届け、##NAME1##と小松の叫び! トリコ覚醒!!
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……グルメ細胞の悪魔が実現化したのはトリコだけじゃない。三虎もまたそうだが幽体離脱のように分離しているだけで姿は変わっていなかった。
「グルメ細胞が出おったか……」
「…………」
「三虎……お前は食に飢えていたのではない。愛を…家族の愛情を……」
一龍は三虎の飢えの本当の正体が何かわかっていた。アカシアとフローゼ、そして自分たちと過ごすあの時間こそが、三虎にとっての飢えが満たされた瞬間だったのだ。
「今も探し続けておるだけじゃ……。そうであろう……三虎よ……」
「……悪魔の砲口は流星となり、人間界に降り注ぐ。その前に、私自らトドメを刺してやろう!」
「本当に強くなったな……」
拳を握りトドメを刺そうとする三虎に、一龍はただ涙を浮かべていた。だがそれは一龍だけでなく、彼を見下ろす三虎もまた同じく目元には涙がある。
「最後にもう一度……昔のように…食卓を……」
「…………」
「皆で食卓を……囲みたかった……」
「……さらばだ、兄者!!」
浮かんだ涙を流す一龍に向かって、三虎は拳を振り上げるとグルメ細胞のオーラと共に叩き落とした。
『三虎』
「!」
その瞬間、三虎にフローゼの声が聞こえた。しかも目の前にはフローゼとアカシアと節乃、そして若かりし頃の自分たち三弟子が、食卓を仲良く囲む光景が見えた。
『誰かに傷付けられて辛いときも、お腹が空いて悲しいときも、いつでもあなたのそばに、私たちがいる。みんながいる。私たち家族が、いつでもあなたのそばにいること……いつまでも、忘れないでね』
「うおおぉぉおおお!!」
三虎の悲しみの声と共に今、人間界にメテオスパイスが降り注がれた。
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――……クッキングフェスから遠く離れた崖にいたトリコのパートナーアニマル・テリーは、ピクリと耳を動かして空を見上げる。
〈!〉
空の暗雲の中でひと際輝く光を見つけたが、それは希望の光などではなく絶望の光なのだと気づく。
〈ウオォ―ン……!!〉
テリーの遠吠えに答えるようにうしろから現れたのは、ココのパートナーアニマル・キッス、サニーのパートナーアニマル・クイン、瑞貴のパートナーアニマル・サンとウォーとフィル。全員クッキングスタジアムへと向かうのだった。