最凶! イクサルフリート‼
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――いつもの王宮の部屋に戻ったララヤは、窓の外を見ながら事態を収拾し終えたミネルから報告を受ける。
「ドノルゼンたちを捕らえ、クーデターは阻止し致しました」
「すまない、ミネル……。全てはわらわの責任じゃ……。自分の国の現状も知らず、あの者の悪い心も見抜けなかった……。ファラム・オービアスは腐り切っておる、滅ぶべきなのじゃ……。試合は棄権して、滅びの道を選ぶべきじゃ」
「ララヤ様……」
「――いや、棄権はしない」
憂うララヤにどう言葉をかけたらいいかとミネルは迷うと、出入口から剣城がそう叫んだ。
「ツルギ? どういうことじゃ?」
「ララヤ、俺を試合に出してもらうぞ。――ファラム・オービアスは地球に勝利する! 地球を倒し、宇宙に存在し続ける! それこそが、ファラム・オービアスが歩むべき道だ!」
なんと剣城がファラム・オービアスに味方し、地球への裏切り発言をしたのだ。
☆☆☆☆☆
練習が終わって天馬と瑞貴は打ち合わせをするために、天馬の部屋にいた。天馬はベッドに座り、瑞貴はひと通り終了したあとの天馬の姿を見て痛々しく思う。
決勝戦は明日に控えているというのに、宇宙を救うためのミスリルストーンとポトムリは敵に捕らわれ、さらには剣城と黒岩がいないことに、心が落ち着いていないのでチームはバラバラ、天馬自身も気持ちが追い付いていないようだ。
「天馬……」
「明日は決勝……でも、石が奪われた今、宇宙を救えるのかどうか……。ごめん、カトラ……」
〈――ピクッ!〉
「「!」」
少し懐かしい声が聞こえて瑞貴と天馬が顔を向けると、床に降り立ったのはニセ剣城に連れ去られるポトムリを追いかけて消えたピクシーだった。
「ピクシー!」
「無事だったのか!」
パアアアッ!
「「っ!? え、ええっ!?」」
突然ピクシーの体が光ったと思ったら、だんだんと大きくなり、次いで青年の姿へと変わった。光が落ち着いて目を開けた青年は陽気に二人に挨拶する。
〈よっ! 俺、サージェス!〉
「みぎゃあ!」
「ピ、ピクシーが変身した……!?」
〈違う違う! これがホントの姿!〉
「ピクシーの……?」
「ホ、ホント……?」
〈そうだ! 俺はカトラ様に使えていた騎士だ。強い思いを持った魂はあんな姿になるらしい〉
「あ、あんなって……」
青年――サージェスの言葉に瑞貴は苦笑した。確かにピクシーの可愛らしい容姿はサージェスとは似ても似つかない。根本的な部分は一緒だろうが、本来の性格とは違い過ぎる。
「カトラはどこ!? 話さなきゃならないことが……」
〈う~ん……今はまだムリっぽいなぁ。だから俺が伝言を持って来た。いいか、よく聞け! 次なる戦い、お前らは全力で戦うんだ! 勝てば宇宙は救われる!〉
「「…………!」」
〈かもしれん!〉
「ええっ……?」
「か、『かも』なの……?」
〈詳しいことはわからん!〉
サージェスのなんという曖昧な言葉を受けて、瑞貴と天馬は真剣な顔から次いで口元を引きつらせた。
〈とにかく全力で戦うんだ! 戦って絶対に勝つんだ! 負けることは許されない!〉
「もちろん。絶対に勝つつもりだ」
〈うん、よし!〉
「ところで、ポトムリさんは? 一緒にいたんだよね?」
〈ああ。無事だ――〉
パアアアッ!
〈ピクッ〉
サージェスの体が光ると、その光は急速に縮み、治まるといつも一緒にいたピクシーになった。
「戻った……」
「さっきの、本当にお前なの……?」
〈ピク~?〉
「「…………」」
「ドノルゼンたちを捕らえ、クーデターは阻止し致しました」
「すまない、ミネル……。全てはわらわの責任じゃ……。自分の国の現状も知らず、あの者の悪い心も見抜けなかった……。ファラム・オービアスは腐り切っておる、滅ぶべきなのじゃ……。試合は棄権して、滅びの道を選ぶべきじゃ」
「ララヤ様……」
「――いや、棄権はしない」
憂うララヤにどう言葉をかけたらいいかとミネルは迷うと、出入口から剣城がそう叫んだ。
「ツルギ? どういうことじゃ?」
「ララヤ、俺を試合に出してもらうぞ。――ファラム・オービアスは地球に勝利する! 地球を倒し、宇宙に存在し続ける! それこそが、ファラム・オービアスが歩むべき道だ!」
なんと剣城がファラム・オービアスに味方し、地球への裏切り発言をしたのだ。
☆☆☆☆☆
練習が終わって天馬と瑞貴は打ち合わせをするために、天馬の部屋にいた。天馬はベッドに座り、瑞貴はひと通り終了したあとの天馬の姿を見て痛々しく思う。
決勝戦は明日に控えているというのに、宇宙を救うためのミスリルストーンとポトムリは敵に捕らわれ、さらには剣城と黒岩がいないことに、心が落ち着いていないのでチームはバラバラ、天馬自身も気持ちが追い付いていないようだ。
「天馬……」
「明日は決勝……でも、石が奪われた今、宇宙を救えるのかどうか……。ごめん、カトラ……」
〈――ピクッ!〉
「「!」」
少し懐かしい声が聞こえて瑞貴と天馬が顔を向けると、床に降り立ったのはニセ剣城に連れ去られるポトムリを追いかけて消えたピクシーだった。
「ピクシー!」
「無事だったのか!」
パアアアッ!
「「っ!? え、ええっ!?」」
突然ピクシーの体が光ったと思ったら、だんだんと大きくなり、次いで青年の姿へと変わった。光が落ち着いて目を開けた青年は陽気に二人に挨拶する。
〈よっ! 俺、サージェス!〉
「みぎゃあ!」
「ピ、ピクシーが変身した……!?」
〈違う違う! これがホントの姿!〉
「ピクシーの……?」
「ホ、ホント……?」
〈そうだ! 俺はカトラ様に使えていた騎士だ。強い思いを持った魂はあんな姿になるらしい〉
「あ、あんなって……」
青年――サージェスの言葉に瑞貴は苦笑した。確かにピクシーの可愛らしい容姿はサージェスとは似ても似つかない。根本的な部分は一緒だろうが、本来の性格とは違い過ぎる。
「カトラはどこ!? 話さなきゃならないことが……」
〈う~ん……今はまだムリっぽいなぁ。だから俺が伝言を持って来た。いいか、よく聞け! 次なる戦い、お前らは全力で戦うんだ! 勝てば宇宙は救われる!〉
「「…………!」」
〈かもしれん!〉
「ええっ……?」
「か、『かも』なの……?」
〈詳しいことはわからん!〉
サージェスのなんという曖昧な言葉を受けて、瑞貴と天馬は真剣な顔から次いで口元を引きつらせた。
〈とにかく全力で戦うんだ! 戦って絶対に勝つんだ! 負けることは許されない!〉
「もちろん。絶対に勝つつもりだ」
〈うん、よし!〉
「ところで、ポトムリさんは? 一緒にいたんだよね?」
〈ああ。無事だ――〉
パアアアッ!
〈ピクッ〉
サージェスの体が光ると、その光は急速に縮み、治まるといつも一緒にいたピクシーになった。
「戻った……」
「さっきの、本当にお前なの……?」
〈ピク~?〉
「「…………」」