野生の闘い! トリコ、最強攻撃!!
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ドンッ!!
「えっ!?」
リンが驚くのもムリはない。超大型GTロボを横から押して落としたのは、通常の巨大GTロボと変わらぬ大きさになったマンサムなのだ。着地すると筋肉が膨れ上がろうとするのを抑えるように肩で大きく息をするマンサムの姿に、初めて見たのかリンは驚く。
「フゥー……フゥー……」
「えっ、マ、マンサム所長?」
「奴らはわしが引き受ける……お前はここから離れろ!」
「大丈夫! この日のために装備はバッチリだし! GTロボだって倒せるし!」
こうしている間にも普通サイズのGTロボが何百体も降りて来る。リンだってこの事態を予想して準備してきたのだ。しかし――。
「わからんのか……」
「えっ?」
「案じているのはGTロボが相手だからではない……――わしだぁ!!」
「!」
振り向いたマンサムは目が白く光っており、リンがいる前では暴走するのを堪えるかのように右手で左肩を抑える。それでも体の筋肉は轟くように動くばかりだ。
「制御できなくなったわしは、自分でも何をするかわからない!」
「マンサム所長……」
「そうなっては危険だ……今の内に早く行け!」
「わかったし! ウチはフェス会場に、料理人とトリコたちの援護に向かうし!」
自分がこの場にいてはマンサムの邪魔になるとわかったリンは、マンサムの厚意を受け取ってジュラフバードから降りると橋を渡ってフェス会場へと向かって行く。
「さあ、来い! 美食會!!」
どんどん降りてくるGTロボ、そしてまだ残っている灰汁獣たちを相手に、マンサムはただ一人で立ち向かう。
☆☆☆☆☆
私と小松さんの周りにいる灰汁獣をひと通り撃破したので、体力温存も兼ねて私は小松さんに地上へ降りることを告げる。
「一度降りるよ、小松さん」
「は、はい!」
私は地上に着地すると小松さんを降ろした。小松さんを守りつつゼブラの頼みごとも実行していたから、体力はまだまだ大丈夫でも精神的に疲れるな……。
「うわあぁぁあああ!! そんな……メチャメチャだ……! フェスが……」
「小松さん……」
小松さんは『第50回クッキングフェス』と記された横断幕を見て涙を浮かべる。ずっと出場することを夢見ていたのに、それがこんなことになって悲しくて仕方ないはずだ。
「――避難せんとまだおったんかい」
「ブ、ブランチさん……!」
「無事だったんだね」
小松さんの隣に現れたのは両腕を組むブランチ。今は落ち着いているけど、彼とてこの状況を作った美食會に怒りを感じてさっき叫んでいたものね。