頂上決戦! IGOVS美食會
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――その一方、マッチの部下・シンとラムとルイがマシンガンを、グルメ騎士(ナイト)・秋丸や雪丸たちが弓を使い、灰汁獣を倒したり支部長たちの動きを止めている。
「グルメマフィアにグルメ騎士(ナイト)……そして美食屋、か。我々の目的は料理人を捕らえること。邪魔をしなければ助かったものを」
足を垂直に上げたユーと、その隣にいるリモンの前には、料理人や美食屋たちが倒れていた。ミクロGTロボや新型GTロボを器用に操るユーだが、戦闘力も支部長として申し分ないようだ。もちろんリモンも紅一点ながら幹部としてふさわしい強さだ。
「それにしても……彼はエルグとどう戦うのか。いい余興になりそうですね」
ユーが見やる先には、エルグと滝丸が対峙していた。
――この二人が対決することになったのは、考える間でもなく最初の会話のせいだろう。任務を妨害する滝丸を、エルグは直々に倒すと決めていたのかもしれない。
「『料理人をさらうのは絶対に許さない』……そう言ったな」
「ああ! この命に代えても、止めてみせる!」
「ならば、いただこうか。その命!」
(相手は美食會支部長……とっておきのプリショットルーティーンで挑まなければ!)
エルグは顔と上半身が包帯で巻かれ、下半身は馬の脚というケンタウロスのような姿をしていた。しかも支部長暮らすということで滝丸はまず冷静に構える。
「悪いが、そんなお遊戯には付き合っていられん! ボスがお待ちなのでな!」
(いける!)
蹄を鳴らしながら襲いかかって来たエルグに、滝丸は目を見開くと両手を前に突き出した。
「栓抜きショット!!」
踏み潰さんとばかりに両前足を大きく上げたエルグ。滝丸はそれを見極めて馬の腹に位置する場所へ技を命中させた。しかもそれは一つだけでなく、いくつもの骨が外れる音が響き渡りながらエルグは倒れる。
「背骨、脊椎を構成する骨、全てを外した! あなたもう戦うどころか、起き上がることすらできない! ――二度とね」
もうエルグは動くことができないと、背を向けて歩き出した目を閉じた滝丸はグルメ騎士(ナイト)として命を奪うことだけはしなかった。
「命だけは、助けよう……」
……キランッ!
エルグの包帯の隙間から赤い目が光った。その後、滝丸は閉じていた目を開くと驚きの光景が見えた。
「っ!」
複数の蹄の音が鳴り響き砂塵が舞う次の瞬間、滝丸は地に落ちた巨大モニターに叩きつけられる。そしてうしろに倒れたとき、顔を向けた滝丸が目にしたのは、動けないはずのエルグが立っていたのだ。
☆☆☆☆☆
……美食會との全面戦争が起こる中、人がいないはずの屋内の廊下で第0ビオトープの職員・光才老が一人歩いていた。その少し離れた柱の陰には、同じ第0ビオトープの職員・栗坊が彼を尾行している。
脳裏に浮かぶのは、数ヶ月前に第0ビオトープで珍鎮々以外の職員と一龍が集まった、あの会議のあとの出来事だ。
『栗坊』
『なんだべ、会長?』
『お前に頼みがある』
『おお?』
『光才老の監視をしてくれんか』
『どういうことだべ?』
『光才老は料理人を守ると自ら申し出てフェスに向かった……――じゃが、何か臭う』
『っ! そいつはぁ……!』
『ああ……。IGOに潜り込んでいたスパイ……奴かもしれぬ。だからお前は気づかれぬように、光才老を監視してほしいのじゃ』
そして栗坊は一龍の指示通り、会場の奥に向かう光才老の尾行を続けていくのだった。
「グルメマフィアにグルメ騎士(ナイト)……そして美食屋、か。我々の目的は料理人を捕らえること。邪魔をしなければ助かったものを」
足を垂直に上げたユーと、その隣にいるリモンの前には、料理人や美食屋たちが倒れていた。ミクロGTロボや新型GTロボを器用に操るユーだが、戦闘力も支部長として申し分ないようだ。もちろんリモンも紅一点ながら幹部としてふさわしい強さだ。
「それにしても……彼はエルグとどう戦うのか。いい余興になりそうですね」
ユーが見やる先には、エルグと滝丸が対峙していた。
――この二人が対決することになったのは、考える間でもなく最初の会話のせいだろう。任務を妨害する滝丸を、エルグは直々に倒すと決めていたのかもしれない。
「『料理人をさらうのは絶対に許さない』……そう言ったな」
「ああ! この命に代えても、止めてみせる!」
「ならば、いただこうか。その命!」
(相手は美食會支部長……とっておきのプリショットルーティーンで挑まなければ!)
エルグは顔と上半身が包帯で巻かれ、下半身は馬の脚というケンタウロスのような姿をしていた。しかも支部長暮らすということで滝丸はまず冷静に構える。
「悪いが、そんなお遊戯には付き合っていられん! ボスがお待ちなのでな!」
(いける!)
蹄を鳴らしながら襲いかかって来たエルグに、滝丸は目を見開くと両手を前に突き出した。
「栓抜きショット!!」
踏み潰さんとばかりに両前足を大きく上げたエルグ。滝丸はそれを見極めて馬の腹に位置する場所へ技を命中させた。しかもそれは一つだけでなく、いくつもの骨が外れる音が響き渡りながらエルグは倒れる。
「背骨、脊椎を構成する骨、全てを外した! あなたもう戦うどころか、起き上がることすらできない! ――二度とね」
もうエルグは動くことができないと、背を向けて歩き出した目を閉じた滝丸はグルメ騎士(ナイト)として命を奪うことだけはしなかった。
「命だけは、助けよう……」
……キランッ!
エルグの包帯の隙間から赤い目が光った。その後、滝丸は閉じていた目を開くと驚きの光景が見えた。
「っ!」
複数の蹄の音が鳴り響き砂塵が舞う次の瞬間、滝丸は地に落ちた巨大モニターに叩きつけられる。そしてうしろに倒れたとき、顔を向けた滝丸が目にしたのは、動けないはずのエルグが立っていたのだ。
☆☆☆☆☆
……美食會との全面戦争が起こる中、人がいないはずの屋内の廊下で第0ビオトープの職員・光才老が一人歩いていた。その少し離れた柱の陰には、同じ第0ビオトープの職員・栗坊が彼を尾行している。
脳裏に浮かぶのは、数ヶ月前に第0ビオトープで珍鎮々以外の職員と一龍が集まった、あの会議のあとの出来事だ。
『栗坊』
『なんだべ、会長?』
『お前に頼みがある』
『おお?』
『光才老の監視をしてくれんか』
『どういうことだべ?』
『光才老は料理人を守ると自ら申し出てフェスに向かった……――じゃが、何か臭う』
『っ! そいつはぁ……!』
『ああ……。IGOに潜り込んでいたスパイ……奴かもしれぬ。だからお前は気づかれぬように、光才老を監視してほしいのじゃ』
そして栗坊は一龍の指示通り、会場の奥に向かう光才老の尾行を続けていくのだった。