫通するように現れた。
赤い炎と青い炎の力を纏わせ、お互いが次々と相手に攻撃をくらわす。どれもかなりの一撃なのに二人は倒れることはなかったけど、ギリムが連続でトリコに攻撃をし始めた!
「言ったはずだ! エンドロスを食った俺には敵わぬ! うおおおおっ!」
「ぐっ! ぐあああっ!」
アッパーをくらったトリコはニトロの石像の顔まで吹っ飛んだ。その衝撃を表すかのようにかなり崩れたけど、その瓦礫と爆風の中でトリコは立ち上がる。
「あやめは……スゲェ花を…蜜を育てたもんだ……」
「…………」
「あんたを想って育てたんだろう……。だから…ここまでおいしく……! 悪いが、俺の勝ちだ!」
「フッ」
何を寝ぼけたことをと言うように笑ったギリムは炎のオーラを解き放つ。だけどトリコは勝利の確信を揺るがない。
「あやめが育てた花……小松と瑞貴が命がけで守った花は……俺の胃袋を……――いや、心を満たしてくれた! うおおぉぉおおお!!」
「ぬおおぉぉおおお!! お前如きに負けるか――っ!!」
二つの炎のオーラが放たれた。トリコもギリムも……次の一撃で決めるつもりだ!
「コロナサンフラワーの力が湧き上がる!」
「おおおお……!」
「底ナシのエネルギーが燃焼! 燃え上がる! この世の全ての食材に感謝を込めて……いただきます!!」
炎のオーラは火柱となり、トリコもギリムも全身のエネルギーを右手に集めていった。
「バーナーフレイムフィスト!!」
「100連釘パンチ!!」
ドオオオオンッ!!
二つの拳がぶつかり合うとき凄まじいエネルギーが伝わってきた! ギリムからエンドロスが、トリコから赤鬼が現れ、それぞれのオーラの持ち主と同じようにつかみかかっているのが見える。
「おおぉぉおおお!!」
「お前のその炎より、俺たちのほうが……勝る!!」
ドッ!! ドドドドドッ――……!!
トリコの拳がギリムの拳の攻撃を打ち砕き、そのまま胸に撃たれるとギリムは内部から来る衝撃により空へ飛んでいく。その際に空に漂っていた暗雲も吹き飛ばし、最後には太陽を背にしていた。
「ごちそうさまでした」
ドオオォォオオンッ!!
トリコが目を閉じて両手を合わせ最後の言葉を告げると、同時にギリムが落下した。
「ギリム……」
あやめさんがギュッと枯れたコロナサンフラワーを握ると、少しずつ晴れた爆風の中で倒れている人を見つけた。ずいぶんと年老いているけど、あれがギリムの本来の姿……。
「ギリム! うっ…ううっ……」
涙目になりながらあやめさんはギリムの元へ駆けつけ、ギリムの頭の下に手を差し込んで持ち上げた。
「ギリム……! ギリム……! ギリム……ウウッ……なんて…バカなことを……! ああっ……!」
「「「「「…………」」」」」
「……っ」
「あっ……!」
あやめさんがギリムに顔を寄せて涙を流していると、ギリムの口が微かに動いた!
「なんか、食べるモンを! 早く!」
「助けて大丈夫か?」
「もう彼に、悪い電磁波は見えない。大丈夫だろう」
トリコに声をかけられても、さっきのバトルの後だから躊躇うサニー。でもココさんは平気だと告げた。かといって食べるモノなんて……。
「あっ!」
あやめさんは手に持っているコロナサンフラワーに気づき、花をギリムの口元に向けて力いっぱい絞り出す。トリコをあんなにパワーアップさせたコロナサンフラワーだ。あやめさんが一番想いながら育てた相手なんだから、ギリムにはもっと……!
ポチャン……。
――……ギリムの口に最後の一滴が入ったとき、初めてあやめとコロナサンフラワーを見つけたときの光景が浮かび上がった。
『この花は?』
『見つけた……今まで見たことのない花だろ?』
『美しい……!』
『これを二人のフルコースに』
『えっ?』
『オードブルにしないか?』
『これが、二人のオードブル……ここから、全ての料理が始まるのね!』
それからは時には猛獣に囲まれながらも二人で背を預けて戦い、時には自分が捕獲した食材をあやめがおいしく調理して食卓を囲み、時には満天の星空を丘の上で二人一緒に見上げた。
『行かなくては……危険な所だ。一人で行く他はない。待っていてくれ……お前のために世界一うまいモノを獲って、必ず帰って来るから』
『ギリムー!』
――……あやめが大切だからこそ、ギリムは危険に晒したくなくて一人で旅立った。そして追い求めるあまりいつしか忘れてしまった……本来の目的を、自分の帰りを待ち続ける大切な存在を。
「あやめ……」
「ギリム……!」
あやめさんの想いとコロナサンフラワーの効果によって生まれた奇跡なのか、ギリムが目を開けた!
「ずいぶんと時間が過ぎてしまったんだな……。すまなかったな……あやめ……」
「あっ……! っつ……ギリム…よかった……!」
「永い夢を見ていたようだ……久しぶりにうまいモノを食べた……」
「私が、大切に育てた花じゃ……。うまかろう……?」
「ああ……懐かしい味だ……。だがその命も…もう枯れてしまったな……」
「あっ!」
最後の蜜を出して枯れ果てたコロナサンフラワーの花びらがゆっくり開くと、中は綿毛の種を――新たな命を生み出していた。
「受粉していないのに、これはいったい……!?」
「あのとき、花の声が聞こえた気がして……!」
「だから私たち、それを守らなきゃって思ったんです」
きっとあの瞬間にインフィニ・ビーが受粉してくれたんだ……! そして花は絶滅の危機を感じたからこそ、私たちに守ってほしいと伝えていたのかもしれない。
「でかしたぞ、小松! 瑞貴!」
「ハハハッ!」
「痛い痛い痛い!」
「ああっ、ワリィ!
大手柄だと頭をグリグリと撫でるトリコだけど、私も一応ギリムの攻撃をくらったんだよ!? 重傷だから!
パアアァァアアア――!
太陽の光を受け、輝きながらコロナサンフラワーの綿毛は風と共に縦横無尽に飛んでいく。その光景はとても神々しく美穂れてしまうほどだ。
「美(ツク)しい……!」
「わかったよ……僕が見ていた、謎の死相の正体」
「ああ?」
「花は死んだ……でも種になり、新しい命を産む」
そうか、ココさんの言う死相はコロナサンフラワーの終わりと誕生を意味していたんだ。
舞い上がるコロナサンフラワーの綿毛の中、顔を見合わせて笑うギリムと……――ううん、ギリムさんとあやめさんは、ここにいる誰よりも感動して嬉しそうに見えた。
――……美食會が残したGTロボの大軍を全て撃退した一龍や節乃たちは、最初の一撃を受けた場所に絆創膏を貼ったリムジンクラゲに乗って再び旧第1ビオトープへと向かう。
「ちと、肩が凝ったの」
「あやめちゃんにお灸をしてもらおうかのぅ」
「ん~? ビオトープ、メチャクチャじゃねぇか。鉄平の奴、修業が足りねぇな」
与作は窓の外に見える旧第1ビオトープの天井が粉々になっている様子を見て弟子の不甲斐無さに呆れた。
するとその天井からコロナサンフラワーの綿毛が風に乗って飛んでいく。
「これは!」
「コロナサンフラワーの種か?」
「てんこ盛りステキじゃない!」
〈クルッポー!〉
「そうか? ――ヘェックション!」
「「ゾンゲ様!」」
その光景に感動するティナとクルッポーに対し、ゾンゲは興味なさげだったが、運悪くコロナサンフラワーの綿毛が鼻の中に入ったので盛大にクシャミをする。しかも運悪く窓際にいたためクシャミの反動で窓の外に身を投げてしまい、子分の二人は慌ててゾンゲの両足をそれぞれつかむ。
「わわわっ! わっ! 落ちる~!」
「ちょっと! 暴れないでくださいよー!」
だが二人では引き上げることができず、ゾンゲ、白川、坂巻の順で外に放り出されたものの、それぞれの足や腕をつかんで一直線になり、最後にティナが窓から懸命に室内から坂巻の腕をつかむ。
「ぐっ!」
次にギリムがトリコに拳をくらわす。さっきのトリコの攻撃を受けたギリムのように、青い炎がトリコに打ち込まれた胸から背へと貫通するように現れた。
赤い炎と青い炎の力を纏わせ、お互いが次々と相手に攻撃をくらわす。どれもかなりの一撃なのに二人は倒れることはなかったけど、ギリムが連続でトリコに攻撃をし始めた!
「言ったはずだ! エンドロスを食った俺には敵わぬ! うおおおおっ!」
「ぐっ! ぐあああっ!」
アッパーをくらったトリコはニトロの石像の顔まで吹っ飛んだ。その衝撃を表すかのようにかなり崩れたけど、その瓦礫と爆風の中でトリコは立ち上がる。
「あやめは……スゲェ花を…蜜を育てたもんだ……」
「…………」
「あんたを想って育てたんだろう……。だから…ここまでおいしく……! 悪いが、俺の勝ちだ!」
「フッ」
何を寝ぼけたことをと言うように笑ったギリムは炎のオーラを解き放つ。だけどトリコは勝利の確信を揺るがない。
「あやめが育てた花……小松と瑞貴が命がけで守った花は……俺の胃袋を……――いや、心を満たしてくれた! うおおぉぉおおお!!」
「ぬおおぉぉおおお!! お前如きに負けるか――っ!!」
二つの炎のオーラが放たれた。トリコもギリムも……次の一撃で決めるつもりだ!
「コロナサンフラワーの力が湧き上がる!」
「おおおお……!」
「底ナシのエネルギーが燃焼! 燃え上がる! この世の全ての食材に感謝を込めて……いただきます!!」
炎のオーラは火柱となり、トリコもギリムも全身のエネルギーを右手に集めていった。
「バーナーフレイムフィスト!!」
「100連釘パンチ!!」
ドオオオオンッ!!
二つの拳がぶつかり合うとき凄まじいエネルギーが伝わってきた! ギリムからエンドロスが、トリコから赤鬼が現れ、それぞれのオーラの持ち主と同じようにつかみかかっているのが見える。
「おおぉぉおおお!!」
「お前のその炎より、俺たちのほうが……勝る!!」
ドッ!! ドドドドドッ――……!!
トリコの拳がギリムの拳の攻撃を打ち砕き、そのまま胸に撃たれるとギリムは内部から来る衝撃により空へ飛んでいく。その際に空に漂っていた暗雲も吹き飛ばし、最後には太陽を背にしていた。
「ごちそうさまでした」
ドオオォォオオンッ!!
トリコが目を閉じて両手を合わせ最後の言葉を告げると、同時にギリムが落下した。
「ギリム……」
あやめさんがギュッと枯れたコロナサンフラワーを握ると、少しずつ晴れた爆風の中で倒れている人を見つけた。ずいぶんと年老いているけど、あれがギリムの本来の姿……。
「ギリム! うっ…ううっ……」
涙目になりながらあやめさんはギリムの元へ駆けつけ、ギリムの頭の下に手を差し込んで持ち上げた。
「ギリム……! ギリム……! ギリム……ウウッ……なんて…バカなことを……! ああっ……!」
「「「「「…………」」」」」
「……っ」
「あっ……!」
あやめさんがギリムに顔を寄せて涙を流していると、ギリムの口が微かに動いた!
「なんか、食べるモンを! 早く!」
「助けて大丈夫か?」
「もう彼に、悪い電磁波は見えない。大丈夫だろう」
トリコに声をかけられても、さっきのバトルの後だから躊躇うサニー。でもココさんは平気だと告げた。かといって食べるモノなんて……。
「あっ!」
あやめさんは手に持っているコロナサンフラワーに気づき、花をギリムの口元に向けて力いっぱい絞り出す。トリコをあんなにパワーアップさせたコロナサンフラワーだ。あやめさんが一番想いながら育てた相手なんだから、ギリムにはもっと……!
ポチャン……。
――……ギリムの口に最後の一滴が入ったとき、初めてあやめとコロナサンフラワーを見つけたときの光景が浮かび上がった。
『この花は?』
『見つけた……今まで見たことのない花だろ?』
『美しい……!』
『これを二人のフルコースに』
『えっ?』
『オードブルにしないか?』
『これが、二人のオードブル……ここから、全ての料理が始まるのね!』
それからは時には猛獣に囲まれながらも二人で背を預けて戦い、時には自分が捕獲した食材をあやめがおいしく調理して食卓を囲み、時には満天の星空を丘の上で二人一緒に見上げた。
『行かなくては……危険な所だ。一人で行く他はない。待っていてくれ……お前のために世界一うまいモノを獲って、必ず帰って来るから』
『ギリムー!』
――……あやめが大切だからこそ、ギリムは危険に晒したくなくて一人で旅立った。そして追い求めるあまりいつしか忘れてしまった……本来の目的を、自分の帰りを待ち続ける大切な存在を。
「あやめ……」
「ギリム……!」
あやめさんの想いとコロナサンフラワーの効果によって生まれた奇跡なのか、ギリムが目を開けた!
「ずいぶんと時間が過ぎてしまったんだな……。すまなかったな……あやめ……」
「あっ……! っつ……ギリム…よかった……!」
「永い夢を見ていたようだ……久しぶりにうまいモノを食べた……」
「私が、大切に育てた花じゃ……。うまかろう……?」
「ああ……懐かしい味だ……。だがその命も…もう枯れてしまったな……」
「あっ!」
最後の蜜を出して枯れ果てたコロナサンフラワーの花びらがゆっくり開くと、中は綿毛の種を――新たな命を生み出していた。
「受粉していないのに、これはいったい……!?」
「あのとき、花の声が聞こえた気がして……!」
「だから私たち、それを守らなきゃって思ったんです」
きっとあの瞬間にインフィニ・ビーが受粉してくれたんだ……! そして花は絶滅の危機を感じたからこそ、私たちに守ってほしいと伝えていたのかもしれない。
「でかしたぞ、小松! 瑞貴!」
「ハハハッ!」
「痛い痛い痛い!」
「ああっ、ワリィ!
大手柄だと頭をグリグリと撫でるトリコだけど、私も一応ギリムの攻撃をくらったんだよ!? 重傷だから!
パアアァァアアア――!
太陽の光を受け、輝きながらコロナサンフラワーの綿毛は風と共に縦横無尽に飛んでいく。その光景はとても神々しく美穂れてしまうほどだ。
「美(ツク)しい……!」
「わかったよ……僕が見ていた、謎の死相の正体」
「ああ?」
「花は死んだ……でも種になり、新しい命を産む」
そうか、ココさんの言う死相はコロナサンフラワーの終わりと誕生を意味していたんだ。
舞い上がるコロナサンフラワーの綿毛の中、顔を見合わせて笑うギリムと……――ううん、ギリムさんとあやめさんは、ここにいる誰よりも感動して嬉しそうに見えた。
――……美食會が残したGTロボの大軍を全て撃退した一龍や節乃たちは、最初の一撃を受けた場所に絆創膏を貼ったリムジンクラゲに乗って再び旧第1ビオトープへと向かう。
「ちと、肩が凝ったの」
「あやめちゃんにお灸をしてもらおうかのぅ」
「ん~? ビオトープ、メチャクチャじゃねぇか。鉄平の奴、修業が足りねぇな」
与作は窓の外に見える旧第1ビオトープの天井が粉々になっている様子を見て弟子の不甲斐無さに呆れた。
するとその天井からコロナサンフラワーの綿毛が風に乗って飛んでいく。
「これは!」
「コロナサンフラワーの種か?」
「てんこ盛りステキじゃない!」
〈クルッポー!〉
「そうか? ――ヘェックション!」
「「ゾンゲ様!」」
その光景に感動するティナとクルッポーに対し、ゾンゲは興味なさげだったが、運悪くコロナサンフラワーの綿毛が鼻の中に入ったので盛大にクシャミをする。しかも運悪く窓際にいたためクシャミの反動で窓の外に身を投げてしまい、子分の二人は慌ててゾンゲの両足をそれぞれつかむ。
「わわわっ! わっ! 落ちる~!」
「ちょっと! 暴れないでくださいよー!」
だが二人では引き上げることができず、ゾンゲ、白川、坂巻の順で外に放り出されたものの、それぞれの足や腕をつかんで一直線になり、最後にティナが窓から懸命に室内から坂巻の腕をつかむ。