美食神の超食宝(スペシャルメニュー)
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「お前もこの花を――アカシアのスペシャルメニューを狙ってるってわけか!」
「アカシアのスペシャルメニュー? 笑わせるな……私の欲するモノは……」
「「「「「!」」」」」
トリコの問いに男は鼻で笑うように答えるとある場所に目を向けた。それはあの塔のような遺跡……!?
すると男はさらにエネルギーを溜め、左手を真っ直ぐ上に伸ばした。あのエネルギーが撃たれたらマズい!
コオオォォオオオ――!!
「消えろ」
「ヤベェ!」
「ふんっ!」
「ぐっ!? ぐあああっ!」
トリコが止めようと殴りかかったけど、男は体を回すだけでよけてトリコの腹に太腿をくらわすと吹っ飛ばした。
「トリコさーん!」
「フレグランスバズーカ!!」
ブンッ!
「きゃああっ!」
「リンちゃん!」
男はフレグランスバズーカの攻撃を腕を振るうときに起きた風圧で散らせ、さらにリンちゃんをも吹っ飛ばした。リンちゃんのそばに駆け寄って状態を見た私は、立ち上がって両手に雷のエネルギーを溜める。
「雷光弾!!」
「はっ!」
「がっ!」
「瑞貴さん!」
「だ、大丈夫……」
〈〈グルルルッ/クルルルッ!!〉〉
男は右手でガスバーナーのような青い炎を撃つと雷光弾を打ち消し、そのまま私にくらわせた。小松さんが駆け寄って来てテリーとフィルが私たちを守るように前に出る。雷光弾で威力を落としていなかったらヤバかったな……。
「インパクトノッキング!! ミディアム!! ウェルダン!! ――っ!? うわあっ!」
「鉄平!」
上半身を起き上がらせた私が見た光景は、鉄平のインパクトノッキングを男が全て片手で受け止め、さらに吹っ飛ばした光景だ。
コオオォォオオオ――!!
「ギリム! 忘れたのか!?」
「…………」
「やめろー! この花は!」
「あっ!」
「あれは……!」
女性が花を守るように両手を広げても男はエネルギーを溜めることを止めない。ふと小松さんと私が見た先には女性のうしろにあるインフィニ・ビーがいるコロナサンフラワーだ。
それを見た瞬間に小松さんは駆け出し、私も痛む体を抑えながら一緒に走り出す。あの花を守らなきゃ!
「バーナー・フレイム!!」
「「っ!」」
「小松! 瑞貴!」
ギリムがエネルギーを青い炎にして地に撃つと炎が広がるし、トリコの声が聞こえるけど、私たちの足は止まらない。
「守護壁!! 小松さん、今の内に!」
「はい!」
「フィル!」
〈クウウッ!〉
「ギリム……」
「はああぁぁあああ!!」
真っ先に到着した私は守護壁をかけて少しでも炎の進行を遅らせる。そして小松さんがコロナサンフラワーを採ったのを確認しながらフィルを呼ぶと、トリコを背負ったフィルが駆け寄って来て私と小松さんを背負った。悲しみの声を上げる女性は黒猫に運ばれたし、テリーもリンちゃんと鉄平を運んでくれた。
……その場に残ったギリムがコロナサンフラワーを全て消失させたせいで、反対側の柱からコロナサンフラワーの光が途絶え、光を送っていた搭の遺跡にはプログラムのような赤い文字が現れた。
「これで……」
ギリムはそれを見て、目的の第一段階が達成したように呟くのだった。
☆☆☆☆☆
……美食會本部ではすでにギリムの裏切りとインフィニ・ビーが盗まれたという事実が広まった。技術者・ジョージョーはギャルソン・アルファロに報告をする。
「GTロボにギリムを追跡させました」
「ウム。では奴らが隠していたのですか? アカシアのスペシャルメニューとその食材を」
「はい」
「ギリムの手に堕ちる前に手に入れなければ……」
「すでに、手は打ってあります」
☆☆☆☆☆
ザアアァァアアア――……。
〈ゲコゲコゲコ〉
……先ほどの爆発の影響なのか、旧第1ビオトープは雨が降っていた。バルーンフロッグも嬉しそうに泣きながら喉を風船のように膨らませて浮かんでいる。
パチパチパチ……!
「っ……」
火の音といい匂いにトリコが目を開けると、先ほどの女性が大鍋をかき混ぜているのが見えた。そして自分がいる場所は崩れた遺跡によってできた洞窟らしい。
「あっ……」
「気づいたか?」
〈クウッ?〉
……トリコの声が聞こえて女性は顔を向けた。トリコは彼女にもう敵意はないし、自分の体がドクターアロエで手当てされていること、黒猫のそばにいたフィルが心配そうにこちらに来て伺っているので、大丈夫だというように微笑む。
しかし意識を失う前に一緒にいたはずの二人がいないことに気づき、ハッとして起き上がる。
「っ、小松と瑞貴は!?」
「無事だ」
カランッ……!
「あっ…よかった……! 気がついて!」
「トリコ!」
「小松! 瑞貴!」
薪を持って来た私たちはトリコが起き上がったことにホッとした。小松さんは薪を落としてトリコの元へ駆け寄り、私は薪は落とさなかったものの急いで同じく駆け寄った。
「みんなはどうした――……っつう!」
「あっ……」
「今は動いちゃダメだよ。傷口が開いちゃう」
私の服の下もドクターアロエの包帯が巻かれているけど動けないほどじゃなかったし、トリコのほうは私よりも重傷だから安静にしてなきゃ。
「そなたの仲間はバトルウルフが担いで行った。無事であろう。まずはたーんと食え、それからだ」
「……いただきます」
女性がおかゆとスプーンの入った椀を差し出すと、トリコは左手でそれを受け取り、右手を立てて目を閉じて挨拶をした。
「はぐっ……うめぇ! メチャクチャうめぇ!」
「そうか。そなたらも」
「あっ、はい! いただきます!」
「ありがとうございます」
女性が小松さんと私の分のおかゆも出してくれたので、私たちはありがたくそれをいただくことにした。
椀を受け取って小さくお辞儀をして挨拶してひと口食べる。――トリコの言った通り、とてもおいしいけどそれだけじゃない。
「優しい……それにホッとします!」
「こんなに心が休まる料理を食べたのは初めてです!」
「このほんのりとした甘味、雪砂糖?」
「あっ、瑞貴さんもそう思いますか? これが疲れを癒してくれるんですね」
「ホォ……」
……小松と瑞貴が隠し味に使われた隠し味を当てたので、女性は感心するように呟いた。
「ありがとうございます。こんなにおいしいおかゆを」
「とてもおいしいです」
「私こそ、久しぶりに馳走ができて。フフッ」
小松さんと私がお礼を言うと、笑った女性の顔はとても綺麗で思わず見惚れちゃいそう。
「プハァ~!」
ドクンッ!
「おおっ!?」
「ホォ、なかなかのグルメ細胞だ」
おかゆを食べたおかげでトリコのグルメ細胞が傷を治した。でも、この女性もグルメ細胞のことを知っているの?
「アカシアのスペシャルメニュー? 笑わせるな……私の欲するモノは……」
「「「「「!」」」」」
トリコの問いに男は鼻で笑うように答えるとある場所に目を向けた。それはあの塔のような遺跡……!?
すると男はさらにエネルギーを溜め、左手を真っ直ぐ上に伸ばした。あのエネルギーが撃たれたらマズい!
コオオォォオオオ――!!
「消えろ」
「ヤベェ!」
「ふんっ!」
「ぐっ!? ぐあああっ!」
トリコが止めようと殴りかかったけど、男は体を回すだけでよけてトリコの腹に太腿をくらわすと吹っ飛ばした。
「トリコさーん!」
「フレグランスバズーカ!!」
ブンッ!
「きゃああっ!」
「リンちゃん!」
男はフレグランスバズーカの攻撃を腕を振るうときに起きた風圧で散らせ、さらにリンちゃんをも吹っ飛ばした。リンちゃんのそばに駆け寄って状態を見た私は、立ち上がって両手に雷のエネルギーを溜める。
「雷光弾!!」
「はっ!」
「がっ!」
「瑞貴さん!」
「だ、大丈夫……」
〈〈グルルルッ/クルルルッ!!〉〉
男は右手でガスバーナーのような青い炎を撃つと雷光弾を打ち消し、そのまま私にくらわせた。小松さんが駆け寄って来てテリーとフィルが私たちを守るように前に出る。雷光弾で威力を落としていなかったらヤバかったな……。
「インパクトノッキング!! ミディアム!! ウェルダン!! ――っ!? うわあっ!」
「鉄平!」
上半身を起き上がらせた私が見た光景は、鉄平のインパクトノッキングを男が全て片手で受け止め、さらに吹っ飛ばした光景だ。
コオオォォオオオ――!!
「ギリム! 忘れたのか!?」
「…………」
「やめろー! この花は!」
「あっ!」
「あれは……!」
女性が花を守るように両手を広げても男はエネルギーを溜めることを止めない。ふと小松さんと私が見た先には女性のうしろにあるインフィニ・ビーがいるコロナサンフラワーだ。
それを見た瞬間に小松さんは駆け出し、私も痛む体を抑えながら一緒に走り出す。あの花を守らなきゃ!
「バーナー・フレイム!!」
「「っ!」」
「小松! 瑞貴!」
ギリムがエネルギーを青い炎にして地に撃つと炎が広がるし、トリコの声が聞こえるけど、私たちの足は止まらない。
「守護壁!! 小松さん、今の内に!」
「はい!」
「フィル!」
〈クウウッ!〉
「ギリム……」
「はああぁぁあああ!!」
真っ先に到着した私は守護壁をかけて少しでも炎の進行を遅らせる。そして小松さんがコロナサンフラワーを採ったのを確認しながらフィルを呼ぶと、トリコを背負ったフィルが駆け寄って来て私と小松さんを背負った。悲しみの声を上げる女性は黒猫に運ばれたし、テリーもリンちゃんと鉄平を運んでくれた。
……その場に残ったギリムがコロナサンフラワーを全て消失させたせいで、反対側の柱からコロナサンフラワーの光が途絶え、光を送っていた搭の遺跡にはプログラムのような赤い文字が現れた。
「これで……」
ギリムはそれを見て、目的の第一段階が達成したように呟くのだった。
☆☆☆☆☆
……美食會本部ではすでにギリムの裏切りとインフィニ・ビーが盗まれたという事実が広まった。技術者・ジョージョーはギャルソン・アルファロに報告をする。
「GTロボにギリムを追跡させました」
「ウム。では奴らが隠していたのですか? アカシアのスペシャルメニューとその食材を」
「はい」
「ギリムの手に堕ちる前に手に入れなければ……」
「すでに、手は打ってあります」
☆☆☆☆☆
ザアアァァアアア――……。
〈ゲコゲコゲコ〉
……先ほどの爆発の影響なのか、旧第1ビオトープは雨が降っていた。バルーンフロッグも嬉しそうに泣きながら喉を風船のように膨らませて浮かんでいる。
パチパチパチ……!
「っ……」
火の音といい匂いにトリコが目を開けると、先ほどの女性が大鍋をかき混ぜているのが見えた。そして自分がいる場所は崩れた遺跡によってできた洞窟らしい。
「あっ……」
「気づいたか?」
〈クウッ?〉
……トリコの声が聞こえて女性は顔を向けた。トリコは彼女にもう敵意はないし、自分の体がドクターアロエで手当てされていること、黒猫のそばにいたフィルが心配そうにこちらに来て伺っているので、大丈夫だというように微笑む。
しかし意識を失う前に一緒にいたはずの二人がいないことに気づき、ハッとして起き上がる。
「っ、小松と瑞貴は!?」
「無事だ」
カランッ……!
「あっ…よかった……! 気がついて!」
「トリコ!」
「小松! 瑞貴!」
薪を持って来た私たちはトリコが起き上がったことにホッとした。小松さんは薪を落としてトリコの元へ駆け寄り、私は薪は落とさなかったものの急いで同じく駆け寄った。
「みんなはどうした――……っつう!」
「あっ……」
「今は動いちゃダメだよ。傷口が開いちゃう」
私の服の下もドクターアロエの包帯が巻かれているけど動けないほどじゃなかったし、トリコのほうは私よりも重傷だから安静にしてなきゃ。
「そなたの仲間はバトルウルフが担いで行った。無事であろう。まずはたーんと食え、それからだ」
「……いただきます」
女性がおかゆとスプーンの入った椀を差し出すと、トリコは左手でそれを受け取り、右手を立てて目を閉じて挨拶をした。
「はぐっ……うめぇ! メチャクチャうめぇ!」
「そうか。そなたらも」
「あっ、はい! いただきます!」
「ありがとうございます」
女性が小松さんと私の分のおかゆも出してくれたので、私たちはありがたくそれをいただくことにした。
椀を受け取って小さくお辞儀をして挨拶してひと口食べる。――トリコの言った通り、とてもおいしいけどそれだけじゃない。
「優しい……それにホッとします!」
「こんなに心が休まる料理を食べたのは初めてです!」
「このほんのりとした甘味、雪砂糖?」
「あっ、瑞貴さんもそう思いますか? これが疲れを癒してくれるんですね」
「ホォ……」
……小松と瑞貴が隠し味に使われた隠し味を当てたので、女性は感心するように呟いた。
「ありがとうございます。こんなにおいしいおかゆを」
「とてもおいしいです」
「私こそ、久しぶりに馳走ができて。フフッ」
小松さんと私がお礼を言うと、笑った女性の顔はとても綺麗で思わず見惚れちゃいそう。
「プハァ~!」
ドクンッ!
「おおっ!?」
「ホォ、なかなかのグルメ細胞だ」
おかゆを食べたおかげでトリコのグルメ細胞が傷を治した。でも、この女性もグルメ細胞のことを知っているの?