死闘! ココVSグリンパーチ
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「グルメ時代で最も影響力のある人物は、政治家でもなければ、宗教家でも、芸術家でもない……『料理人』だ。国に一人の料理人が生まれることは、油田発見に等しい。料理人に比べれば、僕ら美食屋も吹けば飛ぶような存在だよ」
「…………!」
「かつて起こったグルメ戦争でも、料理人の奪い合いがあったそうだ。軍事力や資源以上の価値がある食材、それと変わらぬ価値を有するのが料理人! わかるよね? 小松くん、瑞貴ちゃん、君たち料理人は……――世界の宝なんだよ!
「「!」」
「スウウゥゥ――……おりゃあぁぁああ!!」
いつの間にか空に浮かんでいたグリンパーチがストローを加えて吸い込んで吐き出したのは、攻撃じゃなくて煙幕のように広がった。
「だから、美食會も君たちを必死になって手に入れようとするし……」
「とりゃあっ!」
煙幕の中から現れたグリンパーチが急降下してストローを振り下ろすと、ココさんが両腕をクロスして受け止めた。
「僕らも、命を懸けて君たちを守る!」
「うらあっ」
「ぐおっ!」
グリンパーチがストローを持つ両手とは別に、胴体の四本の腕を使ってココさんに拳を浴びせた。その攻撃によりうしろに下がったココさんは倒れた。
「ああっ!」
「ココさん!」
〈ユーン!〉
小松さんと私とユンちゃんが声を上げると、ココさんは体を起こしてゆっくりと立ち上がった。
「そんな……命を懸けるほどの価値が、僕たち料理人に……?」
「あるさ。小松くんと瑞貴ちゃんたちが丹精を込めて作る料理が……世界中の人々の腹を満たし、どこかで泣いている子の涙を拭い、慰め、未来を照らし、太陽のようなぬくもりと希望を与えるから! だから、僕たちは戦うんだ! 希望を守るために!」
「料理人は…希望……!」
「っ……!」
「絶対に希望を、美食會へは渡さない!」
「「ココさん……!」」
涙を浮かべる小松さんと私に、ココさんは力強く誓うように宣言してくれた。
(二人共、僕にとってはもっと特別な意味もあるけどね……)
……ココはそれだけは言葉にしなかった。誰かの者になってでも初めて心から愛しいと想う姫(瑞貴)、そして毒人間と知っても尚も慕ってくれる料理人(小松)。二人共ココにとって大切な存在なのだ。
「俺さ、そういう気取ったの大っ嫌いなんだよね~。もういいや、その希望とやらと一緒に吹っ飛ばしてやるぜ! 毒男ごとぉ!」
この空気をぶち壊したグリンパーチが鬱陶しそうにしている。しかもお腹が少しヘコんだかと思ったら、ストローを使わずに小さな竜巻ができるほどの息を吸い込み始めた。
「行け、小松くん! 瑞貴ちゃん! 僕の占いに出ている……――トリコが、君たちを必要としていると!」
「えっ!?」
「トリコが!?」
「一刻も早く移動するんだ! トリコの元へ!」
恐らくスタージュンと戦いの真っ只中にいるトリコが、どうして私たちを必要としているのか一瞬わからなかった。それは料理でエネルギーを補充するためか、援護を欲しているのか……。
「さあ!」
「は、はい!」
「わかりました!」
考えつく前にココさんが叫んだので、了承した私たちは急いでこの場から離れるために走り出す。チラッと見れば、また風船にようにお腹が膨らんだグリンパーチがストローをくわえていた。
「ブレスミサイル!!」
「はああっ!」
……ついに発射させたグリンパーチの攻撃を、ココは一瞬で毒の槍を作って投げた。槍とブレスミサイルがぶつかると衝撃で大きな爆発が起き、走っている瑞貴と小松とユンにも爆風に巻き込まれた。
「「〈わみゃああっ/うわああっ/ユーン!!〉」」
ふっ飛ばされたけどそんなに大きな怪我がなかった私たちは体を起こすと、爆風の向こうからグリンパーチがこちらに向かって来た。
「ココさん……!」
「っ!」
〈ユユユユン!〉
「「ユン/ちゃん!」」
ココさんがいったいどうなったのかわからなくて小松さんが声を出し、私は臨戦態勢を構えると、ユンちゃんが私たちの前に両手を広げて前に出た。この子、小松さんだけじゃなく私も守ろうとしている……!
「…………!」
「かつて起こったグルメ戦争でも、料理人の奪い合いがあったそうだ。軍事力や資源以上の価値がある食材、それと変わらぬ価値を有するのが料理人! わかるよね? 小松くん、瑞貴ちゃん、君たち料理人は……――世界の宝なんだよ!
「「!」」
「スウウゥゥ――……おりゃあぁぁああ!!」
いつの間にか空に浮かんでいたグリンパーチがストローを加えて吸い込んで吐き出したのは、攻撃じゃなくて煙幕のように広がった。
「だから、美食會も君たちを必死になって手に入れようとするし……」
「とりゃあっ!」
煙幕の中から現れたグリンパーチが急降下してストローを振り下ろすと、ココさんが両腕をクロスして受け止めた。
「僕らも、命を懸けて君たちを守る!」
「うらあっ」
「ぐおっ!」
グリンパーチがストローを持つ両手とは別に、胴体の四本の腕を使ってココさんに拳を浴びせた。その攻撃によりうしろに下がったココさんは倒れた。
「ああっ!」
「ココさん!」
〈ユーン!〉
小松さんと私とユンちゃんが声を上げると、ココさんは体を起こしてゆっくりと立ち上がった。
「そんな……命を懸けるほどの価値が、僕たち料理人に……?」
「あるさ。小松くんと瑞貴ちゃんたちが丹精を込めて作る料理が……世界中の人々の腹を満たし、どこかで泣いている子の涙を拭い、慰め、未来を照らし、太陽のようなぬくもりと希望を与えるから! だから、僕たちは戦うんだ! 希望を守るために!」
「料理人は…希望……!」
「っ……!」
「絶対に希望を、美食會へは渡さない!」
「「ココさん……!」」
涙を浮かべる小松さんと私に、ココさんは力強く誓うように宣言してくれた。
(二人共、僕にとってはもっと特別な意味もあるけどね……)
……ココはそれだけは言葉にしなかった。誰かの者になってでも初めて心から愛しいと想う姫(瑞貴)、そして毒人間と知っても尚も慕ってくれる料理人(小松)。二人共ココにとって大切な存在なのだ。
「俺さ、そういう気取ったの大っ嫌いなんだよね~。もういいや、その希望とやらと一緒に吹っ飛ばしてやるぜ! 毒男ごとぉ!」
この空気をぶち壊したグリンパーチが鬱陶しそうにしている。しかもお腹が少しヘコんだかと思ったら、ストローを使わずに小さな竜巻ができるほどの息を吸い込み始めた。
「行け、小松くん! 瑞貴ちゃん! 僕の占いに出ている……――トリコが、君たちを必要としていると!」
「えっ!?」
「トリコが!?」
「一刻も早く移動するんだ! トリコの元へ!」
恐らくスタージュンと戦いの真っ只中にいるトリコが、どうして私たちを必要としているのか一瞬わからなかった。それは料理でエネルギーを補充するためか、援護を欲しているのか……。
「さあ!」
「は、はい!」
「わかりました!」
考えつく前にココさんが叫んだので、了承した私たちは急いでこの場から離れるために走り出す。チラッと見れば、また風船にようにお腹が膨らんだグリンパーチがストローをくわえていた。
「ブレスミサイル!!」
「はああっ!」
……ついに発射させたグリンパーチの攻撃を、ココは一瞬で毒の槍を作って投げた。槍とブレスミサイルがぶつかると衝撃で大きな爆発が起き、走っている瑞貴と小松とユンにも爆風に巻き込まれた。
「「〈わみゃああっ/うわああっ/ユーン!!〉」」
ふっ飛ばされたけどそんなに大きな怪我がなかった私たちは体を起こすと、爆風の向こうからグリンパーチがこちらに向かって来た。
「ココさん……!」
「っ!」
〈ユユユユン!〉
「「ユン/ちゃん!」」
ココさんがいったいどうなったのかわからなくて小松さんが声を出し、私は臨戦態勢を構えると、ユンちゃんが私たちの前に両手を広げて前に出た。この子、小松さんだけじゃなく私も守ろうとしている……!