決闘! サニーVSトミーロッド
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
☆☆☆☆☆
『全ては、心の中に……』
「クッ……! 痛みとは、心に刺さり、締めつけるモノ……!」
……サニーは目を閉じて周りの全ての音と匂いに集中する。料理人たちが逃げ惑い、抵抗すれば攻撃され、たくさんの灰汁獣や猛獣の歓喜の声も聞こえてくる。髪を切られた激痛はその内なくなるが、この光景は心に一生残ってしまう。
「この悲鳴……血の匂い……てめーらの気色悪い高笑いが、俺(レ)の心を、一生締めつける……。真の痛みとは、そういうものだ!」
キランッ!
「ギャーッハッハッハッ! 何言ってんだ、バーカ! ――ん?」
サニーが集中させると、前髪が光った。高笑いをしているトミーロッドもサニーの異変に気づく。
「そんな気食ワリィ記憶に悩まされながら、この先過ごすのは……ちっとも美(ツク)しくねーな!」
前髪だけでなく、サニーの全ての髪が光輝いている。そして先ほどまで痛みと苦痛で歪めた顔もまた凛々しく戻っていた。
「ってことで、もう容赦しねー。てめーら一匹残らず……この世から消してやる! はああぁぁあああ!!」
「なんだぁ……?」
「魔王の髪(サタンヘア)……」
ただ光っただけでなく、サニーのカラフルだった髪は全て黄金色へと変わった。しかしその美しさとは裏腹に、魔王の力が宿っているのだ。
〈ギュアァァアアア!!〉
「フッ」
その髪に惹かれるようにジャイアントパラサイトが再びサニーの髪を切り刻もうとする。――しかし、もうサニーの髪は切れなかった。
〈ギュアアッ!?〉
「ムダだ。この髪は千切れねー。それにもう……さわらないほうがいい。この髪一本一本が、旺盛な食欲を持ち、全てを食らい尽す……――悪魔の触手」
よく目を凝らしてもわかるかどうかだが、サニーの髪には一本に複数の顔が口を開けていた。まるで触れたら最後、それを食べ尽くさんと言わんばかりに。