決戦! ファラム・ディーテ‼
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「プッ! 確かに。俺たちがやることは変わらないな」
「そうよね。『間違っている』なんて口で言うのは簡単だけど、それでも動かないなら行動あるのみ!」
「剣城がファラム・オービアスを救いたいなら、俺たちが勝って地球もファラム・オービアスも全部救えばいいだけだ」
「てか、『監督代理権限』なんてイマイチしまらねぇな」
「そ、それは言わないでよ!」
「「「「「アハハハッ!」」」」」
確かに瑞貴の言う通りだと吹き出す井吹、意気込むさくら、改めて目的がハッキリした九坂。しかし瞬木の指摘に瑞貴のさっきまでの威勢はどこに行ったのか顔を赤らめて焦った声を出すと、その様子に他のみんなは声を上げて笑った。……ただ一人、苦笑するだけの天馬を除いて。
「コホン。私からはあと一つだけ。――本当に大切な気持ちを、どんなときでも忘れないで」
(大切な、気持ち……?)
てっきり『絶対勝って』とか言われると思ったので、天馬は一瞬だけ瑞貴の言葉院キョトンとした。
《Heyheyhey!! 宇宙最強を決める、グランドセレスタギャラクシー決勝戦! いよいよキックオフ!!》
「スタートから全力で行く! いいな!」
「ウワッハッハッハッ! 言われなくてもそのつもりだ! この試合はファラム・オービアスを守ると同時に雪辱戦でもあるからな!」
「あら。私だって、アースイレブンを叩き潰してやるわ!」
「この間の借りは今日しっかり返させてもらうよ。クッヒヒッ」
「おい! お前ら!」
「「?」」
過去に助っ人として他のチームに入っていた紫天王のメンバーは剣城に言われる間もなくかなり意気込んでいる。すると突然アースイレブンに声がかかったので、皆帆や真名部を始め、声の主であるリュゲルに顔を向けた。
「今から面白いモノを見せてやる! 来い、ガンダレス!」
「「?」」
実力はあるがそれ以外はポンコツな印象しかないリュゲルの言う『面白いモノ』に皆帆と真名部はけげんそうに顔を見合わせると、その間にガンダレスがリュゲルの隣に立った。
「「へへんっ」」
「あそこにUFO!」
…………。
「へへっ、あそこにUFO!」
…………。
「「へっへっへっへっ!」」
ガンダレスとリュゲルが交互に何もない空を指差して叫ぶ。その光景は惑星ラトニークで使った皆帆の必殺技(?)で、この二人は当時マヌケにも何度も引っかかって突破された。それを再現した光景がどこか違うとすれば、ピクリとも反応しなかった所だろう。だが、あまりに自信満々にやるバラン兄弟に思わず皆帆と真名部は目が点になった。
「あれから俺たちはな、『UFO』と聞いても驚かない訓練をして来たんだ! なあ、ガンダレス!」
「ああ、リュゲル兄! 俺たちもう引っ掛かんないよな!」
「「フンッ!」」
「訓練なんかしなくても、普通は引っ掛からないものだけどね……」
「あ~…ハハハッ……」
またもや自信満々に胸を張るバラン兄弟。彼らの言う『訓練』も間違いなく本気だろうが、皆帆も真名部も驚きを通り越して乾いた笑みしか浮かばなかった。
「そう言っている人ほど、またやったとき引っ掛かりそうな予感がする……」
「私もそう思います……」
「僕も……」
ベンチからそれを見ていた瑞貴も葵も信助も、バラン兄弟の実力は知ってもやはりマヌケな所を見て毒気を抜かれた。
《Oh light!! ついにファラム・オービアス紫天王がここにそろったぜ! これにアースイレブンはどう対抗するのか、Don misit!!》
「天馬ー! 負けるなー!」
「天馬ー!」
「信助……葵……」
しゃがんで靴紐を直していた天馬は、ベンチから力いっぱい応援する葵と信助を見やると、次いで正面で自分を見据える剣城を見る。
(剣城は敵だ……敵なんだ……!)
ギュッと目を閉じた天馬は立ち上がってチームメイトに振り向き、誓いを込めて左腕のキャプテンマークを握りしめた。
「行こう! みんな!」
「「「「「オウッ!」」」」」
審判のホイッスルにより試合開始。先攻はアースイレブンからで、天馬からボールを受け取った瞬木が上がろうとすると――。
「そうよね。『間違っている』なんて口で言うのは簡単だけど、それでも動かないなら行動あるのみ!」
「剣城がファラム・オービアスを救いたいなら、俺たちが勝って地球もファラム・オービアスも全部救えばいいだけだ」
「てか、『監督代理権限』なんてイマイチしまらねぇな」
「そ、それは言わないでよ!」
「「「「「アハハハッ!」」」」」
確かに瑞貴の言う通りだと吹き出す井吹、意気込むさくら、改めて目的がハッキリした九坂。しかし瞬木の指摘に瑞貴のさっきまでの威勢はどこに行ったのか顔を赤らめて焦った声を出すと、その様子に他のみんなは声を上げて笑った。……ただ一人、苦笑するだけの天馬を除いて。
「コホン。私からはあと一つだけ。――本当に大切な気持ちを、どんなときでも忘れないで」
(大切な、気持ち……?)
てっきり『絶対勝って』とか言われると思ったので、天馬は一瞬だけ瑞貴の言葉院キョトンとした。
《Heyheyhey!! 宇宙最強を決める、グランドセレスタギャラクシー決勝戦! いよいよキックオフ!!》
「スタートから全力で行く! いいな!」
「ウワッハッハッハッ! 言われなくてもそのつもりだ! この試合はファラム・オービアスを守ると同時に雪辱戦でもあるからな!」
「あら。私だって、アースイレブンを叩き潰してやるわ!」
「この間の借りは今日しっかり返させてもらうよ。クッヒヒッ」
「おい! お前ら!」
「「?」」
過去に助っ人として他のチームに入っていた紫天王のメンバーは剣城に言われる間もなくかなり意気込んでいる。すると突然アースイレブンに声がかかったので、皆帆や真名部を始め、声の主であるリュゲルに顔を向けた。
「今から面白いモノを見せてやる! 来い、ガンダレス!」
「「?」」
実力はあるがそれ以外はポンコツな印象しかないリュゲルの言う『面白いモノ』に皆帆と真名部はけげんそうに顔を見合わせると、その間にガンダレスがリュゲルの隣に立った。
「「へへんっ」」
「あそこにUFO!」
…………。
「へへっ、あそこにUFO!」
…………。
「「へっへっへっへっ!」」
ガンダレスとリュゲルが交互に何もない空を指差して叫ぶ。その光景は惑星ラトニークで使った皆帆の必殺技(?)で、この二人は当時マヌケにも何度も引っかかって突破された。それを再現した光景がどこか違うとすれば、ピクリとも反応しなかった所だろう。だが、あまりに自信満々にやるバラン兄弟に思わず皆帆と真名部は目が点になった。
「あれから俺たちはな、『UFO』と聞いても驚かない訓練をして来たんだ! なあ、ガンダレス!」
「ああ、リュゲル兄! 俺たちもう引っ掛かんないよな!」
「「フンッ!」」
「訓練なんかしなくても、普通は引っ掛からないものだけどね……」
「あ~…ハハハッ……」
またもや自信満々に胸を張るバラン兄弟。彼らの言う『訓練』も間違いなく本気だろうが、皆帆も真名部も驚きを通り越して乾いた笑みしか浮かばなかった。
「そう言っている人ほど、またやったとき引っ掛かりそうな予感がする……」
「私もそう思います……」
「僕も……」
ベンチからそれを見ていた瑞貴も葵も信助も、バラン兄弟の実力は知ってもやはりマヌケな所を見て毒気を抜かれた。
《Oh light!! ついにファラム・オービアス紫天王がここにそろったぜ! これにアースイレブンはどう対抗するのか、Don misit!!》
「天馬ー! 負けるなー!」
「天馬ー!」
「信助……葵……」
しゃがんで靴紐を直していた天馬は、ベンチから力いっぱい応援する葵と信助を見やると、次いで正面で自分を見据える剣城を見る。
(剣城は敵だ……敵なんだ……!)
ギュッと目を閉じた天馬は立ち上がってチームメイトに振り向き、誓いを込めて左腕のキャプテンマークを握りしめた。
「行こう! みんな!」
「「「「「オウッ!」」」」」
審判のホイッスルにより試合開始。先攻はアースイレブンからで、天馬からボールを受け取った瞬木が上がろうとすると――。