強靭なる美学! サニー、男の闘い!
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「茎がシナモンスティックの、ツクシナモンよ」
「春めいたツクシの香りに、シナモンの甘い香りが混じり合ってる!」
「そうだ! このグルメスパイサーで砕いて、何か食材にかければ……」
私はツクシナモンを一つ採って匂いを嗅ぐと、小松さんはリュックからグルメスパイサーを取り出して辺りを見回した。
「何してんだ!」
「急ぐし!」
「あっ、ごめん!」
トリコとリンちゃんに呼ばれて我に返った。今は非常事態だった。グルメケースの中にオレン塩とツクシナモンを入れる。
「今マンモスの体内で異常事態が起こってる!」
「えっ!?」
「空気中に強い酸の匂いがする。胃から分泌される大量の消化酵素だ。これは、マンモスが強いストレスを受けている証拠。まるで、自分の命をむしばむウイルスにも似た何かが直接体内に侵入して来たかのような拒絶反応だ」
ゴゴゴゴゴ――……!
次いでマンモスの体内が地震のように揺れ始めた。
「マンモスの奴、体内の異物を全て外に吐き出すつもりか! 急ぐぞ! この方向だ!」
「はい!」
「うん!」
小松さんたちと共に駆け出した私は、トリコの隣に並んでリンちゃんに聞こえないよう小声で話す。
「ねぇ、嫌な気配が感じるんだけど……」
「ああ。このネットリへばり付く不吉な気配……『あいつ』が入って来ている。ならば絶対に鉢合わせするわけにはいかねぇ」
このマンモスの体内はセドルの言う通り迷路のように広い。黒いGTロボも迷って私たちと会わないことを祈るしかない!
☆☆☆☆☆
……胃の中ではセドルの操るGTロボが未だにサニーから距離を取るために逃げ回っている。
《ヘッヘヘーイ! ヘーイ!》
「クッ!」
そのあとを追いかけるサニーに、GTロボは首を180度回して口を開くとキャノン砲を発射させた。
「髪誘導(ヘアリード)!!」
分断して襲い掛かるキャノン砲を、サニーは次々と触覚を使って受け流している。立ち止まったGTロボは巨大なキャノン砲を撃つ。
「フライ返し!!」
それすらもサニーは胃の天井へ弾き飛ばした。
「春めいたツクシの香りに、シナモンの甘い香りが混じり合ってる!」
「そうだ! このグルメスパイサーで砕いて、何か食材にかければ……」
私はツクシナモンを一つ採って匂いを嗅ぐと、小松さんはリュックからグルメスパイサーを取り出して辺りを見回した。
「何してんだ!」
「急ぐし!」
「あっ、ごめん!」
トリコとリンちゃんに呼ばれて我に返った。今は非常事態だった。グルメケースの中にオレン塩とツクシナモンを入れる。
「今マンモスの体内で異常事態が起こってる!」
「えっ!?」
「空気中に強い酸の匂いがする。胃から分泌される大量の消化酵素だ。これは、マンモスが強いストレスを受けている証拠。まるで、自分の命をむしばむウイルスにも似た何かが直接体内に侵入して来たかのような拒絶反応だ」
ゴゴゴゴゴ――……!
次いでマンモスの体内が地震のように揺れ始めた。
「マンモスの奴、体内の異物を全て外に吐き出すつもりか! 急ぐぞ! この方向だ!」
「はい!」
「うん!」
小松さんたちと共に駆け出した私は、トリコの隣に並んでリンちゃんに聞こえないよう小声で話す。
「ねぇ、嫌な気配が感じるんだけど……」
「ああ。このネットリへばり付く不吉な気配……『あいつ』が入って来ている。ならば絶対に鉢合わせするわけにはいかねぇ」
このマンモスの体内はセドルの言う通り迷路のように広い。黒いGTロボも迷って私たちと会わないことを祈るしかない!
☆☆☆☆☆
……胃の中ではセドルの操るGTロボが未だにサニーから距離を取るために逃げ回っている。
《ヘッヘヘーイ! ヘーイ!》
「クッ!」
そのあとを追いかけるサニーに、GTロボは首を180度回して口を開くとキャノン砲を発射させた。
「髪誘導(ヘアリード)!!」
分断して襲い掛かるキャノン砲を、サニーは次々と触覚を使って受け流している。立ち止まったGTロボは巨大なキャノン砲を撃つ。
「フライ返し!!」
それすらもサニーは胃の天井へ弾き飛ばした。