秘境の巨獣! トリコ、ガララワニを捕獲せよ!
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「ガララワニよ――その硬い鱗、鋭い爪、強靭な牙、3トンはあろうその顎の力、バロン諸島の王者にふさわしいその風貌……お前に敬意を表し、俺も見せよう! 人間の武器を!」
「お、鬼……」
出た――っ!! トリコのグルメ細胞! 小松さんは怯えているけど、私のテンションはギガギガだよ!
「この世の全ての食材に感謝を込めて、いただきます!」
手を合わせて挨拶をしたトリコが力を溜めていく。その強いオーラがまさにそれを表していた。対してガララワニは突っ込んでいくと、トリコは手を擦り合わせて金属音を出した。
「フォーク!!」
トリコのフォークがガララワニの首に突き刺さり、右手を振り上げる。
「ナイフ!!」
さらにナイフで致命傷を与えて上空に吹き飛ばした。
「ごちそうさまでした」
ドシ――ンッ!!
トリコの背後にガララワニが落ちる。吹き飛ばされた高さと重さでクレーターができていた。
「ス、スゴい……。これが美食屋トリコ……!」
「おおっ……!」
初めて見たトリコの戦いに、小松さんも私も感嘆の声を上げた。
――それからトリコがガララワニを丸太状に切り分けて、今はその一部を焼いている。
「い、いいのかな……? パーティーの食材をここで食べちゃって……」
「いいんだよ。どうせこんなデカいの全部持って帰れねぇだろうが」
「本当に一部もらっていいんですか?」
「ああ。そういう約束だったしな。こんだけありゃ大丈夫だろ」
私は丸太状に切り分けたガララワニの肉を一つもらうことになった。確かこの原作のオチは……いかん、大切に保管しておこう。
「見ろ! 霜降り脂のキラキラ!」
「夜空に輝く星々のようです!」
「綺麗ですね!」
焼けた肉をトリコがぶら下げると、肉の脂と肉汁が火の明かりで輝いていた。
「いただきます! ……――たまらねぇ! プリップリの肉をひと噛みすると、あとからあとから肉汁が流れ出る! まるで肉汁の洪水だぁ!」
「ぼ、僕もいただきます! ……――この肉感触、とろけるような脂……!」
さっそくひと切れをひと口で食べたトリコと小松さん。あぁ~……なんか私もお腹空いてきた。
「お前も食えよ! ほら!」
「ムグッ!?」
トリコが焼いた肉を私の口の中に突っ込んだ。驚きながらも食べると、今度は味のおいしさに驚いた!
「柔らかい……それでも歯応えが充分あります!」
「そうだ、こうして石焼きにすればきっと……!」
ジュ――……!!
「「おおっ!」」
小松さんは火の周りに囲んである石の上に肉を置き、その音にトリコも私も反応する。だってスゴくいい音がするんだもん!
「肉から出た脂でソテーしつつ、肉汁を閉じ込める……できました!」
小松さんは肉を三つに切り分けてくれて、ひと切れずつ渡してくれた。
「はい、瑞貴さん」
「ありがとうございます、小松さん! いただきます!」
さっきは無理矢理トリコに食べられたから挨拶してなかったもんね。私は自前のフォークで、二人はそのまま手で食べた。
「外はサクッと香ばしく……!」
「中はジワッとジューシー……!」
「肉汁だけじゃなく肉のおいしさも溢れて……!」
「「うめぇ――っ!!」」
「おいしい――っ!」
あまりのおいしさに私たちは雄叫びに近い大声を上げた。同時に私は閃いた。
「あっ、ちょっと待っててください!」
「「?」」
私はジャングルにある熱に強い大きな葉と食べれる香草を探し出し、戻るとガララワニの肉をひと切れ取って塩胡椒を振って馴染ませ、葉に香草で肉を挟むように敷いてホイル状に包んで火の中に入れた。
「ホイル焼きですか?」
「はい。本当は野菜などを敷くべきなんですけど、このバロン諸島にしか採れない香草ならガララワニとの相性はバッチリのはずです」
そうして出来上がったガララワニのホイル焼き。香草と合わさった匂いが心地よく、一瞬酔いしれた。
「お、鬼……」
出た――っ!! トリコのグルメ細胞! 小松さんは怯えているけど、私のテンションはギガギガだよ!
「この世の全ての食材に感謝を込めて、いただきます!」
手を合わせて挨拶をしたトリコが力を溜めていく。その強いオーラがまさにそれを表していた。対してガララワニは突っ込んでいくと、トリコは手を擦り合わせて金属音を出した。
「フォーク!!」
トリコのフォークがガララワニの首に突き刺さり、右手を振り上げる。
「ナイフ!!」
さらにナイフで致命傷を与えて上空に吹き飛ばした。
「ごちそうさまでした」
ドシ――ンッ!!
トリコの背後にガララワニが落ちる。吹き飛ばされた高さと重さでクレーターができていた。
「ス、スゴい……。これが美食屋トリコ……!」
「おおっ……!」
初めて見たトリコの戦いに、小松さんも私も感嘆の声を上げた。
――それからトリコがガララワニを丸太状に切り分けて、今はその一部を焼いている。
「い、いいのかな……? パーティーの食材をここで食べちゃって……」
「いいんだよ。どうせこんなデカいの全部持って帰れねぇだろうが」
「本当に一部もらっていいんですか?」
「ああ。そういう約束だったしな。こんだけありゃ大丈夫だろ」
私は丸太状に切り分けたガララワニの肉を一つもらうことになった。確かこの原作のオチは……いかん、大切に保管しておこう。
「見ろ! 霜降り脂のキラキラ!」
「夜空に輝く星々のようです!」
「綺麗ですね!」
焼けた肉をトリコがぶら下げると、肉の脂と肉汁が火の明かりで輝いていた。
「いただきます! ……――たまらねぇ! プリップリの肉をひと噛みすると、あとからあとから肉汁が流れ出る! まるで肉汁の洪水だぁ!」
「ぼ、僕もいただきます! ……――この肉感触、とろけるような脂……!」
さっそくひと切れをひと口で食べたトリコと小松さん。あぁ~……なんか私もお腹空いてきた。
「お前も食えよ! ほら!」
「ムグッ!?」
トリコが焼いた肉を私の口の中に突っ込んだ。驚きながらも食べると、今度は味のおいしさに驚いた!
「柔らかい……それでも歯応えが充分あります!」
「そうだ、こうして石焼きにすればきっと……!」
ジュ――……!!
「「おおっ!」」
小松さんは火の周りに囲んである石の上に肉を置き、その音にトリコも私も反応する。だってスゴくいい音がするんだもん!
「肉から出た脂でソテーしつつ、肉汁を閉じ込める……できました!」
小松さんは肉を三つに切り分けてくれて、ひと切れずつ渡してくれた。
「はい、瑞貴さん」
「ありがとうございます、小松さん! いただきます!」
さっきは無理矢理トリコに食べられたから挨拶してなかったもんね。私は自前のフォークで、二人はそのまま手で食べた。
「外はサクッと香ばしく……!」
「中はジワッとジューシー……!」
「肉汁だけじゃなく肉のおいしさも溢れて……!」
「「うめぇ――っ!!」」
「おいしい――っ!」
あまりのおいしさに私たちは雄叫びに近い大声を上げた。同時に私は閃いた。
「あっ、ちょっと待っててください!」
「「?」」
私はジャングルにある熱に強い大きな葉と食べれる香草を探し出し、戻るとガララワニの肉をひと切れ取って塩胡椒を振って馴染ませ、葉に香草で肉を挟むように敷いてホイル状に包んで火の中に入れた。
「ホイル焼きですか?」
「はい。本当は野菜などを敷くべきなんですけど、このバロン諸島にしか採れない香草ならガララワニとの相性はバッチリのはずです」
そうして出来上がったガララワニのホイル焼き。香草と合わさった匂いが心地よく、一瞬酔いしれた。