最凶! イクサルフリート‼
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――ファラム・ディーテの選手たちは衝撃を受けていた。自分たちが勝たなければいけないのはもともとわかっていたが、移民船団も全て占拠され残された手段が一つしかない状況にさらなるプレッシャーがかけられた。
だがただ一人、剣城だけは何故か冷静でいて、周りにいる選手たちを渡して問いかける。
「まさか怖気づいてるわけじゃないよな? 宇宙最強の星が聞いて呆れる。自分たちの故郷を命を懸けて守る、俺は最初からそう覚悟を決めている」
今は違う星のチームにいるが、剣城はこの大会が開催された真の理由を聞いて宇宙へ飛び立つと決めたときから、ずっと覚悟を持って戦って来たのだ。
その言葉にハッとされ、ファラム・ディーテのGK・アルゴ=バージェスは拳を強く握り締める。
「守るべき者たちのため……ファラムの戦士の誇りを忘れてはならない! そうだ! 我らが命、この一戦で燃やし尽くそうぞ!」
「「「「「オウッ!」」」」」
アルゴの鼓舞に、他のメンバーも決意を固めて応えた。
――逆に、アースイレブンは完全に自分たちが悪者と化された状況に空気が悪くなった。今はミスリルストーンとコズミックプラズマ光子砲という手段もあるが、本来で張れば自分たちが優勝すれば地球は救われ、ファラム・オービアスの人々は負けた星に移民するはずだ。しかし、それをオズロックたちが完全にその道を途絶えたのだ。
自分たちが置かれ立場に、井吹は忌々しそうに拳を手の平に叩きつける。
「クッ! オズロックの奴!」
「さすがに、ここまで読めなかった……」
「クッ!」
まさか反逆者がいるとは思わなかった皆帆、そして九坂は悔しそうに歯を食いしばる。
プシュー……。
〈ピク~!〉
扉が開いた音に顔を向けると、現れたのはピクシーと一人の少女。だが、この中でただ一人その存在を知っている天馬は嬉しそうに声を上げた。
「カトラ!」
「天馬が言ってたのは、あの人?」
葵の問いかけに返事はなかったが、嬉しそうに駆け寄る天馬の姿を見て誰もが確信した。この少女が天馬に宇宙を救う方法を教え導いて来た『カトラ=ペイジ』なのだと。
「本物、だよね? やっと会えた!」
「よくここまで辿り着いてくれましたね。あなたらなら、きっとやり遂げてくれると信じていました」
「でも、せっかく集めた希望のカケラは奪われてしまって……」
「安心してください。四つの石は私の元に届きました」
「えっ! じゃあ、これで宇宙は!」
「残念ながらまだです……。最後の条件は、この試合に勝利すること」
「勝てば宇宙を救えるの?」
「はい。ただ……」
「ただ?」
「この戦いは、かつてないほど激しいものとなるでしょう。あなたたちにも、命の危険が及ぶやもしれません」
「「「「「…………!」」」」」
「命を懸けて戦えますか?」
カトラの言葉に天馬たちアースイレブンは全員目を見開いた。そんな彼らに、ララヤは真剣な表情で問いかける。
「みんなそうだったよ。どの星の選手たちも、命を懸けて戦っていた。俺たちはその姿を見届けて来たんだ。――だからフィールドに立つ以上は、自分たちの全てを懸けてぶつかってくつもりさ!」
「!」
「絶対に勝って宇宙を救う! 俺たちを信じて送り出してくれた、いろんな星の仲間たちのためにも!」
「はい!」
天馬が告げた想いはここにいる全員が一緒である。その想いを受け止めてララヤは頷いた。
ララヤとピクシーが控え室を出ると、扉が閉まると同時にピクシーが光を纏ってサージェスの姿になった。
〈うらやましいもんだ。――ところで、あいつに懸ける理由は?〉
「感じたのです。テンマの中に……心の力を」
自分が今まで天馬と交信できたのは偶然じゃない、そう思ったカトラはずっと天馬を信じて来た。
☆☆☆☆☆
《イェー! グランドセレスタギャラクシーThe Final!! 果たして勝って生き残るのは、ファラム・オービアスか!? それとも地球か!? スタジアムのテンションも、ますますヒートアップしてるぜ、ベイベー!!》
観客席は心の底から応援し、その熱意は今まで以上だとダクスガン=バービューも実況に燃える。そしてララヤとは反対側のVIPルームで、カトラとポトムリもこの試合の行く末を見届けていた。
選手入場するためアースイレブンはフィールドへ行くため廊下に進むと、前方に人影が見えた。マントを羽織っているがそのうしろ姿は見間違えないと天馬は目に涙を浮かべてその名を呼んで駆け出す。
「剣城!」
「…………」
「やっぱり剣城だ! よかった……! 剣城、無事だったんだね! ――ん?」
バサッ……。
「「「「「!」」」」」
何も言わず振り向きもしない剣城に天馬は駆ける足を止めると、剣城はマントを脱いだ。マントの下のユニフォームは10番というエースストライカーのナンバーを背負っているが、そのユニフォームはアースイレブンのモノじゃない。紫を中心としたユニフォームに左腕にはキャプテンマークを着けるその姿に、全員が目を見開いて驚いた。
そしてやっと振り向いた剣城の顔は、かつての仲間たちを前にしても笑っていた。ライバルであり親友である天馬を前にしても。
(剣城……どうして!?)
☆コーチの 今日の格言☆
『狂気』は確かに怖いものだけど、その力に振り回されず己のモノにし『武器』へと変えると、ただ真っ直ぐに進むだけじゃ見えない景色が見える
以上!!
だがただ一人、剣城だけは何故か冷静でいて、周りにいる選手たちを渡して問いかける。
「まさか怖気づいてるわけじゃないよな? 宇宙最強の星が聞いて呆れる。自分たちの故郷を命を懸けて守る、俺は最初からそう覚悟を決めている」
今は違う星のチームにいるが、剣城はこの大会が開催された真の理由を聞いて宇宙へ飛び立つと決めたときから、ずっと覚悟を持って戦って来たのだ。
その言葉にハッとされ、ファラム・ディーテのGK・アルゴ=バージェスは拳を強く握り締める。
「守るべき者たちのため……ファラムの戦士の誇りを忘れてはならない! そうだ! 我らが命、この一戦で燃やし尽くそうぞ!」
「「「「「オウッ!」」」」」
アルゴの鼓舞に、他のメンバーも決意を固めて応えた。
――逆に、アースイレブンは完全に自分たちが悪者と化された状況に空気が悪くなった。今はミスリルストーンとコズミックプラズマ光子砲という手段もあるが、本来で張れば自分たちが優勝すれば地球は救われ、ファラム・オービアスの人々は負けた星に移民するはずだ。しかし、それをオズロックたちが完全にその道を途絶えたのだ。
自分たちが置かれ立場に、井吹は忌々しそうに拳を手の平に叩きつける。
「クッ! オズロックの奴!」
「さすがに、ここまで読めなかった……」
「クッ!」
まさか反逆者がいるとは思わなかった皆帆、そして九坂は悔しそうに歯を食いしばる。
プシュー……。
〈ピク~!〉
扉が開いた音に顔を向けると、現れたのはピクシーと一人の少女。だが、この中でただ一人その存在を知っている天馬は嬉しそうに声を上げた。
「カトラ!」
「天馬が言ってたのは、あの人?」
葵の問いかけに返事はなかったが、嬉しそうに駆け寄る天馬の姿を見て誰もが確信した。この少女が天馬に宇宙を救う方法を教え導いて来た『カトラ=ペイジ』なのだと。
「本物、だよね? やっと会えた!」
「よくここまで辿り着いてくれましたね。あなたらなら、きっとやり遂げてくれると信じていました」
「でも、せっかく集めた希望のカケラは奪われてしまって……」
「安心してください。四つの石は私の元に届きました」
「えっ! じゃあ、これで宇宙は!」
「残念ながらまだです……。最後の条件は、この試合に勝利すること」
「勝てば宇宙を救えるの?」
「はい。ただ……」
「ただ?」
「この戦いは、かつてないほど激しいものとなるでしょう。あなたたちにも、命の危険が及ぶやもしれません」
「「「「「…………!」」」」」
「命を懸けて戦えますか?」
カトラの言葉に天馬たちアースイレブンは全員目を見開いた。そんな彼らに、ララヤは真剣な表情で問いかける。
「みんなそうだったよ。どの星の選手たちも、命を懸けて戦っていた。俺たちはその姿を見届けて来たんだ。――だからフィールドに立つ以上は、自分たちの全てを懸けてぶつかってくつもりさ!」
「!」
「絶対に勝って宇宙を救う! 俺たちを信じて送り出してくれた、いろんな星の仲間たちのためにも!」
「はい!」
天馬が告げた想いはここにいる全員が一緒である。その想いを受け止めてララヤは頷いた。
ララヤとピクシーが控え室を出ると、扉が閉まると同時にピクシーが光を纏ってサージェスの姿になった。
〈うらやましいもんだ。――ところで、あいつに懸ける理由は?〉
「感じたのです。テンマの中に……心の力を」
自分が今まで天馬と交信できたのは偶然じゃない、そう思ったカトラはずっと天馬を信じて来た。
☆☆☆☆☆
《イェー! グランドセレスタギャラクシーThe Final!! 果たして勝って生き残るのは、ファラム・オービアスか!? それとも地球か!? スタジアムのテンションも、ますますヒートアップしてるぜ、ベイベー!!》
観客席は心の底から応援し、その熱意は今まで以上だとダクスガン=バービューも実況に燃える。そしてララヤとは反対側のVIPルームで、カトラとポトムリもこの試合の行く末を見届けていた。
選手入場するためアースイレブンはフィールドへ行くため廊下に進むと、前方に人影が見えた。マントを羽織っているがそのうしろ姿は見間違えないと天馬は目に涙を浮かべてその名を呼んで駆け出す。
「剣城!」
「…………」
「やっぱり剣城だ! よかった……! 剣城、無事だったんだね! ――ん?」
バサッ……。
「「「「「!」」」」」
何も言わず振り向きもしない剣城に天馬は駆ける足を止めると、剣城はマントを脱いだ。マントの下のユニフォームは10番というエースストライカーのナンバーを背負っているが、そのユニフォームはアースイレブンのモノじゃない。紫を中心としたユニフォームに左腕にはキャプテンマークを着けるその姿に、全員が目を見開いて驚いた。
そしてやっと振り向いた剣城の顔は、かつての仲間たちを前にしても笑っていた。ライバルであり親友である天馬を前にしても。
(剣城……どうして!?)
☆コーチの 今日の格言☆
『狂気』は確かに怖いものだけど、その力に振り回されず己のモノにし『武器』へと変えると、ただ真っ直ぐに進むだけじゃ見えない景色が見える
以上!!