美食神の超食宝(スペシャルメニュー)
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「ムリだ……この俺に勝つなど」
「「おおぉぉおおお!!」」
ドッ!!
「がああっ……!」
「うぐうっ……!」
……今度はトリコと瑞貴が同時に飛び出してギリムに襲いかかるが、ギリムは拳をクロスして二人を吹っ飛ばした。
「トリコさーん! 瑞貴さーん!」
「エンドルフィンスモーク!! トリコ! 瑞貴!」
シュンッ! ドオンッ!!
「きゃあっ!」
「「リン/ちゃん!」」
エンドルフィンスモークで炎を消したリンが二人に駆け寄ろうとしたが、目の前にギリムが一瞬で現れてリンを爆風で吹き飛ばした。先ほどのスモークで炎が消えたので瑞貴とトリコは上半身を少し起こして声を上げた。
〈ワウッ!〉
シュンッ!
〈〈〈ワオオオッ/グウウウッ/ギニャアアッ!!〉〉〉
ドオオオンッ!!
……飛び出したテリーが噛みつくのをギリムは瞬間移動でよけ、テリーとフィルとポッチーが空中で回転して襲いかかろうとするが、大きな火炎放射で吹っ飛ばした。
「許せねぇ……!」
「トリコ……!」
私より先に立ち上がったトリコが、グルメ細胞のオーラを放って赤鬼を出現させた。合体技でかなりエネルギーを使ったから、あれは諸刃の剣とも呼べる自食作用(オートファジー)を使ったんだ!
「自食作用(オートファジー)発動か。食い物の恨みとは恐ろしいな」
「みんなに手ぇ出してんじゃねぇぞ! 誰一人、欠けちゃなんねぇんだよ!」
「ん?」
「決めてんだよ。アカシアのスペシャルメニュー……みんなで食おうってな!」
「飢え過ぎて脳みそに血が回らなくなったか」
「うおおおっ!」
ほくそ笑むギリムに向かってトリコは拳をくらわせるが、やすやすとギリムが左手でつかむように受け止める。
「アカシアの食材・エンドロスは俺が食っただろうが!」
「あれが、アカシアの食材なわけねぇだろ!」
「ん!?」
「アカシアのスペシャルメニューは、心が満たされるって話だ! あの食材でお前の心は満たされたのか!? ふんっ!」
拳をギリムの手から脱出すると、右足をうしろに振り上げてそのまま蹴り上げるようにレッグナイフを放った。しかしギリムは全くの無傷!
「エンドロスで活性化した私には敵わん!!」
「がっ!」
至近距離で拳を体に食らってしまったトリコは、飛距離は小さいもののかなりのダメージを受けてしまった。
「自食作用(オートファジー)もおしまいかな?」
「ぐっ……あっ……」
「美食會もIGOも関係ない……全ての食材を牛耳るのはこの私だ! ごちそうさまの時間だ」
ボオオオッ!!
「人生のな」
「トリコ!」
「――ギリム! もうやめてくれ!」
右の拳に青い炎を出したギリムを見て、トリコの窮地なのに私は体が動けず声を上げることしかできない。するとあやめさんがトリコの前に立ってかばうように両手を横に広げた。
「いい加減目を覚ましてくれ!」
「邪魔だ」
コツ、コツ、コツ、コツ――……。
あやめさんをも攻撃しようとしたギリム。しかし、そこへ小松さんがあやめさんの隣に並び経ち、グルメケースに入ったコロナサンフラワーをギリムに見せるよう突きつけた。
「この花を、あなたは忘れちゃったんですか?」
「小松くん……!」
「俺は、もっとうまい食材を手に入れる」
「一人でか? たった、一人で食べるつもりなのか……?」
「どんなにおいしいモノだとしても、独り占めではおいしく食べられません」
「フンッ! 知ったような口を……」
「――知ってるから、言えるんだよ」
「瑞貴さん!」
体を抑えながら私はゆっくりと立ち上がった。最初にリンちゃんがフレグランスで消火してくれなかったら、まだ倒れたままだったね。
私は小松さんとあやめさんの間に立ち、ギリムを見上げる。
「私たちは『みんなで分け合う食事』がどれほどおいしいか、これまでの旅でよく知っている。だからこそ、アカシアのスペシャルメニューを独り占めなんてさせない!」
「僕は、トリコさんと瑞貴さんと約束したんです! 『アカシアのスペシャルメニューを作る』って! だから僕は、ここを退くわけにはいきません!」
「好きにすればいい」
「小松……瑞貴……逃げろ……!」
もう守護壁を出す余裕もない……せめて私が小松さんとあやめさんの盾に!
「はあああっ!!」
ドオオォォオオオンッ!!
……ギリムは躊躇なく右手に溜めていたエネルギーを放った。それは遠くの山をも吹き飛ばし、祭壇は一部巨大なクレーターができて四天王が倒れていた。
「他愛ない」
背を向けて去っていくギリムの声が聞こえるけど、痛みが予想よりも来ない……? さっきの衝撃で思わず目をつぶっていたから私はゆっくりと開けてみた……――っ!?
「お前ら……ムチャすんじゃねぇ……」
「トリコ!?」
「トリコさん!」
小松さんとあやめさんをかばう前に出た私の前に、さらにトリコがかばって前に出ていた。おかげで私たちは無事だけど、トリコは倒れてしまったので、私たちはすぐにトリコのそばに来て声をかける。
「トリコ! しっかりして!」
「アカシアのスペシャルメニュー、食べるんでしょう!?」
「自食作用(オートファジー)が、限界に!」
「「えっ……」」
あやめさんも無事でよかったけど、このままじゃトリコが危ない!
「トリコの口に、何か入れないと……!」
「こんな状況で食材なんて……――あっ! 小松さん!」
「あっ!」
周りを見渡すと小松さんのグルメケースが目に入って指差しながら声を上げた。それに小松さんも気づいて目線を向ける。
それは先ほどギリムに見せたコロナサンフラワーだ。あやめさんも同じことを思っていたのか私を見て頷いたあと、小松さんを見つめる。
「その花を……」
「でも、この花はあやめさんの……」
「その花の力で、トリコを助けて……! そして、ギリムを……!」
「……はい!」
私はトリコの頭を少し起こして支えると、小松さんがグルメケースからコロナサンフラワーを取り出して花をトリコに向ける。するとコロナサンフラワーは蕾のように凝縮し、そこから一滴の蜜がトリコの口に落ちた。
ポチャン……。
そのとき、風が変わった――。まるでコロナサンフラワーの蜜という祝福を受けたトリコに向かって、自然が力を与えるようにトリコへと風が集まる。
「うめぇ……!」
目を開けたトリコがそう言うと、体の筋肉が膨れ上がると同時に傷が治っていった。そして私の腕に支えられながらトリコは身を起こし、背を向けていたギリムに告げる。
「ギリム……お前……! もったいねぇ……!」
「…………」
「こんなにうまいモノを食わないなんて、もったいねぇ!」
パアアァァアアア――!!
「トリコの電磁波が……! あれは、太陽……!」
「美(ツク)しい……!」
心臓を中心にトリコの全身がコロナサンフラワーのように光る。肌は浅黒く、髪は少し逆立って体にも変化が起こっている。ココさんの言う通りまるでトリコそのものが太陽のように見えた。言うなれば……――サンシャイントリコ!
辺り一帯に広がった輝きが止んでも、トリコ自身の輝きはなくならなかった。
「来い、小僧!」
「!」
ダッ!
「ぐおおおっ!?」
足を踏み出して一気に詰めよったトリコが拳をくらわすと、今までなんともなかったのにギリムにダメージを確かに与えていた。その拳の効果なのか、打ち込んだギリム拳の胸の位置から背へ貫通するように炎が出る。
「「おおぉぉおおお!!」」
ドッ!!
「がああっ……!」
「うぐうっ……!」
……今度はトリコと瑞貴が同時に飛び出してギリムに襲いかかるが、ギリムは拳をクロスして二人を吹っ飛ばした。
「トリコさーん! 瑞貴さーん!」
「エンドルフィンスモーク!! トリコ! 瑞貴!」
シュンッ! ドオンッ!!
「きゃあっ!」
「「リン/ちゃん!」」
エンドルフィンスモークで炎を消したリンが二人に駆け寄ろうとしたが、目の前にギリムが一瞬で現れてリンを爆風で吹き飛ばした。先ほどのスモークで炎が消えたので瑞貴とトリコは上半身を少し起こして声を上げた。
〈ワウッ!〉
シュンッ!
〈〈〈ワオオオッ/グウウウッ/ギニャアアッ!!〉〉〉
ドオオオンッ!!
……飛び出したテリーが噛みつくのをギリムは瞬間移動でよけ、テリーとフィルとポッチーが空中で回転して襲いかかろうとするが、大きな火炎放射で吹っ飛ばした。
「許せねぇ……!」
「トリコ……!」
私より先に立ち上がったトリコが、グルメ細胞のオーラを放って赤鬼を出現させた。合体技でかなりエネルギーを使ったから、あれは諸刃の剣とも呼べる自食作用(オートファジー)を使ったんだ!
「自食作用(オートファジー)発動か。食い物の恨みとは恐ろしいな」
「みんなに手ぇ出してんじゃねぇぞ! 誰一人、欠けちゃなんねぇんだよ!」
「ん?」
「決めてんだよ。アカシアのスペシャルメニュー……みんなで食おうってな!」
「飢え過ぎて脳みそに血が回らなくなったか」
「うおおおっ!」
ほくそ笑むギリムに向かってトリコは拳をくらわせるが、やすやすとギリムが左手でつかむように受け止める。
「アカシアの食材・エンドロスは俺が食っただろうが!」
「あれが、アカシアの食材なわけねぇだろ!」
「ん!?」
「アカシアのスペシャルメニューは、心が満たされるって話だ! あの食材でお前の心は満たされたのか!? ふんっ!」
拳をギリムの手から脱出すると、右足をうしろに振り上げてそのまま蹴り上げるようにレッグナイフを放った。しかしギリムは全くの無傷!
「エンドロスで活性化した私には敵わん!!」
「がっ!」
至近距離で拳を体に食らってしまったトリコは、飛距離は小さいもののかなりのダメージを受けてしまった。
「自食作用(オートファジー)もおしまいかな?」
「ぐっ……あっ……」
「美食會もIGOも関係ない……全ての食材を牛耳るのはこの私だ! ごちそうさまの時間だ」
ボオオオッ!!
「人生のな」
「トリコ!」
「――ギリム! もうやめてくれ!」
右の拳に青い炎を出したギリムを見て、トリコの窮地なのに私は体が動けず声を上げることしかできない。するとあやめさんがトリコの前に立ってかばうように両手を横に広げた。
「いい加減目を覚ましてくれ!」
「邪魔だ」
コツ、コツ、コツ、コツ――……。
あやめさんをも攻撃しようとしたギリム。しかし、そこへ小松さんがあやめさんの隣に並び経ち、グルメケースに入ったコロナサンフラワーをギリムに見せるよう突きつけた。
「この花を、あなたは忘れちゃったんですか?」
「小松くん……!」
「俺は、もっとうまい食材を手に入れる」
「一人でか? たった、一人で食べるつもりなのか……?」
「どんなにおいしいモノだとしても、独り占めではおいしく食べられません」
「フンッ! 知ったような口を……」
「――知ってるから、言えるんだよ」
「瑞貴さん!」
体を抑えながら私はゆっくりと立ち上がった。最初にリンちゃんがフレグランスで消火してくれなかったら、まだ倒れたままだったね。
私は小松さんとあやめさんの間に立ち、ギリムを見上げる。
「私たちは『みんなで分け合う食事』がどれほどおいしいか、これまでの旅でよく知っている。だからこそ、アカシアのスペシャルメニューを独り占めなんてさせない!」
「僕は、トリコさんと瑞貴さんと約束したんです! 『アカシアのスペシャルメニューを作る』って! だから僕は、ここを退くわけにはいきません!」
「好きにすればいい」
「小松……瑞貴……逃げろ……!」
もう守護壁を出す余裕もない……せめて私が小松さんとあやめさんの盾に!
「はあああっ!!」
ドオオォォオオオンッ!!
……ギリムは躊躇なく右手に溜めていたエネルギーを放った。それは遠くの山をも吹き飛ばし、祭壇は一部巨大なクレーターができて四天王が倒れていた。
「他愛ない」
背を向けて去っていくギリムの声が聞こえるけど、痛みが予想よりも来ない……? さっきの衝撃で思わず目をつぶっていたから私はゆっくりと開けてみた……――っ!?
「お前ら……ムチャすんじゃねぇ……」
「トリコ!?」
「トリコさん!」
小松さんとあやめさんをかばう前に出た私の前に、さらにトリコがかばって前に出ていた。おかげで私たちは無事だけど、トリコは倒れてしまったので、私たちはすぐにトリコのそばに来て声をかける。
「トリコ! しっかりして!」
「アカシアのスペシャルメニュー、食べるんでしょう!?」
「自食作用(オートファジー)が、限界に!」
「「えっ……」」
あやめさんも無事でよかったけど、このままじゃトリコが危ない!
「トリコの口に、何か入れないと……!」
「こんな状況で食材なんて……――あっ! 小松さん!」
「あっ!」
周りを見渡すと小松さんのグルメケースが目に入って指差しながら声を上げた。それに小松さんも気づいて目線を向ける。
それは先ほどギリムに見せたコロナサンフラワーだ。あやめさんも同じことを思っていたのか私を見て頷いたあと、小松さんを見つめる。
「その花を……」
「でも、この花はあやめさんの……」
「その花の力で、トリコを助けて……! そして、ギリムを……!」
「……はい!」
私はトリコの頭を少し起こして支えると、小松さんがグルメケースからコロナサンフラワーを取り出して花をトリコに向ける。するとコロナサンフラワーは蕾のように凝縮し、そこから一滴の蜜がトリコの口に落ちた。
ポチャン……。
そのとき、風が変わった――。まるでコロナサンフラワーの蜜という祝福を受けたトリコに向かって、自然が力を与えるようにトリコへと風が集まる。
「うめぇ……!」
目を開けたトリコがそう言うと、体の筋肉が膨れ上がると同時に傷が治っていった。そして私の腕に支えられながらトリコは身を起こし、背を向けていたギリムに告げる。
「ギリム……お前……! もったいねぇ……!」
「…………」
「こんなにうまいモノを食わないなんて、もったいねぇ!」
パアアァァアアア――!!
「トリコの電磁波が……! あれは、太陽……!」
「美(ツク)しい……!」
心臓を中心にトリコの全身がコロナサンフラワーのように光る。肌は浅黒く、髪は少し逆立って体にも変化が起こっている。ココさんの言う通りまるでトリコそのものが太陽のように見えた。言うなれば……――サンシャイントリコ!
辺り一帯に広がった輝きが止んでも、トリコ自身の輝きはなくならなかった。
「来い、小僧!」
「!」
ダッ!
「ぐおおおっ!?」
足を踏み出して一気に詰めよったトリコが拳をくらわすと、今までなんともなかったのにギリムにダメージを確かに与えていた。その拳の効果なのか、打ち込んだギリム拳の胸の位置から背へ貫通するように炎が出る。