天馬VS剣城!
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「ロダン!」
「へへっ!」
「あっ!」
「何っ!?」
「「おりゃあ!」」
ヒラリのパスを受け取ったロダンがシュートすると思い皆帆が駆け出すが、ロダンはオーバーヘッドで軽く蹴っただけだ。意表を突かれた皆帆を抜いたボールを井吹は取りに向かおうとすると、バラン兄弟がスライディングの如く足を伸ばし……井吹の痛めた右足を同時に挟んだ。
ガッ!
「ぐう……!」
「「フッ」」
「あいつら、わざと宗正くんの足を……!」
「井吹……」
ボールを死守した引き換えのダメージは強い。悪びれもなく笑うバラン兄弟を見て瑞貴は歯を食いしばり、信助は井吹を心配する。
それからもファラム・ディーテの攻撃は何度も続く。だが、それも全て井吹の右側へと狙って行くので井吹は右足を使って何度も阻止するが同時にダメージも蓄積されていく。
「スゴいよ井吹くん! 全部防いでる!」
「うん……」
「?」
(このままじゃ……!)
葵は純粋に全て止める井吹の活躍に喜んでいるが、信助と瑞貴の表情は強張っていた。
ファラム・ディーテのコーナーキックで試合再開。ガンダレスがゴール近くまでボールを蹴り上げる。
「いっくぜぇ!」
「ファーサイドか!」
「遅いよ!」
パアアァァアアア――!
井吹がジャンプして両手で取ろうとしたが、それよりも素早く動いたロダンがソウル・ドルーガを発動し、ソウルストライクでゴールを奪った。
《ゴォ――ルッ!! 井吹、わずかに反応が遅れた!》
ピィー!
「!」
《Wao! これはノーゴールの判定だ! Why!?》
片膝を着く井吹に天馬たちが集まると、ホイッスルが鳴って審判が両手を振った。先ほどのシュートは無得点と判断される。
その理由を説明するため電光掲示板の表示が変わり、試合監視衛星からジャッジメントビデオが映し出される。衛星という文字通り宇宙からの中継で真上の状態から録画され、ガンダレスの蹴ったボールがロダンに向かう前にラインの外に出ていたことが判明された。
《Oh! ボールが一度、ゴールラインをわずかだが越えていた!》
「「「!」」」
地上じゃ見抜けなかったミスをしっかり捉えていた監視システムに、天馬と井吹は目を見開き、剣城は勝ち越し点を取れず眉をしかめる。
《ゴールは無効だ! さすがはグランドセレスタギャラクシーが誇る判定システム! どんな小さなミスも見逃さない! 最高にCoolだぜ!!》
「フゥ……」
「完全にやられたと思ったぜ」
「ディフェンスも不意を突かれました」
「運がよかったわね~!」
「運も実力の内だ! 勢いは俺たちにあるぜ!」
追加点を阻止することができたので、好葉も九坂も真名部も鉄角もホッとする。だが、井吹はこの運も二度は続かないだろうと思った。
(このままじゃ、致命的な失点を招くかもしれない……)
「!」
「…………!」
ベンチに目を向ける井吹の視線の先にいた信助は、彼が何を言おうとしていたのかわかり気を引き締めた。井吹のそばにいる天馬も、二人の表情を見て察する。
――試合再開から少し時間が経つと、前半終了のホイッスルが鳴り響いた。
《イェー! ここで前半終了!! それぞれの惑星の運命を賭けた決勝戦、staychair Don misit!!》
ハーフタイムに入ったので順にベンチへと向かうアースイレブン。先に戻っていた天馬は瑞貴と共に、待ち人である井吹に話しかける。
「井吹。何か言いたいことがあるんじゃないか?」
「……フッ。ああ、足を挫いた。キャプテン、瑞貴さん。交代させてくれ」
「そうか……」
「信助。宗正くんに代わって入って」
「信助、頼む」
「っ!」
「アースイレブンのゴール……――お前に託す」
「わかった!」
パンッ!
「僕が、守ってみせる!」
井吹とハイタッチした信助は、拳を手の平に打ち付けて誓った。
「へへっ!」
「あっ!」
「何っ!?」
「「おりゃあ!」」
ヒラリのパスを受け取ったロダンがシュートすると思い皆帆が駆け出すが、ロダンはオーバーヘッドで軽く蹴っただけだ。意表を突かれた皆帆を抜いたボールを井吹は取りに向かおうとすると、バラン兄弟がスライディングの如く足を伸ばし……井吹の痛めた右足を同時に挟んだ。
ガッ!
「ぐう……!」
「「フッ」」
「あいつら、わざと宗正くんの足を……!」
「井吹……」
ボールを死守した引き換えのダメージは強い。悪びれもなく笑うバラン兄弟を見て瑞貴は歯を食いしばり、信助は井吹を心配する。
それからもファラム・ディーテの攻撃は何度も続く。だが、それも全て井吹の右側へと狙って行くので井吹は右足を使って何度も阻止するが同時にダメージも蓄積されていく。
「スゴいよ井吹くん! 全部防いでる!」
「うん……」
「?」
(このままじゃ……!)
葵は純粋に全て止める井吹の活躍に喜んでいるが、信助と瑞貴の表情は強張っていた。
ファラム・ディーテのコーナーキックで試合再開。ガンダレスがゴール近くまでボールを蹴り上げる。
「いっくぜぇ!」
「ファーサイドか!」
「遅いよ!」
パアアァァアアア――!
井吹がジャンプして両手で取ろうとしたが、それよりも素早く動いたロダンがソウル・ドルーガを発動し、ソウルストライクでゴールを奪った。
《ゴォ――ルッ!! 井吹、わずかに反応が遅れた!》
ピィー!
「!」
《Wao! これはノーゴールの判定だ! Why!?》
片膝を着く井吹に天馬たちが集まると、ホイッスルが鳴って審判が両手を振った。先ほどのシュートは無得点と判断される。
その理由を説明するため電光掲示板の表示が変わり、試合監視衛星からジャッジメントビデオが映し出される。衛星という文字通り宇宙からの中継で真上の状態から録画され、ガンダレスの蹴ったボールがロダンに向かう前にラインの外に出ていたことが判明された。
《Oh! ボールが一度、ゴールラインをわずかだが越えていた!》
「「「!」」」
地上じゃ見抜けなかったミスをしっかり捉えていた監視システムに、天馬と井吹は目を見開き、剣城は勝ち越し点を取れず眉をしかめる。
《ゴールは無効だ! さすがはグランドセレスタギャラクシーが誇る判定システム! どんな小さなミスも見逃さない! 最高にCoolだぜ!!》
「フゥ……」
「完全にやられたと思ったぜ」
「ディフェンスも不意を突かれました」
「運がよかったわね~!」
「運も実力の内だ! 勢いは俺たちにあるぜ!」
追加点を阻止することができたので、好葉も九坂も真名部も鉄角もホッとする。だが、井吹はこの運も二度は続かないだろうと思った。
(このままじゃ、致命的な失点を招くかもしれない……)
「!」
「…………!」
ベンチに目を向ける井吹の視線の先にいた信助は、彼が何を言おうとしていたのかわかり気を引き締めた。井吹のそばにいる天馬も、二人の表情を見て察する。
――試合再開から少し時間が経つと、前半終了のホイッスルが鳴り響いた。
《イェー! ここで前半終了!! それぞれの惑星の運命を賭けた決勝戦、staychair Don misit!!》
ハーフタイムに入ったので順にベンチへと向かうアースイレブン。先に戻っていた天馬は瑞貴と共に、待ち人である井吹に話しかける。
「井吹。何か言いたいことがあるんじゃないか?」
「……フッ。ああ、足を挫いた。キャプテン、瑞貴さん。交代させてくれ」
「そうか……」
「信助。宗正くんに代わって入って」
「信助、頼む」
「っ!」
「アースイレブンのゴール……――お前に託す」
「わかった!」
パンッ!
「僕が、守ってみせる!」
井吹とハイタッチした信助は、拳を手の平に打ち付けて誓った。