最凶! イクサルフリート‼
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――天馬と瑞貴を始めとするアースイレブンは、観客席の一番上で改めてスタジアムを眺めた。
(グランドセレスタスタジアム……ここで地球の運命が決まるんだ!)
ブウン……。
「な、なんだ? 今の……?」
「何か戦っていたような……?」
一瞬、得点を表示する電光掲示板の映像が変わった。その上内容が戦場のようだったので、天馬と瑞貴は驚きと同時に不思議に思った。
☆☆☆☆☆
ファラム・オービアスの代表チーム、ファラム・ディーテの控え室では、今までアースイレブンに立ちはだかった紫天王を含めたメンバーがいる。その部屋に剣城が訪れた。
「この試合、ファラム・オービアスが絶対に勝利する。わかっているな!」
「たやすい! 嵐が咲き誇る花を散らすようにたやすい!」
「プッハハハッ! わかってるよ!」
「いくら女王の命令とはいえ、あなたがキャプテンなんて納得できないわ」
剣城の言葉にバルガ=ザックスは余裕だと拳を握り、ロダン=ガスグズは面白そうに笑ったが、ヒラリ=フレイルは他の星の上にアースイレブンの一員だった剣城がキャプテンとして就任したことに不服そうだ。
しかし、剣城はそれをモノともせずに不敵に笑う。
「フッ、誰に文句は言わせない……――俺がファラム・オービアスを勝利に導く!」
☆☆☆☆☆
アースイレブンの控え室でもまた、これから始まる緊張を抱いている。特に天馬はキャプテンという立場もあるから余計に感じている。
(泣いても笑っても、これが最終決戦……。キャプテンとして、俺が最後までチームを引っ張らないと!)
左腕のキャプテンマークを握りしめ、チームメイトに鼓舞を入れようと振り返ると……選手も葵も瑞貴も、全員が天馬をまっすぐに見つめていた。まるで『大丈夫』というように
「みんな……!」
ブウン……!
「「「「「!」」」」」
モニターが動く音が聞こえて全員が振り向くと、映ったのはオズロックだった。
〈ファラム・オービアスの全人民に告ぐ。ファラム・オービアスは――このビットウェイ=オズロックによって占拠された。この星の八つの中枢管理センターもすでに支配下にある。脱出用宇宙艇・七百万隻も同様だ。我々はここに『新国家・イクサルフリート』の建国を宣言する!〉
そう告げたオズロックからカメラが少し引くと、陰になって誰かはよく見えないがオズロックの仲間と思わしき人物たちがいた。
――この映像はグランドセレスタスタジアムの全モニターに映し出されているので、VIPルームの窓からミネルやララヤも同じように見ている。そしてミネルはその名前に驚いた。
「イクサル!? まさか、復讐……!?」
「どういうことじゃ?」
しかしララヤはなんのことかわからず、イクサルとは何か、復讐とは何かとミネルに問いかけた。。
……遥か昔、オズロックの故郷であるイクサルはファラム・オービアスによって滅ぼされた。再建を託されたオズロックを含め百八十四名は脱出し、時が来るのを待ちながら長い眠りにつくこととなった。どれほど時が経ったのかわからないが、目覚めは突然だった。しかし目覚めたのはわずか十一名。だがそれでもやらねばならないとオズロックたちは誓った。故郷の再建と、ファラム・オービアスの復讐を。
「ファラム・オービアスが、オズロックの星を滅ぼしたのか!?」
「二百年も前の話です……。その頃のファラム・オービアスは侵略戦争を繰り返していました。ですが、お父上のアクロウス様はそれを憂い、この星を変えようとなさいました」
「復讐……」
ララヤたちはどうやってオズロックたちが当時から生き延びたのかはわからない。しかし、先祖の罪をオズロックは亡霊のようにファラム・オービアスに……今生きるララヤたちに牙を向けている。
〈聞くがいい。お前たちが負ければ脱出のための移民船団全ては自動的に爆破される……かつてお前たちに滅ぼされた数多の星のように。だがチキュウとの戦いに勝てば移民船団は返してやろう。それまでせいぜい滅ぼされた星々の者たちが味わった恐怖をかみしめるがいい……!〉
そう言い残してオズロックたちの映像が切り替わり元に戻った。
(グランドセレスタスタジアム……ここで地球の運命が決まるんだ!)
ブウン……。
「な、なんだ? 今の……?」
「何か戦っていたような……?」
一瞬、得点を表示する電光掲示板の映像が変わった。その上内容が戦場のようだったので、天馬と瑞貴は驚きと同時に不思議に思った。
☆☆☆☆☆
ファラム・オービアスの代表チーム、ファラム・ディーテの控え室では、今までアースイレブンに立ちはだかった紫天王を含めたメンバーがいる。その部屋に剣城が訪れた。
「この試合、ファラム・オービアスが絶対に勝利する。わかっているな!」
「たやすい! 嵐が咲き誇る花を散らすようにたやすい!」
「プッハハハッ! わかってるよ!」
「いくら女王の命令とはいえ、あなたがキャプテンなんて納得できないわ」
剣城の言葉にバルガ=ザックスは余裕だと拳を握り、ロダン=ガスグズは面白そうに笑ったが、ヒラリ=フレイルは他の星の上にアースイレブンの一員だった剣城がキャプテンとして就任したことに不服そうだ。
しかし、剣城はそれをモノともせずに不敵に笑う。
「フッ、誰に文句は言わせない……――俺がファラム・オービアスを勝利に導く!」
☆☆☆☆☆
アースイレブンの控え室でもまた、これから始まる緊張を抱いている。特に天馬はキャプテンという立場もあるから余計に感じている。
(泣いても笑っても、これが最終決戦……。キャプテンとして、俺が最後までチームを引っ張らないと!)
左腕のキャプテンマークを握りしめ、チームメイトに鼓舞を入れようと振り返ると……選手も葵も瑞貴も、全員が天馬をまっすぐに見つめていた。まるで『大丈夫』というように
「みんな……!」
ブウン……!
「「「「「!」」」」」
モニターが動く音が聞こえて全員が振り向くと、映ったのはオズロックだった。
〈ファラム・オービアスの全人民に告ぐ。ファラム・オービアスは――このビットウェイ=オズロックによって占拠された。この星の八つの中枢管理センターもすでに支配下にある。脱出用宇宙艇・七百万隻も同様だ。我々はここに『新国家・イクサルフリート』の建国を宣言する!〉
そう告げたオズロックからカメラが少し引くと、陰になって誰かはよく見えないがオズロックの仲間と思わしき人物たちがいた。
――この映像はグランドセレスタスタジアムの全モニターに映し出されているので、VIPルームの窓からミネルやララヤも同じように見ている。そしてミネルはその名前に驚いた。
「イクサル!? まさか、復讐……!?」
「どういうことじゃ?」
しかしララヤはなんのことかわからず、イクサルとは何か、復讐とは何かとミネルに問いかけた。。
……遥か昔、オズロックの故郷であるイクサルはファラム・オービアスによって滅ぼされた。再建を託されたオズロックを含め百八十四名は脱出し、時が来るのを待ちながら長い眠りにつくこととなった。どれほど時が経ったのかわからないが、目覚めは突然だった。しかし目覚めたのはわずか十一名。だがそれでもやらねばならないとオズロックたちは誓った。故郷の再建と、ファラム・オービアスの復讐を。
「ファラム・オービアスが、オズロックの星を滅ぼしたのか!?」
「二百年も前の話です……。その頃のファラム・オービアスは侵略戦争を繰り返していました。ですが、お父上のアクロウス様はそれを憂い、この星を変えようとなさいました」
「復讐……」
ララヤたちはどうやってオズロックたちが当時から生き延びたのかはわからない。しかし、先祖の罪をオズロックは亡霊のようにファラム・オービアスに……今生きるララヤたちに牙を向けている。
〈聞くがいい。お前たちが負ければ脱出のための移民船団全ては自動的に爆破される……かつてお前たちに滅ぼされた数多の星のように。だがチキュウとの戦いに勝てば移民船団は返してやろう。それまでせいぜい滅ぼされた星々の者たちが味わった恐怖をかみしめるがいい……!〉
そう言い残してオズロックたちの映像が切り替わり元に戻った。