決着の時! サニー、最後の力!!
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「二百年生きたワレの正体……その顔隠すっちゅーて包帯巻いとったん 自分?」
「この姿をさらし…三虎様の食欲を損なうのは…失礼だからな……。どうだ…ブランチ……私が…醜かろう……。他人に姿を見せるのは…久しぶりだな……」
『妖怪みてぇだな!』
『気持ちわりぃ顔しやがって!』
『近寄んな! この化け物が!』
エルグの脳裏に浮かぶのは、過去に自分が浴びた罵声の数々。彼が素顔を隠すようになったのはこの出来事もまた理由の一つなのかもしれない。美食會のボス・三虎が、同僚の支部長たちが、他のメンバーが、自分の素顔を見て何を言われるかわからないから。
ブランチもまた罵る一人だろうと思うエルグ。しかしブランチはエルグに近づいて腰を落としてしゃがみ、そして――。
「全っ然、普通やで自分」
「!?」
罵るどころか『普通』と言い放ったブランチに、エルグは目を見開いて驚いた。
「わしの村なんかダルマに河童、鬼とか本モンの化けモンがぎょーさんおんのや。ヘラクかてなんも珍しない」
「…………!」
「なんやったらイケメンの部類やで! ダルマのおっさんが見よったらうらやましがるわ! おっさんブッサイクやからの~!」
「私が…イケメンだと……? そんな刺激的な言葉は……初めて耳にしたな……」
最後にエルグはとても嬉しい言葉を聴くことができた。焦げた全身が少しずつ塵になっていくのに、その顔はとても清々しい。
(ブランチ……その言葉をなんども咀嚼させてもらおう……。死ぬこの瞬間が……永遠に思えるよ……)
エルグはただ生まれた場所が悪かっただけなのだろう。もし彼がブランチと同じ妖食界に生まれていれば、ブランチと同様に肩を並べる料理人として活躍して表舞台に名を轟かせていたのかもしれない。
エルグが完全に散りになって消えたのを見届けたブランチは立ち上がり、ズボンのポケットに両手を入れる。
「美食會……厄介な奴らやのぅ。ハァ~、しんど。早よ充電せな」
カツンッ、カツンッ――……。
エルグとの決着がついてパワーが底を尽きかけているので、下駄を鳴らしながらブランチはその場を去った。
――……手練れの料理人たちが、灰汁獣やニトロの相手に苦戦を強いられている。
「サウンドアーマー」
ゼブラのサウンドアーマーに包まれて、一般人は次々と宙に浮かんでどこかへ移動して行く。それを少しずつ発しているゼブラもまた、瑞貴の守護結界に守られているので外敵から攻撃を受けることはない。
「もう少し……待ってろよ、トカゲ共……!」
ゼブラが――IGO側の切り札が動き出すときが近い。
「この姿をさらし…三虎様の食欲を損なうのは…失礼だからな……。どうだ…ブランチ……私が…醜かろう……。他人に姿を見せるのは…久しぶりだな……」
『妖怪みてぇだな!』
『気持ちわりぃ顔しやがって!』
『近寄んな! この化け物が!』
エルグの脳裏に浮かぶのは、過去に自分が浴びた罵声の数々。彼が素顔を隠すようになったのはこの出来事もまた理由の一つなのかもしれない。美食會のボス・三虎が、同僚の支部長たちが、他のメンバーが、自分の素顔を見て何を言われるかわからないから。
ブランチもまた罵る一人だろうと思うエルグ。しかしブランチはエルグに近づいて腰を落としてしゃがみ、そして――。
「全っ然、普通やで自分」
「!?」
罵るどころか『普通』と言い放ったブランチに、エルグは目を見開いて驚いた。
「わしの村なんかダルマに河童、鬼とか本モンの化けモンがぎょーさんおんのや。ヘラクかてなんも珍しない」
「…………!」
「なんやったらイケメンの部類やで! ダルマのおっさんが見よったらうらやましがるわ! おっさんブッサイクやからの~!」
「私が…イケメンだと……? そんな刺激的な言葉は……初めて耳にしたな……」
最後にエルグはとても嬉しい言葉を聴くことができた。焦げた全身が少しずつ塵になっていくのに、その顔はとても清々しい。
(ブランチ……その言葉をなんども咀嚼させてもらおう……。死ぬこの瞬間が……永遠に思えるよ……)
エルグはただ生まれた場所が悪かっただけなのだろう。もし彼がブランチと同じ妖食界に生まれていれば、ブランチと同様に肩を並べる料理人として活躍して表舞台に名を轟かせていたのかもしれない。
エルグが完全に散りになって消えたのを見届けたブランチは立ち上がり、ズボンのポケットに両手を入れる。
「美食會……厄介な奴らやのぅ。ハァ~、しんど。早よ充電せな」
カツンッ、カツンッ――……。
エルグとの決着がついてパワーが底を尽きかけているので、下駄を鳴らしながらブランチはその場を去った。
――……手練れの料理人たちが、灰汁獣やニトロの相手に苦戦を強いられている。
「サウンドアーマー」
ゼブラのサウンドアーマーに包まれて、一般人は次々と宙に浮かんでどこかへ移動して行く。それを少しずつ発しているゼブラもまた、瑞貴の守護結界に守られているので外敵から攻撃を受けることはない。
「もう少し……待ってろよ、トカゲ共……!」
ゼブラが――IGO側の切り札が動き出すときが近い。