終わりの始まり! トリコVSジョア!!
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数日後、帰って来た三虎の姿にフローゼは驚いた。その体はボロボロで血が流れており、ここまで帰って来れたのが不思議なくらい重傷である。
『ごめん…遅くなって……。これで……助かるだろ……?』
『三虎……!』
療水が入った小瓶を見せ床に膝を付いた三虎に、フローゼはまだ回復しきっていないにもかかわらずベッドから出て三虎を支える。
『フローゼが…世界の人たちのために動くって言うなら……俺は…フローゼのために動くよ……。一生…フローゼのために……』
『このままでは、三虎が……! ――闇の技・暗技よ、神の調理術・ゴッドクッキング!!』
グルメ細胞を表に出し、姿が変わったフローゼを見て三虎は叫んだ。
『やめろー! そんな体でー!』
『すぐによくなる、私の料理で……』
『ムチャだ……フローゼ……!』
三虎が汲んで来てくれた療水を使い、フローゼは料理を始めた。――それがフローゼの最後の料理となった。
『『!』』
『俺は……俺は…ただ…助けたかっただけなんだ……』
次郎と節乃が帰って来たとき、涙を流す三虎の腕には息を引き取ったフローゼの姿があった。
――フローゼの墓は雲海がよく見える見晴らしのいい丘に建てられた。夕日が照らす中、弟子たちと共にアカシアは花を添える。
『フローゼ……私は行く。お前を置いたまま旅立つ私を許してくれ……』
墓の下で眠るフローゼにそう謝罪したアカシアは、そのままうしろですすり泣く弟子たちに告げる。
『生き続けるということは…食べ続けるってことだ……何かの命を奪ってな。我々は常に命を、大自然から分け与えられている……。だからこそ分かち合うんだ……食を…命を……。一龍…次郎…節乃…三虎……お前たちは、フローゼの分まで生きなければならない』
『…………!』
それからしばらくしてグルメ戦争は終わった。そして世はグルメ時代を迎え、人々の胃袋は満たされた。
三虎は幾度となく療水をフローゼの墓にかけたが、息を吹き返すことはなかった。
☆☆☆☆☆
……フローゼが亡くなってから、三虎は世界を憎んだ。生き続ける限り腹は空き、心は満たされず、それから食を独占するようになった。
「フローゼを失って以来、俺の胃袋は―――心は満たされたことはない!」
「フローゼ様が亡くなったあと、アカシア様はGODもフルコースも封印すると言われた。なのに、何故言いつけを破る」
「アカシアは言った。『フローゼの分まで生きろ』と! ならば、俺一人で食らい尽くす! GODも! この世の食材全ても! お前の命も食らってやるわ!」
「……わかってもらえぬか。仕方ない。――奥義・一本箸!!」
ここまで言っても尚、考えを変えない三虎。それを見て残念に思った一龍は三虎の頭上に超強大な極太の一本の箸を振り下ろした。
(さらばだ……。三虎……弟よ……)
とうとう弟弟子を自分の手でトドメを刺すことになり、一龍は憂いの表情を浮かべ心の中で別れを告げた。だが……なんと突き刺さった超巨大な箸は食い尽くされていき、三虎が無傷で立っていた。
「何っ!?」
「もうろくしたな、気づかないのか? ハングリートングは物体だけではない、空間をも飲み込む」
「!」
三虎がそういうと同時に、一龍は自分の右腕がなくなっていくような衝撃を受けた。
「これは……!」
「俺たちを取り巻く空間は、すでに俺の空間――ハングリースペースだ! この空間にあるモノは全て俺の餌よ!」
「ぐっ……がっ……!」
『ごめん…遅くなって……。これで……助かるだろ……?』
『三虎……!』
療水が入った小瓶を見せ床に膝を付いた三虎に、フローゼはまだ回復しきっていないにもかかわらずベッドから出て三虎を支える。
『フローゼが…世界の人たちのために動くって言うなら……俺は…フローゼのために動くよ……。一生…フローゼのために……』
『このままでは、三虎が……! ――闇の技・暗技よ、神の調理術・ゴッドクッキング!!』
グルメ細胞を表に出し、姿が変わったフローゼを見て三虎は叫んだ。
『やめろー! そんな体でー!』
『すぐによくなる、私の料理で……』
『ムチャだ……フローゼ……!』
三虎が汲んで来てくれた療水を使い、フローゼは料理を始めた。――それがフローゼの最後の料理となった。
『『!』』
『俺は……俺は…ただ…助けたかっただけなんだ……』
次郎と節乃が帰って来たとき、涙を流す三虎の腕には息を引き取ったフローゼの姿があった。
――フローゼの墓は雲海がよく見える見晴らしのいい丘に建てられた。夕日が照らす中、弟子たちと共にアカシアは花を添える。
『フローゼ……私は行く。お前を置いたまま旅立つ私を許してくれ……』
墓の下で眠るフローゼにそう謝罪したアカシアは、そのままうしろですすり泣く弟子たちに告げる。
『生き続けるということは…食べ続けるってことだ……何かの命を奪ってな。我々は常に命を、大自然から分け与えられている……。だからこそ分かち合うんだ……食を…命を……。一龍…次郎…節乃…三虎……お前たちは、フローゼの分まで生きなければならない』
『…………!』
それからしばらくしてグルメ戦争は終わった。そして世はグルメ時代を迎え、人々の胃袋は満たされた。
三虎は幾度となく療水をフローゼの墓にかけたが、息を吹き返すことはなかった。
☆☆☆☆☆
……フローゼが亡くなってから、三虎は世界を憎んだ。生き続ける限り腹は空き、心は満たされず、それから食を独占するようになった。
「フローゼを失って以来、俺の胃袋は―――心は満たされたことはない!」
「フローゼ様が亡くなったあと、アカシア様はGODもフルコースも封印すると言われた。なのに、何故言いつけを破る」
「アカシアは言った。『フローゼの分まで生きろ』と! ならば、俺一人で食らい尽くす! GODも! この世の食材全ても! お前の命も食らってやるわ!」
「……わかってもらえぬか。仕方ない。――奥義・一本箸!!」
ここまで言っても尚、考えを変えない三虎。それを見て残念に思った一龍は三虎の頭上に超強大な極太の一本の箸を振り下ろした。
(さらばだ……。三虎……弟よ……)
とうとう弟弟子を自分の手でトドメを刺すことになり、一龍は憂いの表情を浮かべ心の中で別れを告げた。だが……なんと突き刺さった超巨大な箸は食い尽くされていき、三虎が無傷で立っていた。
「何っ!?」
「もうろくしたな、気づかないのか? ハングリートングは物体だけではない、空間をも飲み込む」
「!」
三虎がそういうと同時に、一龍は自分の右腕がなくなっていくような衝撃を受けた。
「これは……!」
「俺たちを取り巻く空間は、すでに俺の空間――ハングリースペースだ! この空間にあるモノは全て俺の餌よ!」
「ぐっ……がっ……!」