最強コンビはだれだ? 島丸ごとクッキング!!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
☆☆☆☆☆
小松さんとトリコがオイースター島の実を持ってやっと会場に帰って来たので、ひと安心した私はホッと息を吐いた。そして小松さんも調理を終えてG7に実食してもらう。
「あむっ……実に美味! この風味がなんとも!」
「グルメ島で採れたレモンドを絞ると、またおいしいですよー!」
「あむっ……おおっ! サッパリとしてうまみが増しおった!」
「牡蠣フライもご用意してます!」
切り分けてもかなりの量だから、G7だけでなく四天王のみんなにも振る舞われることになった。小松さんに頼んで私もメルクさんの分を持って行ったよ。
「グルメ島のエキスを丸ごと吸った牡蠣……!」
「オイースター島っていうぐらいだ、島を二島捕獲に匹敵してんじゃね!?」
ココさんとサニーもフォークを使っておいしそうに食べているけど、同じくスーツに戻ったトリコは手づかみで次々と口の中に入れていた。
「あぐあぐっ」
「あの、トリコさん! そんなに食べないでくださいよー!」
「もういいだろ~? 丸ごと調理したあとだ、食べてもよ~!」
「でも、みなさんの分が……」
小松さんのも量が多いから、私のときみたいに他のみんなにも配ってる。やっぱりおいしいものはみんなで食べたほうがさらにおいしくなるからね!
「こりゃ間違いなく三回戦突破やな。まあわしも……このギガン島・ギガ肉盛りで通過間違いないがな!」
《いいか、俺のおかげで捕獲できたんだ! だから俺が食うんだコラアッ!!》
「アホか! お前に食われたら審査できんがな!」
《ブランチシェフ、審査Please!》
「よっしゃー!」
《てめぇ、待てゴラァ!!》
なんでゼブラは音弾で会話しているんだろう……。まあきっと、あの量だとブランチもみんなに振る舞うだろうからゼブラの分もあると思うよ。……うん、きっと。ブランチが拒否しなければ。
――全員の審査が終わったのでしばらく結果待ちしていたけど、ついに終わったようでムナゲさんが現れた。
《Ladies&Gentleman!! 第50回クッキングフェス、決勝トーナメント出場者のメンバーがでそろいました!!》
「ウウッ~……。舞獣姫さん、緊張します……!」
「それは私も同じだよ……小松さん」
《決勝出場者、十六名はこちらだ!!》
不安と緊張で心臓がバクバクなっていると、ムナゲの合図でモニターに決勝出場者の写真が映し出された。その中に……私も小松さんもいた!
「あー! 舞獣姫さん、勝ち残ってますよ! おめでとうございます!」
「ありがとう! 小松さんこそおめでとう!」
「えっ? あー! ホントだ! 僕、勝ち残ってる!」
真っ先に私のが目に入ったかもしれないけど、両手を取って自分のことのように喜んでくれる小松さんの気持ちは嬉しい。だけど私が言うまで自分も勝ち残っていたことに気づかないなんて……。
《さあ決勝トーナメントは……――小松対ザウス! コプリコ対ダマラ=スカイ13世! ホリス対ルルブー! つららママ対まくべえ! 千流対ユダ! ブランチ対ライブベアラー! アッポロ対タイラン! 舞獣姫対節乃!》
「「「「「ワアアァァアアア!!」」」」」」
「い、いきなりザウスシェフと……?」
「まさかこんなに早く節乃さんと当たるなんて……」
小松さんは料理人ランキング1位のザウスシェフ、私にはフェス優勝回数1位の節乃さん。どちらも早々に1位組が当たるなんてついてるんだかついていないんだか……。
「どっちも相手にとって不足ナシだな!」
……トリコは小松と瑞貴の相手であるザウスと節乃を見て、落ち込むどころかむしろ面白そうに笑っていた。故にそれは小松と瑞貴の腕を信頼しているからである。
――決勝トーナメントが決まって盛り上がる中、クッキングアイランドの周りにいたジュラフバードの耳がピクリと動いたのを、待機していたマンサムは感じ取っていた。
「何か来たみてぇだな……!」
「いよいよか……!」
……そしてゼブラの地獄耳にも、空や海から迫り来る大量の軍勢とは裏腹な微かな音が届いた。同時にトリコとココとサニーにも緊張が走り、顔をしかめる。
「……最後まで戦わせてくれないなんて、ホント野暮だよね」
「舞獣姫さん?」
「なんや? 緊張しとんのか?」
両隣で小松さんが不思議そうに、ブランチがからかうように言ってきたけど、私はどちらにも返事をしなかった。
フェスが始まる前から知っていたけど、何度も囁いていた第六感が思いっきり反応し始めている。それは即ち――美食會の魔の手が、ついにそこまでやって来たということだ。