トリコと##NAME1##と小松 新たな旅の出発!!
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――二ヶ月半前、フェス会場での戦いの怪我が回復した私は、このヒールフォレストの中トリコと小松さんの前で四神の一つ・朱雀に姿を変えた。
『炎の、鳥……!?』
『サンにも負けないくらい綺麗ですね~……!』
〈お初にお目にかかります、私は朱雀と申します。トリコ、小松、私たちの主と共にいてくれてありがとうございます〉
『い、いえいえ! こちらこそ、瑞貴さんにはお世話になっています!』
『なんか、他の四神に比べたら温厚な奴だな』
〈他のも悪い者じゃありませんよ。姫のこととなると周りが見えないほど大事なんです。――もちろん私も例外ではありません〉
『『えっ?』』
〈特にトリコ〉
『な、なんだ?』
〈私たち四神が姫を通じて外界を見ていることはご存知でしょう。あなたはあのジョアとやらの戦いで、姫に自分を犠牲にさせないようなことを言っておきながら、かなりムチャなことをいたしましたね〉
『あっ、いや、あのときはそうするしかなかったっていうか……体をムリヤリにでも起こそうとするためというか……』
〈今回は姫もムチャなことをしたので見逃しますが、次に姫に死よりも辛い絶望を与えたときは覚悟なさい。灰すら残らないほど燃やして差し上げますので〉
『ハ、ハイ……』
『や、やっぱりこの方も瑞貴さん第一だ……』
温厚で礼儀正しいかと思いきや、朱雀もまた瑞貴が大事なのだとトリコと小松は悟った。
朱雀は『不死鳥』と言われているから、世界中を飛び回ってオーラを降り注ぎ、枯渇していこうとする食材に再び息を吹き返させた。ここまでかなり時間がかかったし全てはうまくいかなかったけど、人間界の食材絶滅の危機はなんとか逃れた。
――朱雀を通して見ていた状況のことを思い出したあともクスクスと笑う。
「あいつら、お前の世界では神のような存在とか言ってたけど、性格もあんなんなのか?」
「伝説上のはよくわからないけど私の中にいる朱雀は、四神の中でも一番温厚に見えて怖いんだよね……」
トリコの問いに私は笑うのをやめて、どこか遠い目をしながら視線を逸らした。
――朱雀に変わって世界中を回ったあと、戻る前に私の精神の世界で朱雀にこっぴどく怒られた。青龍も白虎も玄武もそれを遠巻きに見ているだけで助けてくれなかった……――しかも最後に爆弾発言を落とすし。
〈最後に言っておきますね。私の適合食材である『愛情』は、姫が惹かれる相手ではないと効果を発揮しないんですよ〉
『そういえばリーガルマンモスのときそんなこと言ってたような……』
〈ええ。あのときトリコがキスをしたので、姫は回復が早かったというわけです。あの頃から姫はトリコに惹かれていたのですね〉
『へっ!? トリコが!? って、キスって、適合食材って……!』
〈愛は偉大だということですよ〉
――最後の朱雀はまるで母親のように微笑みながら笑っていた。
「トリコって私が知らない間にファーストキス奪ってたんだね……」
「なあっ!? なんでそのこと知ってんだ!? 小松か!? ココか!? サニーから聞いたのか!?」
「いや、朱雀が教えてくれたから……って、そんなに知ってる人いるの!?」
「だってほら、言っただろ『アレを覚えてるか』って……」
「わかるかー! スタージュンとの戦いの真っ只中で何してくれてんの!」
「イテテテッ、だって最期かもしれねぇと思ったらさ!」
ポカポカという効果音が付く感じで私はトリコを叩く。痛いとか言いながら本当は全然ダメージないくせに!
「でもな、俺はその場に呑まれたとか、遊びでやったつもりは一切ない。――あのときから瑞貴のことが好きなんだ。もちろん今でもな」
「っ!」
不意打ちでそんなこと言われたから思わず叩く手を止めると、トリコが私の右耳に付けたピアスにそっと触れた。
それに驚いて思わず最初に視線を耳に当てた手に向け次いで顔を上げたら、トリコは真っ直ぐ愛しそうに私を見つめる。その視線から逸らすことはできず、私も真っ直ぐ見つめ返した。
「瑞貴。グルメ界に入る前に改めて言わせてくれ」
「は、はい!」
「俺は瑞貴のことを、この世で一番愛している。GODを手に入れ、フルコースが全てそろったら……――そのときは、俺と結婚してくれ」
「っ、はい! 私を、今度こそトリコのお嫁さんにしてください!」
「オウッ!」
最後は二カッといつものように笑ったトリコに向かって私は思いっきり抱きつき、再び顔を見合わせると誓いのキスをした。
「……ちょっと出口まで抱き上げていいか? 今だけはお前の温もりを感じていたい」
「ええっ! あっ、その……よろしくお願いします」
「ハハッ、顔が真っ赤だな」
「誰のせいだと……!」
言葉にするのが恥ずかしいだけで、私もトリコの温もりをもう少しだけ感じたかった。宣言通りトリコは私を抱き上げてヒールフォレストの出口に向かって歩き出し、その間も他愛のない会話をする。
「式場と披露宴は、やっぱりホテルグルメだな!」
「小松さんもスタッフたちも、最高のお持て成ししてくれるよ、きっと。だからお世話になった人たちをたくさん呼ぼうね」
「俺はココやサニーやゼブラが素直に祝福してくれるか心配もあるな……。だがそんときは、俺のフルコースを小松たちに調理してもらおうぜ!」
「うん! そしてみんなで食べよう!」
いつ来るかわからない、でもきっとそう遠くない未来だと思う。そのときはきっと、おそろいなのは片側ずつのピアスだけじゃなく、お互いの薬指に指輪が嵌められているね。
『炎の、鳥……!?』
『サンにも負けないくらい綺麗ですね~……!』
〈お初にお目にかかります、私は朱雀と申します。トリコ、小松、私たちの主と共にいてくれてありがとうございます〉
『い、いえいえ! こちらこそ、瑞貴さんにはお世話になっています!』
『なんか、他の四神に比べたら温厚な奴だな』
〈他のも悪い者じゃありませんよ。姫のこととなると周りが見えないほど大事なんです。――もちろん私も例外ではありません〉
『『えっ?』』
〈特にトリコ〉
『な、なんだ?』
〈私たち四神が姫を通じて外界を見ていることはご存知でしょう。あなたはあのジョアとやらの戦いで、姫に自分を犠牲にさせないようなことを言っておきながら、かなりムチャなことをいたしましたね〉
『あっ、いや、あのときはそうするしかなかったっていうか……体をムリヤリにでも起こそうとするためというか……』
〈今回は姫もムチャなことをしたので見逃しますが、次に姫に死よりも辛い絶望を与えたときは覚悟なさい。灰すら残らないほど燃やして差し上げますので〉
『ハ、ハイ……』
『や、やっぱりこの方も瑞貴さん第一だ……』
温厚で礼儀正しいかと思いきや、朱雀もまた瑞貴が大事なのだとトリコと小松は悟った。
朱雀は『不死鳥』と言われているから、世界中を飛び回ってオーラを降り注ぎ、枯渇していこうとする食材に再び息を吹き返させた。ここまでかなり時間がかかったし全てはうまくいかなかったけど、人間界の食材絶滅の危機はなんとか逃れた。
――朱雀を通して見ていた状況のことを思い出したあともクスクスと笑う。
「あいつら、お前の世界では神のような存在とか言ってたけど、性格もあんなんなのか?」
「伝説上のはよくわからないけど私の中にいる朱雀は、四神の中でも一番温厚に見えて怖いんだよね……」
トリコの問いに私は笑うのをやめて、どこか遠い目をしながら視線を逸らした。
――朱雀に変わって世界中を回ったあと、戻る前に私の精神の世界で朱雀にこっぴどく怒られた。青龍も白虎も玄武もそれを遠巻きに見ているだけで助けてくれなかった……――しかも最後に爆弾発言を落とすし。
〈最後に言っておきますね。私の適合食材である『愛情』は、姫が惹かれる相手ではないと効果を発揮しないんですよ〉
『そういえばリーガルマンモスのときそんなこと言ってたような……』
〈ええ。あのときトリコがキスをしたので、姫は回復が早かったというわけです。あの頃から姫はトリコに惹かれていたのですね〉
『へっ!? トリコが!? って、キスって、適合食材って……!』
〈愛は偉大だということですよ〉
――最後の朱雀はまるで母親のように微笑みながら笑っていた。
「トリコって私が知らない間にファーストキス奪ってたんだね……」
「なあっ!? なんでそのこと知ってんだ!? 小松か!? ココか!? サニーから聞いたのか!?」
「いや、朱雀が教えてくれたから……って、そんなに知ってる人いるの!?」
「だってほら、言っただろ『アレを覚えてるか』って……」
「わかるかー! スタージュンとの戦いの真っ只中で何してくれてんの!」
「イテテテッ、だって最期かもしれねぇと思ったらさ!」
ポカポカという効果音が付く感じで私はトリコを叩く。痛いとか言いながら本当は全然ダメージないくせに!
「でもな、俺はその場に呑まれたとか、遊びでやったつもりは一切ない。――あのときから瑞貴のことが好きなんだ。もちろん今でもな」
「っ!」
不意打ちでそんなこと言われたから思わず叩く手を止めると、トリコが私の右耳に付けたピアスにそっと触れた。
それに驚いて思わず最初に視線を耳に当てた手に向け次いで顔を上げたら、トリコは真っ直ぐ愛しそうに私を見つめる。その視線から逸らすことはできず、私も真っ直ぐ見つめ返した。
「瑞貴。グルメ界に入る前に改めて言わせてくれ」
「は、はい!」
「俺は瑞貴のことを、この世で一番愛している。GODを手に入れ、フルコースが全てそろったら……――そのときは、俺と結婚してくれ」
「っ、はい! 私を、今度こそトリコのお嫁さんにしてください!」
「オウッ!」
最後は二カッといつものように笑ったトリコに向かって私は思いっきり抱きつき、再び顔を見合わせると誓いのキスをした。
「……ちょっと出口まで抱き上げていいか? 今だけはお前の温もりを感じていたい」
「ええっ! あっ、その……よろしくお願いします」
「ハハッ、顔が真っ赤だな」
「誰のせいだと……!」
言葉にするのが恥ずかしいだけで、私もトリコの温もりをもう少しだけ感じたかった。宣言通りトリコは私を抱き上げてヒールフォレストの出口に向かって歩き出し、その間も他愛のない会話をする。
「式場と披露宴は、やっぱりホテルグルメだな!」
「小松さんもスタッフたちも、最高のお持て成ししてくれるよ、きっと。だからお世話になった人たちをたくさん呼ぼうね」
「俺はココやサニーやゼブラが素直に祝福してくれるか心配もあるな……。だがそんときは、俺のフルコースを小松たちに調理してもらおうぜ!」
「うん! そしてみんなで食べよう!」
いつ来るかわからない、でもきっとそう遠くない未来だと思う。そのときはきっと、おそろいなのは片側ずつのピアスだけじゃなく、お互いの薬指に指輪が嵌められているね。