史上最大の敵! “ジョア”出現!!
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……透影はスタジアムの中に降り立つと同時に地中へ――いや、影に潜る。同時に鉄平と共に黒マントの男も着地し、そばにいるザウスと栗坊に声をかける。
「あなた方は下がって結構です。どうせかないっこありませんから」
「ぐぬぅ……!」
「あっ!」
「な、何故お前が……――鉄平!」
黒マントの男が顔を向けた先にいる節乃は、相手の正体を知っているのか顔をしかめる。そして同僚で同じ再生屋のエツルとキュルムは、黒マントの男の隣にいる鉄平に目を見開いた。しかし鉄平は何も反応しないどころか目に生気がないように見える。
「フンッ、俺様の地獄耳は、ぜ~んぶ聞いてたぜ! とりあえずチョーシに乗ってるのは間違いねぇな、お前ら!」
「…………」
ゼブラは地獄耳で地上で観客の避難をしている間も地下の密談を聞き取っていた。そしてその親玉が来たことで攻撃態勢に入ると、鉄平は黒マントの男の前に守るように立ちはだかり道具を出す。
「スウ~……ボイスミサイル!!」
「遮音の樹」
ズドオォォオオンッ!!
「耐震の根」
「ああっ!? ――クッ! ぐおおぉぉおおお!?」
ゼブラの強力なボイスミサイルを相手に、鉄平は遮音の木で防ぎ耐震の根で衝撃を受け止めた。さらに耐震の根は鉄平からゼブラへといつの間にか伸びており、ゼブラの全身を包むように捕らえる。
「彼はもう、あなた方の知っている鉄平ではありません。私の調理により味が変わってしまった……すでに全く別の人間なんですよ」
「ぬっ!?」
「なんだと!?」
「!」
黒マントの男がそう言うと、根の隙間でゼブラは目を見開きキュルムも節乃たちも驚いた。
〈〈ギシャアァァアア!!〉〉
「!」
上空から奇声のような声が聞こえて黒マントの男が顔を上げると、こちらに向かって襲いかかろうとするニトロが二体もいた。
「ニトロか。野生の本能が私を危険だと察知し、襲ってきた……」
「あっ! あの包丁は……!」
黒マントの男が取り出した紫色の美しい刀身の包丁を見て、節乃は目を見開いた。
「テイストチェンジ」
シャキンッ!
〈〈…………!〉〉
黒マントの男が包丁を振ったあと、あれほど殺気立っていたニトロは地上に降り立つと同時に、黒マントの男に付き従うように左右に並んだ。
「フフッ。料理しやすいものですね、『レッドニトロ』……。まっ、こいつらはもともと操られているようなものですか」
「ジョ、ジョアや……お主どこで……どこでその包丁を!?」
千代やザウス相手に戦っている間も、どこか落ち着いた様子を見せた節乃が、黒マントの男――ジョアが持つ包丁を見て、怒りが含まれたように気を荒くして叫んだ。