終わりの始まり! トリコVSジョア!!
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『怖がらなくていい』
『…………!』
一龍から『アカシア』と呼ばれた男は、フローゼと同じ微笑みを向けたので三虎は再び驚いた。
用意された服を着てフローゼがテーブルいっぱいに並べた料理を、三虎は無我夢中で食べていく。その姿を二狼は呆れたように眺めていた。
『はぐっ! はぐはぐっ!』
『豪快な食い方。まるで野生の獣だな』
『二狼、お前も似たようなモンだろ』
『つーかお前もな、一龍よ』
『衰弱しきっていたのに、スープをひと口飲んだだけで傷が癒えた……』
『ああ。我々と同じくグルメ細胞を持っているようだ』
傷があっという間に癒えた原因は、体内に持つ特殊な細胞・グルメ細胞によるものだとフローゼとアカシアは確信した。
『まだ、名を聞いていなかったな』
『そんなモンねぇよ……生まれてからずっと一人だったから……』
アカシアに名前を尋ねられたが、このときの三虎は名前を持っていない。ただ一人で名前を呼ばれず生きてきたのだ。
『そうか。俺たちと似たようなもんだ!』
『えっ?』
『俺たちも、拾われたんだよ』
『食料がない中、必死で生きてきたってわけか』
『争いが続いているのは、私の責任だ……。早く、GODを手に入れねば……』
『…………』
自分と同じように一龍と二狼もアカシアに拾われたと聞いて驚いた三虎。そしてアカシアは酒を飲みながら、戦争を憂いGODの捕獲を強く望む。
それを隣で見つめていたフローゼは、話題を変えるようにアカシアに話しかける。
『ねぇ、アカシア。この子の名前を決めないとね。家族なわけだし」
『そうだな』
『!』
フローゼが出した提案とはいえ、当たり前のように了承したアカシア。今まで名前を付けようとしたり考えようともしなかったので三虎は驚いていた。
『長男は「一」に「龍」で「一龍」。次男は「二」に「狼」で「二狼」……』
『ってことは、「三郎」だな!』
『なんでそうなるんだよ!』
『……虎だ』
『『『えっ?』』』
安直な名前を言った二狼に一龍が声を上げると、ふと獣の名前を呟いたアカシアに三人は顔を向ける。
『「三」に「虎」で「三虎」と名付けよう』
『いい名前ね! さっ、たんとお食べなさい――三虎』
『三……虎……』
このときアカシアに名を付けてもらったことで『名もない少年』から『三虎』となった。
――その日から三虎の人生は一変した。アカシアの教えの元、二人の兄弟子と共に三人で修業する日々。
『お帰り!』
捕獲した猛獣など食材を持って家に帰れば、フローゼが笑顔と共に温かく迎えてくれる。
『エヘヘッ』
『コンビを組む、節乃だ』
『『ええっ!?』』
『コンビ!?』
数日前「二狼」から「次郎」へアカシアに改名された彼が、コンビを組むと言って料理人・節乃を連れて来た。一龍と三虎は驚いたが、新しい家族が増えたのでアカシアもフローゼも喜んでいた。
それは何年経って歳を取っても、三虎は初めて胃袋が……心が満たされたのを感じた。――だがあの日が、全てを奪い去った。
『…………!』
一龍から『アカシア』と呼ばれた男は、フローゼと同じ微笑みを向けたので三虎は再び驚いた。
用意された服を着てフローゼがテーブルいっぱいに並べた料理を、三虎は無我夢中で食べていく。その姿を二狼は呆れたように眺めていた。
『はぐっ! はぐはぐっ!』
『豪快な食い方。まるで野生の獣だな』
『二狼、お前も似たようなモンだろ』
『つーかお前もな、一龍よ』
『衰弱しきっていたのに、スープをひと口飲んだだけで傷が癒えた……』
『ああ。我々と同じくグルメ細胞を持っているようだ』
傷があっという間に癒えた原因は、体内に持つ特殊な細胞・グルメ細胞によるものだとフローゼとアカシアは確信した。
『まだ、名を聞いていなかったな』
『そんなモンねぇよ……生まれてからずっと一人だったから……』
アカシアに名前を尋ねられたが、このときの三虎は名前を持っていない。ただ一人で名前を呼ばれず生きてきたのだ。
『そうか。俺たちと似たようなもんだ!』
『えっ?』
『俺たちも、拾われたんだよ』
『食料がない中、必死で生きてきたってわけか』
『争いが続いているのは、私の責任だ……。早く、GODを手に入れねば……』
『…………』
自分と同じように一龍と二狼もアカシアに拾われたと聞いて驚いた三虎。そしてアカシアは酒を飲みながら、戦争を憂いGODの捕獲を強く望む。
それを隣で見つめていたフローゼは、話題を変えるようにアカシアに話しかける。
『ねぇ、アカシア。この子の名前を決めないとね。家族なわけだし」
『そうだな』
『!』
フローゼが出した提案とはいえ、当たり前のように了承したアカシア。今まで名前を付けようとしたり考えようともしなかったので三虎は驚いていた。
『長男は「一」に「龍」で「一龍」。次男は「二」に「狼」で「二狼」……』
『ってことは、「三郎」だな!』
『なんでそうなるんだよ!』
『……虎だ』
『『『えっ?』』』
安直な名前を言った二狼に一龍が声を上げると、ふと獣の名前を呟いたアカシアに三人は顔を向ける。
『「三」に「虎」で「三虎」と名付けよう』
『いい名前ね! さっ、たんとお食べなさい――三虎』
『三……虎……』
このときアカシアに名を付けてもらったことで『名もない少年』から『三虎』となった。
――その日から三虎の人生は一変した。アカシアの教えの元、二人の兄弟子と共に三人で修業する日々。
『お帰り!』
捕獲した猛獣など食材を持って家に帰れば、フローゼが笑顔と共に温かく迎えてくれる。
『エヘヘッ』
『コンビを組む、節乃だ』
『『ええっ!?』』
『コンビ!?』
数日前「二狼」から「次郎」へアカシアに改名された彼が、コンビを組むと言って料理人・節乃を連れて来た。一龍と三虎は驚いたが、新しい家族が増えたのでアカシアもフローゼも喜んでいた。
それは何年経って歳を取っても、三虎は初めて胃袋が……心が満たされたのを感じた。――だがあの日が、全てを奪い去った。