生きるか死ぬか 天秤デスクッキング!!
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「見事だ。以前と比べて格段と腕を上げたな」
「ありがとうございます!」
深く頷いたパッチさんに、私もまた深々とお礼をした。センチュリースープの前から私の料理を食べてくれたパッチさんは、私の成長を知る人の一人だから、尚更その褒め言葉が嬉しい。
「「「「「ワアアァァアアア!!」」」」」
「さすが舞獣姫さん!」
「こらますます負けてられへんな。わしの料理でおどれらの度肝を抜かせたるで!」
「はい! ブランチさんも、がんばってください!」
……それからブランチ、節乃、ザウス、わぶとら、千流、つらら、ライブベアラー、ユダ、ねり丸、カマ婆、トン、ダマラス、タイラン、すみれ――世界ランクの料理人たちが次々と料理を調理し、そしてG7に提供した。
《まずは人間国宝・節乃! &ザウス! ユダ! ブランチ! ライブベアラー! 千流! わぶとら! 舞獣姫!》
「えっ……!」
「やりましたね、舞獣姫さん!」
《&小松シェフ!》
「えっ!? 僕!? いいいい今、僕の名前が……!?」
「うん、呼ばれたよ! 一緒に一回戦突破だね!」
「やった~……! 一回戦突破だー!」
グイッ!
「わみゃ!?」
小松さんが急に私の手を取って走り出したので私もそれに引かれながら走ると、着いた場所は四天王のテーブル席に近い壁際だ。そして小松さんは私の手とは反対の手で拳を上げる。
「聞こえましたか、みなさーん!? 僕も舞獣姫さんも勝ち抜きましたー!」
「小松さん……フフッ。――やったよー! みんなー!」
「聞こえたってば。一回戦突破であの喜びよう、何が――」
「ハシャぐね。ハシャぎまくってるね」
「まるで優勝したみてぇだな!」
「フンッ。ったくチョーシに乗りやがって」
「「「「ハハハハッ!」」」」
小松さんにつられて私も繋いだ手とは逆の手で拳を上げた。四天王のみんながどんな会話をしていたのかは聞こえなかったけど、肩を震わせて笑い合っている光景が見えるから喜んでくれているのかな。
《総勢五十人の料理人たちが決定! 続いて第二回戦に移っていただきます! 第二回戦は……これだ――っ!!》
ムナゲさんの合図でスタジアムの床が一部動くと、地下から現れたのは……――巨大な天秤!?
《天秤デスクッキング・第一試合はおみくじCookingにより決められました!! トップバッターは美食屋兼料理人・舞獣姫!! そして対戦するのは下町のカリスマ・ゆうじシェフ!!》
私とゆうじシェフはそれぞれの天秤の皿に用意された調理場に着く。それにしても、まさかいきなりトップバッターなんてね。私の相手は世界料理人ランキング16位のゆうじシェフ……過去にメルクさんの工房で包丁を見たことがあるし、開会式でも遠目から見えていたけど、本人を前にするとやはりランキング上位者としての迫力がある。
そしてモニターにルールをわかりやすく理解できるよう動画が表示された。
……ルールは二人の天秤には同じ食材が釣り合うように乗っている。それぞれ天秤に食材を速く調理して観客の中から選んだ方たちに食べてもらう。そして食材を減らせば天秤皿は軽くなり上へ、相手の天秤皿は下がる。下に皿を炙る炎が待っている。料理のスピードがモノをいう勝負だ。
「舞獣姫、君とこのクッキングフェスという場で戦えるのを嬉しく思う。胸を借りるつもりで戦おう」
「こちらこそ、若輩者ですがよろしくお願いします!」
激励をくれたゆうじシェフに私もまた敬意を表して挨拶した。彼は決して新参者の私を見下したりしていない……全力でぶつかり合う相手として認めているって声音と雰囲気でハッキリわかった。
《ではではでは、天秤デスクッキング第一回戦、Start!!》
開始の合図が出ると同時に私とゆうじシェフは調理を開始した。食材とこのステージを見たときからイメージは固まっている。だけどこの調理場は速ければ速いほど食材が減り、天秤が下がって開始同時に現れた炎の元へ落ちる……時間と、暑さを相手にもしないといけない。
最初に調理された皿を出したのはゆうじシェフ。いろんな部位のホルモンが焼き鳥のように串に刺して炭火で焼かれているけど、肉だけじゃなくて野菜も海鮮類も吟味して組み合わせている。その香ばしい匂いとおいしさにお客さんがゆうじシェフのテーブルに向かっていたのが見えた。
《さすが下町でありながら八ツ星の店を構えるゆうじ! ここでも客足が途絶えることがない――っ!?》
「うめー!」
「肉の内臓ってこんなにおいしいのか!」
「一緒に串焼きにした野菜や海鮮類も相性が抜群!」
「おかわりー!」
……真っ先に料理ができたことで客は当然ゆうじのほうに流れていく。そしてひと口食べた瞬間からゆうじの料理の虜になっていた。さらに調理スピードも速いため、瑞貴の天秤皿は下に落ちて炎に近づいていく。
「ありがとうございます!」
深く頷いたパッチさんに、私もまた深々とお礼をした。センチュリースープの前から私の料理を食べてくれたパッチさんは、私の成長を知る人の一人だから、尚更その褒め言葉が嬉しい。
「「「「「ワアアァァアアア!!」」」」」
「さすが舞獣姫さん!」
「こらますます負けてられへんな。わしの料理でおどれらの度肝を抜かせたるで!」
「はい! ブランチさんも、がんばってください!」
……それからブランチ、節乃、ザウス、わぶとら、千流、つらら、ライブベアラー、ユダ、ねり丸、カマ婆、トン、ダマラス、タイラン、すみれ――世界ランクの料理人たちが次々と料理を調理し、そしてG7に提供した。
《まずは人間国宝・節乃! &ザウス! ユダ! ブランチ! ライブベアラー! 千流! わぶとら! 舞獣姫!》
「えっ……!」
「やりましたね、舞獣姫さん!」
《&小松シェフ!》
「えっ!? 僕!? いいいい今、僕の名前が……!?」
「うん、呼ばれたよ! 一緒に一回戦突破だね!」
「やった~……! 一回戦突破だー!」
グイッ!
「わみゃ!?」
小松さんが急に私の手を取って走り出したので私もそれに引かれながら走ると、着いた場所は四天王のテーブル席に近い壁際だ。そして小松さんは私の手とは反対の手で拳を上げる。
「聞こえましたか、みなさーん!? 僕も舞獣姫さんも勝ち抜きましたー!」
「小松さん……フフッ。――やったよー! みんなー!」
「聞こえたってば。一回戦突破であの喜びよう、何が――」
「ハシャぐね。ハシャぎまくってるね」
「まるで優勝したみてぇだな!」
「フンッ。ったくチョーシに乗りやがって」
「「「「ハハハハッ!」」」」
小松さんにつられて私も繋いだ手とは逆の手で拳を上げた。四天王のみんながどんな会話をしていたのかは聞こえなかったけど、肩を震わせて笑い合っている光景が見えるから喜んでくれているのかな。
《総勢五十人の料理人たちが決定! 続いて第二回戦に移っていただきます! 第二回戦は……これだ――っ!!》
ムナゲさんの合図でスタジアムの床が一部動くと、地下から現れたのは……――巨大な天秤!?
《天秤デスクッキング・第一試合はおみくじCookingにより決められました!! トップバッターは美食屋兼料理人・舞獣姫!! そして対戦するのは下町のカリスマ・ゆうじシェフ!!》
私とゆうじシェフはそれぞれの天秤の皿に用意された調理場に着く。それにしても、まさかいきなりトップバッターなんてね。私の相手は世界料理人ランキング16位のゆうじシェフ……過去にメルクさんの工房で包丁を見たことがあるし、開会式でも遠目から見えていたけど、本人を前にするとやはりランキング上位者としての迫力がある。
そしてモニターにルールをわかりやすく理解できるよう動画が表示された。
……ルールは二人の天秤には同じ食材が釣り合うように乗っている。それぞれ天秤に食材を速く調理して観客の中から選んだ方たちに食べてもらう。そして食材を減らせば天秤皿は軽くなり上へ、相手の天秤皿は下がる。下に皿を炙る炎が待っている。料理のスピードがモノをいう勝負だ。
「舞獣姫、君とこのクッキングフェスという場で戦えるのを嬉しく思う。胸を借りるつもりで戦おう」
「こちらこそ、若輩者ですがよろしくお願いします!」
激励をくれたゆうじシェフに私もまた敬意を表して挨拶した。彼は決して新参者の私を見下したりしていない……全力でぶつかり合う相手として認めているって声音と雰囲気でハッキリわかった。
《ではではでは、天秤デスクッキング第一回戦、Start!!》
開始の合図が出ると同時に私とゆうじシェフは調理を開始した。食材とこのステージを見たときからイメージは固まっている。だけどこの調理場は速ければ速いほど食材が減り、天秤が下がって開始同時に現れた炎の元へ落ちる……時間と、暑さを相手にもしないといけない。
最初に調理された皿を出したのはゆうじシェフ。いろんな部位のホルモンが焼き鳥のように串に刺して炭火で焼かれているけど、肉だけじゃなくて野菜も海鮮類も吟味して組み合わせている。その香ばしい匂いとおいしさにお客さんがゆうじシェフのテーブルに向かっていたのが見えた。
《さすが下町でありながら八ツ星の店を構えるゆうじ! ここでも客足が途絶えることがない――っ!?》
「うめー!」
「肉の内臓ってこんなにおいしいのか!」
「一緒に串焼きにした野菜や海鮮類も相性が抜群!」
「おかわりー!」
……真っ先に料理ができたことで客は当然ゆうじのほうに流れていく。そしてひと口食べた瞬間からゆうじの料理の虜になっていた。さらに調理スピードも速いため、瑞貴の天秤皿は下に落ちて炎に近づいていく。