脅威の猛毒! ココ、勝利への方程式!
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……ココは吐き出した毒の分の水分を補給するため水筒の水が空になるまで飲んでいる。キッスもそのためにGTロボより高く飛んでいた。
《待チヤガレー!》
「さて、味をセンサーで伝えている部分は……あの中か」
ココは水筒を投げ捨てて超視力を使い、センサーを発見すると左手に毒を集中する。
《ピーラーショット!!》
「クッ!」
再び撃たれたピーラーショットをココはポイズンソードで防ぐが、逆に欠けてしまった。
「硬度が足りなかったか……――っ!? しまった!」
隙を突かれてしまい、ピーラーショットがポイズンソードに当たってココの手から離れる。
《ショット!!》
「っ!」
ジャンプしてかわしたココは無防備だ。その隙を逃さずGTロボは口を開いた。
《バカガ! クラエ!》
「今だ! ポイズンライフル!!」
狙い通りの場所に毒が放たれたが、逆に相手のキヤノン砲も少し自分に当たってしまったため、ココは地上に墜落してしまった。GTロボは即座に走り出し、起き上がるココを踏んで身動きを取れなくする。
《口ノ中ニナンカ入レヤガッタナ? 味ノ情報ガ遮断サレ、成分ノ分析ガ始マッタ……毒カ! コシャクナ。ソンナモンGTロボニ効クワケネェダロウガ》
「フッ! どうかな?」
《アア?》
「いい場所だ……僕はここへ来たかった……。マンモスとの距離も充分……やっと本気でやれる……。もう誰も……誰も…僕に近づくな……」
ココのグルメ細胞のポイズンデビルが姿を表し、さらにココから紫の煙が放たれた。
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……リーガルマンモスの胃で、サニーはGTロボと対峙していた。
《ケッ。ハッハッハッハッ!》
「あっ! 逃げんじゃねぇ! 正々堂々と美(ツク)しく勝負しろ、不細工!」
なんとGTロボはサニーから遠ざかるように逃げて行ったのだ。
「いにしえの沼であれだけのことができる品の無さに通じる、ゲスな奴め!」
《ヒッヒッヒッヒッ! 逃ゲテンジャネェ! ソノ不細工ナ化ケモンノ射程カラ距離ヲ取ッテルダケダ!》
「そういうのを逃げてるっつーんだよ!」
追いかけるために走り出すサニーに、GTロボは振り向いてキヤノン砲を発射させた。
「髪誘導(ヘアリード)!!」
触覚で攻撃の軌道を変える技だが、キヤノン砲は自分を足止めして距離を作るためだとサニーは気づいた。
《ヒッヒッヒッヒッ!》
(こいつ……!)