逆襲! ゼブラ、始動!!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「かあああっ!」
ピシピシッ……パキンッ!
威圧を込めて節乃が叫ぶと、千代の投げた武器は全てヒビが入り粉々に割れた。
この周辺には先ほど自分が気圧を下げたのに、身軽に動けている千代に節乃は不可解に思う。
「フム……速いのぅ」
「気圧が低ければそれだけ空気の抵抗がなくなり、動きも速くなる。あたしの繊細さでスピードが加われば、最早止める術(スベ)ナシ!」
「それはどうかな? 動きが速いのは……――あたしも一緒じゃよ!」
ガッ!
「!?」
節乃が目を開いて動き出そうとしたとき、うしろから何者かに体をつかまれ視界が高くなる。視界の中で千代が驚いている姿も見えたので彼女の差し金ではないとも気づく。
「美食人間国宝・節乃……」
「ん?」
「オデらも相手してくれませんか」
自分を捕まえたのが栗坊だとわかると、節乃の顔に何か書かれたお札が貼られる。
「ん!?」
「食術・カロリー喰い!!」
「んんんんっ!? 栗坊に光才老!? おぬしら……!?」
栗坊だけでなく光才老までもがそこにいて、光才老の術で節乃のカロリーがどんどん奪われていく。IGO第0ビオトープの職員で味方のはずなのに何故攻撃するのかと不可解に思う。
しかし、予想外の襲撃は栗坊や光才老だけではなかった。
「一刀……」
「!」
「輪廻おろし!!」
栗坊がつかんでいる手ごと一刀両断に切ったはずなのに、栗坊に傷はなく節乃にのみダメージが入ったのを見て、千代はうしろ姿とはいえ誰なのかはわかった。――世界料理人ランキング1位で、スタージュンの攻撃に倒されたと思っていた、調理王・ザウス。
「何十年……いや、何百年ぶりかのぅ。あたしゃが血を流すのは。さて、これはいったいどういうことじゃ、栗坊や? 返答次第では――ヒドい仕置きが待っとるぞえ!? 小童共!」
「ぬうっ!?」
振り向いた節乃はいつもの穏やかな面影はどこにもなく、青筋を立てて目を見開いていた。それと同時に放たれたオーラにより節乃をつかんでいた栗坊の手があらぬ方向にどんどん曲がり、その隙に節乃は地上へと降り立った。
しかし栗坊の腕は本物ではなく、腕に擬態していたフライパンだった。それでもグニャグニャに変形しているので栗坊だけでなく光才老も驚いた。
「ビッグフライパン……どんな圧力がかかろうが1ミリも変形しないオデの鍋が……!?」
「軽く1千万キロカロリーは吸い取ったはずだが、全く堪えてない……。国宝・節乃……途方もなくデカいエネルギーよ」
だが節乃は二人を余所に、ザウスを見据えていた。そして何故彼が自分を攻撃したのかも検討が付いている。
「ザウス……やはり生きておったか。目元の傷が増えとると思ったら、接触しとったんじゃの。クッキングフェスの歴代優勝者は五人。あたしゃとザウス、ユダにブランチ、そして千代じゃが……――実はもう一人おる」
「!?」
「第一回のみに参加し、優勝した料理人がな」
「初耳じゃ……」
「大会後、数々のルール違反が発覚。そ奴は料理界から永久追放され歴史から葬られた……。その名は『ジョア』! 闇の料理人と呼ばれておる」
節乃が告げるクッキングフェスの『六人目の優勝者』の存在は千代も知らなかったらしく、小さく呟いて驚きを見せた。公にされていないので知っている者はごくわずかなのだろう。
「今では忘れられたこの名じゃが、かすかに黒い噂は耳にしておった。ザウスよ……その傷はジョアに付けられたものじゃな。お前ほどの者が油断しおって……!」
「油断?」
「ん?」
「油断というのはね、セツさん……」
「!」
ザウスが包丁を手に構えているのを見て節乃は一挙一動に気をつけていた。しかしその包丁が貫いたのは節乃ではなく……後方にいた千代だった。
ピシピシッ……パキンッ!
威圧を込めて節乃が叫ぶと、千代の投げた武器は全てヒビが入り粉々に割れた。
この周辺には先ほど自分が気圧を下げたのに、身軽に動けている千代に節乃は不可解に思う。
「フム……速いのぅ」
「気圧が低ければそれだけ空気の抵抗がなくなり、動きも速くなる。あたしの繊細さでスピードが加われば、最早止める術(スベ)ナシ!」
「それはどうかな? 動きが速いのは……――あたしも一緒じゃよ!」
ガッ!
「!?」
節乃が目を開いて動き出そうとしたとき、うしろから何者かに体をつかまれ視界が高くなる。視界の中で千代が驚いている姿も見えたので彼女の差し金ではないとも気づく。
「美食人間国宝・節乃……」
「ん?」
「オデらも相手してくれませんか」
自分を捕まえたのが栗坊だとわかると、節乃の顔に何か書かれたお札が貼られる。
「ん!?」
「食術・カロリー喰い!!」
「んんんんっ!? 栗坊に光才老!? おぬしら……!?」
栗坊だけでなく光才老までもがそこにいて、光才老の術で節乃のカロリーがどんどん奪われていく。IGO第0ビオトープの職員で味方のはずなのに何故攻撃するのかと不可解に思う。
しかし、予想外の襲撃は栗坊や光才老だけではなかった。
「一刀……」
「!」
「輪廻おろし!!」
栗坊がつかんでいる手ごと一刀両断に切ったはずなのに、栗坊に傷はなく節乃にのみダメージが入ったのを見て、千代はうしろ姿とはいえ誰なのかはわかった。――世界料理人ランキング1位で、スタージュンの攻撃に倒されたと思っていた、調理王・ザウス。
「何十年……いや、何百年ぶりかのぅ。あたしゃが血を流すのは。さて、これはいったいどういうことじゃ、栗坊や? 返答次第では――ヒドい仕置きが待っとるぞえ!? 小童共!」
「ぬうっ!?」
振り向いた節乃はいつもの穏やかな面影はどこにもなく、青筋を立てて目を見開いていた。それと同時に放たれたオーラにより節乃をつかんでいた栗坊の手があらぬ方向にどんどん曲がり、その隙に節乃は地上へと降り立った。
しかし栗坊の腕は本物ではなく、腕に擬態していたフライパンだった。それでもグニャグニャに変形しているので栗坊だけでなく光才老も驚いた。
「ビッグフライパン……どんな圧力がかかろうが1ミリも変形しないオデの鍋が……!?」
「軽く1千万キロカロリーは吸い取ったはずだが、全く堪えてない……。国宝・節乃……途方もなくデカいエネルギーよ」
だが節乃は二人を余所に、ザウスを見据えていた。そして何故彼が自分を攻撃したのかも検討が付いている。
「ザウス……やはり生きておったか。目元の傷が増えとると思ったら、接触しとったんじゃの。クッキングフェスの歴代優勝者は五人。あたしゃとザウス、ユダにブランチ、そして千代じゃが……――実はもう一人おる」
「!?」
「第一回のみに参加し、優勝した料理人がな」
「初耳じゃ……」
「大会後、数々のルール違反が発覚。そ奴は料理界から永久追放され歴史から葬られた……。その名は『ジョア』! 闇の料理人と呼ばれておる」
節乃が告げるクッキングフェスの『六人目の優勝者』の存在は千代も知らなかったらしく、小さく呟いて驚きを見せた。公にされていないので知っている者はごくわずかなのだろう。
「今では忘れられたこの名じゃが、かすかに黒い噂は耳にしておった。ザウスよ……その傷はジョアに付けられたものじゃな。お前ほどの者が油断しおって……!」
「油断?」
「ん?」
「油断というのはね、セツさん……」
「!」
ザウスが包丁を手に構えているのを見て節乃は一挙一動に気をつけていた。しかしその包丁が貫いたのは節乃ではなく……後方にいた千代だった。