トリコ、反撃! アルティメットルーティーン!!
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……何百の食材と料理が埋め尽くされる空間で、トリコは自身のグルメ細胞の悪魔・赤鬼と出会っていた。彼はうまそうに食事しつつワインが入ったグラスを手に持ってユラユラと揺らすと、舌を差し込むだけで全て飲み干す。
『これだけの量の飯を用意したのは初めてだな』
『食没をしたのさ。あいつに負けないようにな。うまいだろ? 俺のコンビと婚約者が拵えた料理』
『確かにいい味だ。だが、この俺を完全にコントロールしたいなら、こんなモンじゃ足りねぇな』
赤鬼が望む料理の質は劣るだろうが、瑞貴と小松が作った料理はオススメするトリコと同様に赤鬼も満足している。
『あの男のフルコースを用意しろ』
『あの男の…フルコース?』
『誰もがそれを求める理由が、わかるはずだ』
『…………』
『まっ、それもただのキッカケに過ぎんがな。いずれでいい。――わかったらとっとと戻りな。守るべき存在が呼んでるぜ』
『!』
「――トリコ!」
「――トリコさん!」
赤鬼がそう言った途端、トリコの耳に自分の名を呼ぶ二人の声が聞こえてきた。
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私と小松さんの前に何重にも守護壁を張っているのに、スタージュンはモノともしないのか、ゆっくり近づいて来る。スタジアムの戦闘とゼブラへの守護結界の維持でかなり力を使ったから、自らの意思で四神に変身する力はもうなかった。
私たちは信じない……トリコが…あれだけ修業をがんばって数多の困難を乗り越えたトリコが、スタージュンに負けたまま終わるわけないって! だからこそ私たちはトリコの名を呼ぶ。
「トリコ! トリコ! トリコ!」
「トリコさん! トリコさーん! うわあぁぁああん!!」
パキンッ! パキンッ!
「クッ! トリコ――ッ!!」
スタージュンの手から放たれる炎のせいで守護壁は一枚一枚と破られていく。あと一枚しかないし、もうダメなのかと思い私と小松さんは目を瞑って彼の名を叫び続ける。
「っ、トリコ――ッ!!」
「トリコさ――んっ!!」
ゴッ!!
「「っ!」」
もうすぐ私の腕が捕まる瞬間、スタージュンが吹っ飛ばされる音が聞こえた。至近距離だったから私と小松さんも弾かれて思わず腰を地に落とすけど……。