最悪の切り札! グルメ界の怪物“ニトロ”
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――……会場の屋内では未だに残っていた観客たちが急いで走りながら避難をしていた。その中で小松の修業仲間である仲梅が一人逃げることなくキョロキョロしていた。
「しまった……モイ会長たちとはぐれちゃった……! そ、それにしても大変な騒ぎになっちゃったぞ……! こまっちゃんは無事かな? ――ん?」
ふと仲梅がうしろを向くと、雇い主であるグルメツーリスト会長・マーマイ=モイが数人のグルメSPと共に通路の角に入るのが見えた。
「モイ…会長?」
戦場になったこのクッキングスタジアムで、観客たちは大慌てで逃げているというのにモイは全く動じていない。不思議に思った仲梅は彼のあと追って角を曲がると早くもモイたちの姿が見えない。しかしそばには地下へ続く階段を見つけた。
――階段を降りた廊下の中で、一つだけ少し開いている扉がある。その部屋の中には先ほど仲梅が見つけたモイ、株式会社グルだらけ会長・カーネル=モッコイ、元ジダル王国国王・ダーニル=カーン、そしてIGO第0ビオトープ職員・光才老がいた。
「現状、美食會側が少々分が悪いか。そろそろ介入しても良い頃だ」
「いや、まだ様子を見よう」
「だが、IGOと美食會――両者ともにキッチリ潰し合ってもらわんことには……我々の思惑通りに進まんからな」
「美食會には、『切り札』がいる。そろそろ到着する頃だ」
モイと光才老を中心に何かを話し合っている。それはこの戦争がまるで何かの計画の一部に組み立てられ、そして潰し合うことが目的なのだ。それを扉の陰で聞いていた仲梅は驚きで目を見開く。……その彼の近くには光才老を尾けていた栗坊がいた。
――灰汁獣は本当に減っているのかと疑いたいくらい、どんどん追加が来る。小松さんに私のうしろにある大きな瓦礫の陰に隠れてもらって、私は薙刀を構える。
〈〈〈〈〈ギャオォォオオオ!!〉〉〉〉〉
「はああっ!」
迫り来る灰汁獣たちを薙刀で次々と一閃していく。食林寺で初めて会った灰汁獣よりも弱いから薙刀だけでも充分に倒せる。
すると私の瓦礫の陰に隠れていた小松さんが顔を出して声をかけて来た。
「み、瑞貴さん! 大丈夫ですか!?」
「うん。それにこの程度の灰汁獣なら、私じゃなくても上位ランキングの料理人でも倒せるよ」
「――ドスコイ!!」
言ったそばからというか、まくべえシェフの声と力技の音が聞こえた。さっき助けてもらってから、まくべえシェフは私たちの近くで戦っている。
「君ら、全く懲りない奴らなんだな」
その言葉には激しく同意です。次から次へとやって来る灰汁獣は、倒せないことはなくても鬱陶しいったらありゃしない。
次にまくべえシェフは両手をズボンのポケットに一度入れると、拳を作って少し正面に出した。その隙間からこぼれるのは……塩?
「しまった……モイ会長たちとはぐれちゃった……! そ、それにしても大変な騒ぎになっちゃったぞ……! こまっちゃんは無事かな? ――ん?」
ふと仲梅がうしろを向くと、雇い主であるグルメツーリスト会長・マーマイ=モイが数人のグルメSPと共に通路の角に入るのが見えた。
「モイ…会長?」
戦場になったこのクッキングスタジアムで、観客たちは大慌てで逃げているというのにモイは全く動じていない。不思議に思った仲梅は彼のあと追って角を曲がると早くもモイたちの姿が見えない。しかしそばには地下へ続く階段を見つけた。
――階段を降りた廊下の中で、一つだけ少し開いている扉がある。その部屋の中には先ほど仲梅が見つけたモイ、株式会社グルだらけ会長・カーネル=モッコイ、元ジダル王国国王・ダーニル=カーン、そしてIGO第0ビオトープ職員・光才老がいた。
「現状、美食會側が少々分が悪いか。そろそろ介入しても良い頃だ」
「いや、まだ様子を見よう」
「だが、IGOと美食會――両者ともにキッチリ潰し合ってもらわんことには……我々の思惑通りに進まんからな」
「美食會には、『切り札』がいる。そろそろ到着する頃だ」
モイと光才老を中心に何かを話し合っている。それはこの戦争がまるで何かの計画の一部に組み立てられ、そして潰し合うことが目的なのだ。それを扉の陰で聞いていた仲梅は驚きで目を見開く。……その彼の近くには光才老を尾けていた栗坊がいた。
――灰汁獣は本当に減っているのかと疑いたいくらい、どんどん追加が来る。小松さんに私のうしろにある大きな瓦礫の陰に隠れてもらって、私は薙刀を構える。
〈〈〈〈〈ギャオォォオオオ!!〉〉〉〉〉
「はああっ!」
迫り来る灰汁獣たちを薙刀で次々と一閃していく。食林寺で初めて会った灰汁獣よりも弱いから薙刀だけでも充分に倒せる。
すると私の瓦礫の陰に隠れていた小松さんが顔を出して声をかけて来た。
「み、瑞貴さん! 大丈夫ですか!?」
「うん。それにこの程度の灰汁獣なら、私じゃなくても上位ランキングの料理人でも倒せるよ」
「――ドスコイ!!」
言ったそばからというか、まくべえシェフの声と力技の音が聞こえた。さっき助けてもらってから、まくべえシェフは私たちの近くで戦っている。
「君ら、全く懲りない奴らなんだな」
その言葉には激しく同意です。次から次へとやって来る灰汁獣は、倒せないことはなくても鬱陶しいったらありゃしない。
次にまくべえシェフは両手をズボンのポケットに一度入れると、拳を作って少し正面に出した。その隙間からこぼれるのは……塩?