生きるか死ぬか 天秤デスクッキング!!
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「んっ!? この米は食材が置かれていた砂浜・ライスビーチの米!?」
「はい! あっ、使っちゃダメでしたか?」
「いや、なんら問題ない。だがまったくもって珍しくもないあの米を使うとは……」
「あ~……はい。なんかもったいなくて」
「もったいない?」
「はい」
「ホォ……」
小松さんの言葉にパッチさんはどこか感心するように呟いた。よかった、ライスビーチの米を使っちゃいけないルールがなくて。
「これだけ多くの食材の風味を生かすとは……! しかも食材は他の料理人が選ばなかったいわば残り物」
「持って来た食材を――全てをうまく生かすにはチャーハンが一番いいかなぁと思いまして」
「ウム。実に楽しくおいしい料理だ!」
「ありがとうございます!」
感想やG7の表情を見る限り、小松さんの料理はとても好評だ。
「よかった。きっと小松さんはこの予選を確実に通過だね」
「小松……ホンマおもろいやっちゃ。負けられへんな」
「それじゃあ次は、私たちの番だね」
「「へへっ/フフッ」」
私とブランチは顔を見合わせて笑った。あんな素晴らしい料理を見せられちゃ、私たちも腕を思いっきり振るわなきゃいけない。そして、審査員においしく食べてもらうためにも。
《ではでは次の選手は、同じくトライアスロンでNo.1を勝ち取った舞獣姫だ――っ!!》
「「「「「ワアアァァアアア!!」」」」」
「フゥ……いくよ」
ひと息ついた私は食材と向き合い、さっそく調理に入った。小松さんと違って私はいつも使っている包丁を始めとした調理道具だから、尚更無様な姿を見せるわけにはいかない。
「がんばれ、舞獣姫さん!」
「わしとあんだけ張りおうたのに、ここで落ちたら承知せぇへんで!」
「瑞貴、小松に続くといいな」
「きっと大丈夫だよ、僕らのお姫様ならね」
「それに、今日のために調理器具もしっかり手入れしている。相変わらず美(ツク)しい輝きだ」
「心拍数…呼吸数…脈拍…どれをとってもいつもの瑞貴だ」
……小松やブランチや四天王の応援と、たくさんの人々の期待を受けながらも、瑞貴はずっと食材と対話している。まるでステージだけ別空間のようだ。
「ウッフッフッフッ。舞獣姫も小松くんと同じく、調理中に笑顔を絶やしておらぬ。調理を楽しんでおるようじゃな」
「フム。どんな料理ができるのか、楽しみですな」
「四天王・サニーが認める料理人……果たしてどんなモノか」
……節乃もザウスもわぶとらも、瑞貴の調理する姿に見惚れつつもG7のメンバー同様に料理を楽しみにしていた。そしてついに瑞貴の手が止まる。
「できた……!」
《舞獣姫、調理がFinish!! 小松シェフと同じく他の料理人に手を付けられなかった食材で、どんな料理ができあがったのか!?》
クロッシュを被せた皿を私はG7のみなさんにそれぞれ配る。調理するときは全く緊張していなかったのに、いざ実食してもらうと少しドキドキしてきた。
「どうぞ。『ビーチから生まれたミートドリア』です」
私がクロッシュを開けると、フワリとした香りと共に現れたドリア。魚も野菜もひと口大だけど歯応えもできる程度の大きさ切っておいた。そしてネオトマトのソースをベースにして最後にはミネラルチーズも上に掛けて焼いたんだ。
《ん~! クロッシュを開けた瞬間にVery very Deliciousな香りがここまで来ているかのように、とてもおいしそうだー!》
「ドリア……もしや、この米も!?」
「はい、ライスビーチの米です。小松さんのあとだと二番煎じになるかもしれませんが……」
「むしろどこにでもあるライスビーチの米を、この場で使おうなどという料理人はいるかいないかの差だ。よくこの短時間で思いついたな……」
「いいえ、考える時間はたっぷりありましたから」
最後の一人が食材を選ぶまでビーチで待っている間、用意された食材以外にも声が聞こえた。それはライスビーチの米で、少しでも連れて行ってほしいとのことだったから、残った食材とライスビーチの米を組み合わせる料理を、小松さんとブランチが来るまでずっと考えていた。――それも何百通りもね。
パッチさんを始めG7のみなさんがドリアをひと口食べると、カッという効果音がつくくらい目を見開いた。
「おおっ! 野菜と海鮮類が口の中で踊るハーモニーが素晴らしい! そしてそれらの絆を深くしているのはこの米、そしてネオトマトとミネラルチーズだ!」
「ライスビーチの米は海と隣接しているため海で育ったとも言えますし、海鮮類との相性も抜群です。さらに他の食材と組み合わせるために私が思いついたのがドリアでした。ネオトマトとミネラルチーズと共に組み合わせることでさらにおいしくなると思って」
ネオトマトとミネラルチーズは、過去にトリコがハンバーガーで作ったこともあるしね。捕獲レベルの差はあるけど調理と他の食材の組み合わせ次第でもっとおいしくなる。
「はい! あっ、使っちゃダメでしたか?」
「いや、なんら問題ない。だがまったくもって珍しくもないあの米を使うとは……」
「あ~……はい。なんかもったいなくて」
「もったいない?」
「はい」
「ホォ……」
小松さんの言葉にパッチさんはどこか感心するように呟いた。よかった、ライスビーチの米を使っちゃいけないルールがなくて。
「これだけ多くの食材の風味を生かすとは……! しかも食材は他の料理人が選ばなかったいわば残り物」
「持って来た食材を――全てをうまく生かすにはチャーハンが一番いいかなぁと思いまして」
「ウム。実に楽しくおいしい料理だ!」
「ありがとうございます!」
感想やG7の表情を見る限り、小松さんの料理はとても好評だ。
「よかった。きっと小松さんはこの予選を確実に通過だね」
「小松……ホンマおもろいやっちゃ。負けられへんな」
「それじゃあ次は、私たちの番だね」
「「へへっ/フフッ」」
私とブランチは顔を見合わせて笑った。あんな素晴らしい料理を見せられちゃ、私たちも腕を思いっきり振るわなきゃいけない。そして、審査員においしく食べてもらうためにも。
《ではでは次の選手は、同じくトライアスロンでNo.1を勝ち取った舞獣姫だ――っ!!》
「「「「「ワアアァァアアア!!」」」」」
「フゥ……いくよ」
ひと息ついた私は食材と向き合い、さっそく調理に入った。小松さんと違って私はいつも使っている包丁を始めとした調理道具だから、尚更無様な姿を見せるわけにはいかない。
「がんばれ、舞獣姫さん!」
「わしとあんだけ張りおうたのに、ここで落ちたら承知せぇへんで!」
「瑞貴、小松に続くといいな」
「きっと大丈夫だよ、僕らのお姫様ならね」
「それに、今日のために調理器具もしっかり手入れしている。相変わらず美(ツク)しい輝きだ」
「心拍数…呼吸数…脈拍…どれをとってもいつもの瑞貴だ」
……小松やブランチや四天王の応援と、たくさんの人々の期待を受けながらも、瑞貴はずっと食材と対話している。まるでステージだけ別空間のようだ。
「ウッフッフッフッ。舞獣姫も小松くんと同じく、調理中に笑顔を絶やしておらぬ。調理を楽しんでおるようじゃな」
「フム。どんな料理ができるのか、楽しみですな」
「四天王・サニーが認める料理人……果たしてどんなモノか」
……節乃もザウスもわぶとらも、瑞貴の調理する姿に見惚れつつもG7のメンバー同様に料理を楽しみにしていた。そしてついに瑞貴の手が止まる。
「できた……!」
《舞獣姫、調理がFinish!! 小松シェフと同じく他の料理人に手を付けられなかった食材で、どんな料理ができあがったのか!?》
クロッシュを被せた皿を私はG7のみなさんにそれぞれ配る。調理するときは全く緊張していなかったのに、いざ実食してもらうと少しドキドキしてきた。
「どうぞ。『ビーチから生まれたミートドリア』です」
私がクロッシュを開けると、フワリとした香りと共に現れたドリア。魚も野菜もひと口大だけど歯応えもできる程度の大きさ切っておいた。そしてネオトマトのソースをベースにして最後にはミネラルチーズも上に掛けて焼いたんだ。
《ん~! クロッシュを開けた瞬間にVery very Deliciousな香りがここまで来ているかのように、とてもおいしそうだー!》
「ドリア……もしや、この米も!?」
「はい、ライスビーチの米です。小松さんのあとだと二番煎じになるかもしれませんが……」
「むしろどこにでもあるライスビーチの米を、この場で使おうなどという料理人はいるかいないかの差だ。よくこの短時間で思いついたな……」
「いいえ、考える時間はたっぷりありましたから」
最後の一人が食材を選ぶまでビーチで待っている間、用意された食材以外にも声が聞こえた。それはライスビーチの米で、少しでも連れて行ってほしいとのことだったから、残った食材とライスビーチの米を組み合わせる料理を、小松さんとブランチが来るまでずっと考えていた。――それも何百通りもね。
パッチさんを始めG7のみなさんがドリアをひと口食べると、カッという効果音がつくくらい目を見開いた。
「おおっ! 野菜と海鮮類が口の中で踊るハーモニーが素晴らしい! そしてそれらの絆を深くしているのはこの米、そしてネオトマトとミネラルチーズだ!」
「ライスビーチの米は海と隣接しているため海で育ったとも言えますし、海鮮類との相性も抜群です。さらに他の食材と組み合わせるために私が思いついたのがドリアでした。ネオトマトとミネラルチーズと共に組み合わせることでさらにおいしくなると思って」
ネオトマトとミネラルチーズは、過去にトリコがハンバーガーで作ったこともあるしね。捕獲レベルの差はあるけど調理と他の食材の組み合わせ次第でもっとおいしくなる。