伝説の料理人 天狗のブランチ、見参!!
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「あの~、ブランチさん。そ、その~…あっ…あっ…できればあの、サインを、五枚ほど……」
「なんでやねん。なんでお前にサインせなアカンねん。五枚てなんやねん、多いわ」
「……小松さん、今が予選の真っただ中って言うの忘れていない?」
「あっ!」
「なんや。お前、スタッフかなんか?」
「違いますよブランチさん。彼女は瑞貴さ――……じゃなくて、舞獣姫さんです! フェスの出場者の!」
小松さん、だんだん私の正体を隠す気なくなってきた? マイクが会場に届いていないよね?
「舞獣姫!? ちゅーことはお前がトリコの婚約者!? こないな平凡な奴がか!? トリコも趣味悪いな!」
「ああん!?」
「お前かてビリやないか! 勝つ気あるんか!?」
「あるよ! てか、開始時間守れない奴に言われたくない!」
「しゃーないやろ! 昨夜酒を飲み過ぎたんや! これからわしはゴボウ抜きにしたるんや!」
「ハッ! 私だってできるからここに残っているの。それくらいもわかんないの?」
「何~?」
カチンを通り越してカッチーンッて頭に来た! こういう場じゃなかったら竜巻乱舞でぶっ飛ばしたいくらい!
昔のトリコもちょいちょいムカつくこと言ってたけど、あれは半分コミュニケーションみたいな感じだった。それに比べてブランチシェフは口調じゃなくて性格や態度に、思わず口が悪くなってしまうくらい人の神経を逆撫でして来る! よく怒らなかったな、小松さん!
「アホらし。四天王があれだけ持ち上げよるからよ~。楽しみにしとったら、こんなモン勝負にならへんがな。わしはいくで」
「おー、さっさと行け」
「あっ、あの~……」
「小松さん、とにかく食材を選んで来たら」
「は、はい」
シッシッと手を払う私と違い、小松さんはブランチシェフのあとを追おうと歩幅が違うため駆け出す。私は二人のうしろで両手を後頭部に当てながらゆっくりと歩き出した。
――……三人のやりとり(というかコント?)はスタジアムのモニターにも映っている。幸い瑞貴の名前や婚約者のくだりは届いていなかったが。小松がブランチにいいように言われているのはバッチリ会話まで届いていた。
「あー! 松ー! バカにされてんじゃねーぞー!」
「小松くん、サインはいらないでしょ……」
「あいつ、瑞貴のこと平凡とか選んだお前は趣味悪いって言ってたぜ」
「ンだと!?」
ブランチにバカにされてもなんにも反論しない小松に、サニーは悲鳴染みた声をあげ、ココは呆れて両手を頬に当てて両肘をテーブルに置いた。そして瑞貴への悪口は地獄耳のゼブラにしっかりと届いており、トリコはそれをゼブラから聞いてカチンときた。
「なんでやねん。なんでお前にサインせなアカンねん。五枚てなんやねん、多いわ」
「……小松さん、今が予選の真っただ中って言うの忘れていない?」
「あっ!」
「なんや。お前、スタッフかなんか?」
「違いますよブランチさん。彼女は瑞貴さ――……じゃなくて、舞獣姫さんです! フェスの出場者の!」
小松さん、だんだん私の正体を隠す気なくなってきた? マイクが会場に届いていないよね?
「舞獣姫!? ちゅーことはお前がトリコの婚約者!? こないな平凡な奴がか!? トリコも趣味悪いな!」
「ああん!?」
「お前かてビリやないか! 勝つ気あるんか!?」
「あるよ! てか、開始時間守れない奴に言われたくない!」
「しゃーないやろ! 昨夜酒を飲み過ぎたんや! これからわしはゴボウ抜きにしたるんや!」
「ハッ! 私だってできるからここに残っているの。それくらいもわかんないの?」
「何~?」
カチンを通り越してカッチーンッて頭に来た! こういう場じゃなかったら竜巻乱舞でぶっ飛ばしたいくらい!
昔のトリコもちょいちょいムカつくこと言ってたけど、あれは半分コミュニケーションみたいな感じだった。それに比べてブランチシェフは口調じゃなくて性格や態度に、思わず口が悪くなってしまうくらい人の神経を逆撫でして来る! よく怒らなかったな、小松さん!
「アホらし。四天王があれだけ持ち上げよるからよ~。楽しみにしとったら、こんなモン勝負にならへんがな。わしはいくで」
「おー、さっさと行け」
「あっ、あの~……」
「小松さん、とにかく食材を選んで来たら」
「は、はい」
シッシッと手を払う私と違い、小松さんはブランチシェフのあとを追おうと歩幅が違うため駆け出す。私は二人のうしろで両手を後頭部に当てながらゆっくりと歩き出した。
――……三人のやりとり(というかコント?)はスタジアムのモニターにも映っている。幸い瑞貴の名前や婚約者のくだりは届いていなかったが。小松がブランチにいいように言われているのはバッチリ会話まで届いていた。
「あー! 松ー! バカにされてんじゃねーぞー!」
「小松くん、サインはいらないでしょ……」
「あいつ、瑞貴のこと平凡とか選んだお前は趣味悪いって言ってたぜ」
「ンだと!?」
ブランチにバカにされてもなんにも反論しない小松に、サニーは悲鳴染みた声をあげ、ココは呆れて両手を頬に当てて両肘をテーブルに置いた。そして瑞貴への悪口は地獄耳のゼブラにしっかりと届いており、トリコはそれをゼブラから聞いてカチンときた。