美食神の超食宝(スペシャルメニュー)
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「わー! ぎゃー! うえー!」
ドッカ――ンッ!!
体が動くようになった小松さんは慌てて木の陰に隠れると、GTロボは爆発した。さっきの攻撃……それにこの声って!
「大丈夫かい? 小松くん」
「ココさん!」
小松さんの前に降り立ったのは美食四天王・ココさん! 私たちもちょうどココさんと小松さんの前に到着して体はGTロボたちのほうへ向ける。小松さんを助けるため薙ぎ払っただけだから倒していないしね。
「ココ! なんでビオトープに!?」
「食材の調査を依頼されてね」
「鉄平にですか!?」
「ああ」
「ココにも頼んでいるとはな」
「でも今回ばかりはナイス判断!」
「僕だけじゃないと、思うけどね」
えっ? 『僕だけじゃない』……それってもしかして! 他のみんなも来ているの!?
☆☆☆☆☆
……先ほど追い越したGTロボがしつこく追いかけて来たので、リンと鉄平とテリーはそれぞれ一体ずつ相手をする。
「ふんっ! はあっ!」
「ふっ! ふっ! はっ! だああっ!」
〈ワウッ!〉
「フレグランスバズーカ!! ――っ!?」
リンはフレグランスバズーカを撃ってGTロボに命中したはずが、それほど効いていなかったようで上空に吹っ飛ばされたGTロボはすぐに着地し、あっという間にリンに詰め寄る。
「あっ……!」
鋭く尖った爪が迫って来るのもスローモーションのようにも見えるが、リンにはもう攻撃を防ぐ手立てがなく、最悪の事態がよぎると……。
「フライ返し!!」
リンとGTロボの間に入ってきた盾が、GTロボの攻撃の勢いを利用して何倍にも跳ね返し吹っ飛ばした。
その攻撃が飛んできた方向をリンたちは見ると、オアシスの建物の近くにある砂漠の山の天辺で、リンは兄を見つけた。
「美(ツク)しい~!」
「お兄ちゃん!」
「決まった……! これ以上美しい登場は、無(ネ)!」
「てか、ずいぶん遅かったじゃんか!」
「主役は遅れて登場する……フッ、昔からそう決まってる!」
リンの兄であり美食屋四天王・サニー。彼もまた鉄平に呼ばれこのビオトープの調査のために来たのだ。
☆☆☆☆☆
「18連釘パンチ!!」
「ポイズンマシンガン!!」
「雪氷牙!!」
〈クウウッ!〉
このGTロボも新型のようで、単純な攻撃じゃ破壊できない! さっきも爆発したと思ったら一時機能停止しただけですぐ動き出すし!
「ハッ…ハッ…ハッ……」
「大丈夫ですか!? あやめさん!?」
……小松を乗せたポッチーがGTロボを薙ぎ払ってやって来たので、あやめは飛び乗る。しかしかなり息が上がっているので小松は心配する。
「ハッ……ハッ……――っ!?」
ギュイ―ン!!
あやめはハッと前を向くと、いつの間にかGTロボが木々の枝を伝ってこちらに向かい、ジャンプすると口を開いてキャノン砲を発射させた。
ポッチーの足は速いおかげで、あやめはしゃがみ小松は身を低くしたのでキャノン砲に当たることはなかった。
「あやめさん!」
「ノッキングが…切れた~……」
「え~~っ!?」
目の前に倒れているあやめは先ほどの美しい美女ではなく、美しさは伴っているものの老婆となっていたので小松は目を見開いて驚いた。先ほどの攻撃もしゃがんだのではなく、ノッキングが切れて老婆になった反動でバランスを崩し倒れたのだ。
「ポイズンソード……」
「クロスフォークナイフ!!」
「疾風乱舞!!」
〈クウウウッ!!〉
……それぞれ相手をするGTロボに、ココはポイズンソードで一閃し、トリコは二体まとめて破壊し、瑞貴は風の刃で粉々にし、フィルは雷撃で黒焦げにした。……しかしその爆風に紛れて、GTロボの核(コア)アンテナがどこかに飛んで行った。
「ハァ~……効くわ~……」
首にお灸を乗せるおばあちゃん……もとい、あやめさんの姿にトリコも私も驚きを隠せなかった。
「あんた婆さんだったの!?」
「びっくり……!」
「あの、何ゆえにお灸を?」
「お灸ノッキングじゃ。私の若返りの秘訣」
「「「ハァ~……」」」
新たに知ったノッキング方法と若返りの理由に、私たちは感嘆の声を漏らした。グルメ界に行ったときの次郎さんみたいなものなのか。ノッキングで若返ることができるなんて、本当にこの世の仕組みはどうなっているんだろう?
「さすが、一龍ちゃんの話しておった通り、見事じゃったなぁ。――トリコ」
「えっ!? トリコの名前を知って……それに一龍ちゃんって!?」
「おい、いったいどういうことだよ!?」
「フフ~」
私たちは全然名乗っていないのに、あやめさんはトリコの名前を知っていた。しかも一龍会長を『ちゃん』付けするなんて、結構親しい仲なの!?
☆☆☆☆☆
「どうじょ!」
「うめぇ~! 空気のように軽くて飲みやすい水、エアアクアと名付けよう!」
「さすがゾンゲ様~!」
「タダだからって名前付けて威張るのやめてくださいよ……」
……休業中なのに店に入ってきたゾンゲたちだが、節乃は懐かしい写真を見て気分がいいのか座敷に案内するとエアアクアの入ったピッチャーを差し出した。ちなみにこの水は捕獲レベル68もする水なのだが、三人は知る由もない。
「あやめちゃん?」
「そう。じゃが料理人は引退してしまってのぅ。達者にやっておるかのぅ……」
ガラッ!
「よお客が来るのぅ。今日は休みなんじゃが」
「――久しぶりにみんなで一杯やろうと思っての。ヒック」
「――どうだ、付き合わんか?」
やってきた客は、ノッキングマスター・次郎とIGO会長・一龍だ。節乃の古くからの友人でありこのグルメ時代を代表する名前が挙がる二人が一気に集まった。ちなみに次郎はもう飲んでいるのか顔が赤い。
「次郎(ジロ)ちゃんだけでなくイチちゃんまで。それに……」
「どうも……」
扉の陰から気まずそうに現れたのは、鉄平の師匠であり再生屋・与作である。彼は節乃に逆らえないので、ある意味上下関係がしっかりなっている。
しかしここまでメンツがそろったことは極稀なので、節乃はみんながただ飲みに来たわけではないと察する。
「何事じゃ?」
「冷凍庫の食材が復活しそうでな。ギリムの奴めがムチャしているようじゃ」
「相変わらずヤンチャな奴じゃ。なんとかせねばのぅ、ウィ~」
☆☆☆☆☆
あやめさんはお灸を乗せたままだけど動けるということで、あやめさんと小松さんはポッチーに、私とトリコとココさんはフィルに乗って移動を始めた。
「ギリム……」
「何故、ギリムさんは美食會に?」
悲しそうに敵の名を呟くあやめさんに、うしろに乗っている小松さんは尋ねてみた。
「……あ奴はいつしか、誰よりも優れたフルコースをそろえるということだけに躍起になったのだ。本来の『うまいモノを食べる』という目的を忘れてな。より強い力を得るため、いつしか美食會に堕ちたのだろう……。いったい、何がそこまであ奴を突き動かしたのか……」
「あやめさん……」
「なんとしても、ギリムを止めなければ! 奴にあの遺跡を開けさせてはならぬ!」
あやめさんが告げたギリムが美食會へ行った理由を聞いて小松さんも眉を下げる。
ギリムって本当は悪い人じゃないのかな。こんなにステキな料理を作るあやめさんとコンビを組んでいたし、美食屋として高みを求め過ぎて周りが見えなくなっただけなのかもしれない……。
ドッカ――ンッ!!
体が動くようになった小松さんは慌てて木の陰に隠れると、GTロボは爆発した。さっきの攻撃……それにこの声って!
「大丈夫かい? 小松くん」
「ココさん!」
小松さんの前に降り立ったのは美食四天王・ココさん! 私たちもちょうどココさんと小松さんの前に到着して体はGTロボたちのほうへ向ける。小松さんを助けるため薙ぎ払っただけだから倒していないしね。
「ココ! なんでビオトープに!?」
「食材の調査を依頼されてね」
「鉄平にですか!?」
「ああ」
「ココにも頼んでいるとはな」
「でも今回ばかりはナイス判断!」
「僕だけじゃないと、思うけどね」
えっ? 『僕だけじゃない』……それってもしかして! 他のみんなも来ているの!?
☆☆☆☆☆
……先ほど追い越したGTロボがしつこく追いかけて来たので、リンと鉄平とテリーはそれぞれ一体ずつ相手をする。
「ふんっ! はあっ!」
「ふっ! ふっ! はっ! だああっ!」
〈ワウッ!〉
「フレグランスバズーカ!! ――っ!?」
リンはフレグランスバズーカを撃ってGTロボに命中したはずが、それほど効いていなかったようで上空に吹っ飛ばされたGTロボはすぐに着地し、あっという間にリンに詰め寄る。
「あっ……!」
鋭く尖った爪が迫って来るのもスローモーションのようにも見えるが、リンにはもう攻撃を防ぐ手立てがなく、最悪の事態がよぎると……。
「フライ返し!!」
リンとGTロボの間に入ってきた盾が、GTロボの攻撃の勢いを利用して何倍にも跳ね返し吹っ飛ばした。
その攻撃が飛んできた方向をリンたちは見ると、オアシスの建物の近くにある砂漠の山の天辺で、リンは兄を見つけた。
「美(ツク)しい~!」
「お兄ちゃん!」
「決まった……! これ以上美しい登場は、無(ネ)!」
「てか、ずいぶん遅かったじゃんか!」
「主役は遅れて登場する……フッ、昔からそう決まってる!」
リンの兄であり美食屋四天王・サニー。彼もまた鉄平に呼ばれこのビオトープの調査のために来たのだ。
☆☆☆☆☆
「18連釘パンチ!!」
「ポイズンマシンガン!!」
「雪氷牙!!」
〈クウウッ!〉
このGTロボも新型のようで、単純な攻撃じゃ破壊できない! さっきも爆発したと思ったら一時機能停止しただけですぐ動き出すし!
「ハッ…ハッ…ハッ……」
「大丈夫ですか!? あやめさん!?」
……小松を乗せたポッチーがGTロボを薙ぎ払ってやって来たので、あやめは飛び乗る。しかしかなり息が上がっているので小松は心配する。
「ハッ……ハッ……――っ!?」
ギュイ―ン!!
あやめはハッと前を向くと、いつの間にかGTロボが木々の枝を伝ってこちらに向かい、ジャンプすると口を開いてキャノン砲を発射させた。
ポッチーの足は速いおかげで、あやめはしゃがみ小松は身を低くしたのでキャノン砲に当たることはなかった。
「あやめさん!」
「ノッキングが…切れた~……」
「え~~っ!?」
目の前に倒れているあやめは先ほどの美しい美女ではなく、美しさは伴っているものの老婆となっていたので小松は目を見開いて驚いた。先ほどの攻撃もしゃがんだのではなく、ノッキングが切れて老婆になった反動でバランスを崩し倒れたのだ。
「ポイズンソード……」
「クロスフォークナイフ!!」
「疾風乱舞!!」
〈クウウウッ!!〉
……それぞれ相手をするGTロボに、ココはポイズンソードで一閃し、トリコは二体まとめて破壊し、瑞貴は風の刃で粉々にし、フィルは雷撃で黒焦げにした。……しかしその爆風に紛れて、GTロボの核(コア)アンテナがどこかに飛んで行った。
「ハァ~……効くわ~……」
首にお灸を乗せるおばあちゃん……もとい、あやめさんの姿にトリコも私も驚きを隠せなかった。
「あんた婆さんだったの!?」
「びっくり……!」
「あの、何ゆえにお灸を?」
「お灸ノッキングじゃ。私の若返りの秘訣」
「「「ハァ~……」」」
新たに知ったノッキング方法と若返りの理由に、私たちは感嘆の声を漏らした。グルメ界に行ったときの次郎さんみたいなものなのか。ノッキングで若返ることができるなんて、本当にこの世の仕組みはどうなっているんだろう?
「さすが、一龍ちゃんの話しておった通り、見事じゃったなぁ。――トリコ」
「えっ!? トリコの名前を知って……それに一龍ちゃんって!?」
「おい、いったいどういうことだよ!?」
「フフ~」
私たちは全然名乗っていないのに、あやめさんはトリコの名前を知っていた。しかも一龍会長を『ちゃん』付けするなんて、結構親しい仲なの!?
☆☆☆☆☆
「どうじょ!」
「うめぇ~! 空気のように軽くて飲みやすい水、エアアクアと名付けよう!」
「さすがゾンゲ様~!」
「タダだからって名前付けて威張るのやめてくださいよ……」
……休業中なのに店に入ってきたゾンゲたちだが、節乃は懐かしい写真を見て気分がいいのか座敷に案内するとエアアクアの入ったピッチャーを差し出した。ちなみにこの水は捕獲レベル68もする水なのだが、三人は知る由もない。
「あやめちゃん?」
「そう。じゃが料理人は引退してしまってのぅ。達者にやっておるかのぅ……」
ガラッ!
「よお客が来るのぅ。今日は休みなんじゃが」
「――久しぶりにみんなで一杯やろうと思っての。ヒック」
「――どうだ、付き合わんか?」
やってきた客は、ノッキングマスター・次郎とIGO会長・一龍だ。節乃の古くからの友人でありこのグルメ時代を代表する名前が挙がる二人が一気に集まった。ちなみに次郎はもう飲んでいるのか顔が赤い。
「次郎(ジロ)ちゃんだけでなくイチちゃんまで。それに……」
「どうも……」
扉の陰から気まずそうに現れたのは、鉄平の師匠であり再生屋・与作である。彼は節乃に逆らえないので、ある意味上下関係がしっかりなっている。
しかしここまでメンツがそろったことは極稀なので、節乃はみんながただ飲みに来たわけではないと察する。
「何事じゃ?」
「冷凍庫の食材が復活しそうでな。ギリムの奴めがムチャしているようじゃ」
「相変わらずヤンチャな奴じゃ。なんとかせねばのぅ、ウィ~」
☆☆☆☆☆
あやめさんはお灸を乗せたままだけど動けるということで、あやめさんと小松さんはポッチーに、私とトリコとココさんはフィルに乗って移動を始めた。
「ギリム……」
「何故、ギリムさんは美食會に?」
悲しそうに敵の名を呟くあやめさんに、うしろに乗っている小松さんは尋ねてみた。
「……あ奴はいつしか、誰よりも優れたフルコースをそろえるということだけに躍起になったのだ。本来の『うまいモノを食べる』という目的を忘れてな。より強い力を得るため、いつしか美食會に堕ちたのだろう……。いったい、何がそこまであ奴を突き動かしたのか……」
「あやめさん……」
「なんとしても、ギリムを止めなければ! 奴にあの遺跡を開けさせてはならぬ!」
あやめさんが告げたギリムが美食會へ行った理由を聞いて小松さんも眉を下げる。
ギリムって本当は悪い人じゃないのかな。こんなにステキな料理を作るあやめさんとコンビを組んでいたし、美食屋として高みを求め過ぎて周りが見えなくなっただけなのかもしれない……。