最凶! イクサルフリート‼
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「彼は『ブラックホールを消し去り宇宙を救う』ことを約束してくれました」
「それは、支配を前提とした身勝手な言い草です!」
「それでも多くの人の命を救わねばなりません」
「だからこそ!」
「だからこそ、なんとしても守らなければならないのです……――この美しい宇宙を。たとえそのあと、誰かに支配されることになろうと」
「そこまでのお覚悟を……」
「やっと自分の立場がわかったようだな」
「だが、私にできるのはここまでだ……」
現状の強大な敵は何もかもを消滅するブラックホールなのだ。それを消し去るために、多くの命を救うために、カトラはオズロックと取引をした。カトラの強い意志と心は惑星キエルにいた頃からポトムリは知っている。
オズロックはポトムリに必ずコズミックプラズマ光子砲を完成させるため、カトラを呼んだのだが、ポトムリも本当にこれ以上自分にできることはないと言う。だが……。
「いいえ、まだ方法はあります」
「「!」」
できることがあると告げたのはポトリムリでもオズロックでもなく、カトラだった。
「人が持つ魂の力……万物が存在し続けようとするその力を増幅させ、光子砲に補充できればブラックホールを消し去る力になるはずです」
「力を、補充する……?」
「強い意志同士がぶつかり合うことによって生じる、魂のエネルギー。命が奏でる『ライフエナジー』……それは、コズミックプラズマと同じ、プラズマエネルギーを有しているのです」
「ライフエナジー……」
まさかそんな方法があったとは知らなかったポトムリは驚くと、カトラはこれは真実なのだと力強く頷いた。
パチンッ!
〈〈ピクッ!〉〉
その様子を遠目に見ているのは、ポトムリと共に来たピクシーと、ピクシーに似た黒いピクシーだ。二匹はハイタッチをすると、どこかにそれぞれ飛んで行った。
☆☆☆☆☆
ルーザ=ドノルゼンのクーデターによって城の一室に幽閉されているのは、ファラム・オービアスの女王のララヤ=オビエスと、アースイレブンのエースストライカーである本物の剣城だ。
父の代からずっと信頼していた臣下に裏切られ、ララヤはショックを受け鉄格子の窓の外を見る。
「わらわは騙されていたのか……」
「落ち込んでいる暇があったら、これから女王として何をすべきか考えるんだな」
「わらわのすべきこと……」
「――なんだ!?」
「――うわあっ!」
「何事じゃ!?」
「わからない! 下がってろ!」
急に扉の外が騒がしくなったので、剣城はララヤをかばうように前に立って片腕を広げた。鍵をこじ開けるため光線銃を撃つ音が聞こえると扉が開き、そこにいたのは――。
「ララヤ様!」
「ミネル!」
「ララヤ様、ご無事で何よりでございます」
ララヤの側近であるミネル=エイバが、二人の兵士と共に光線銃を持って駆け付けて来た。一番の臣下の姿にララヤは笑みを浮かべる。
――部屋から脱出しララヤとミネルが反逆者・ドノルゼンの拘束に向かったあと、剣城は屋上へと一人でやって来た。この星に来た頃よりも迫っているブラックホールを見ながら、アースイレブンの仲間に想いを馳せる。
(天馬……みんな……)
〈――ピクッ!〉
「!」
パアアアッ!
気配に気づいた剣城が振り向くと、黒いピクシーがやって来た。何事かと思いきや黒ピクシーは体が光り、次いで威厳のある男へと姿を変える。
「っ!?」
〈我が名はアクロウス。ツルギ=キョウスケ、お前に伝えておかなければならないことがある〉
「…………!?」
未知が多い宇宙だからこそ規格外はなんでもあるが、可愛らしい容姿の黒ピクシーから変化した姿に、剣城は驚きを隠せなかった。
「それは、支配を前提とした身勝手な言い草です!」
「それでも多くの人の命を救わねばなりません」
「だからこそ!」
「だからこそ、なんとしても守らなければならないのです……――この美しい宇宙を。たとえそのあと、誰かに支配されることになろうと」
「そこまでのお覚悟を……」
「やっと自分の立場がわかったようだな」
「だが、私にできるのはここまでだ……」
現状の強大な敵は何もかもを消滅するブラックホールなのだ。それを消し去るために、多くの命を救うために、カトラはオズロックと取引をした。カトラの強い意志と心は惑星キエルにいた頃からポトムリは知っている。
オズロックはポトムリに必ずコズミックプラズマ光子砲を完成させるため、カトラを呼んだのだが、ポトムリも本当にこれ以上自分にできることはないと言う。だが……。
「いいえ、まだ方法はあります」
「「!」」
できることがあると告げたのはポトリムリでもオズロックでもなく、カトラだった。
「人が持つ魂の力……万物が存在し続けようとするその力を増幅させ、光子砲に補充できればブラックホールを消し去る力になるはずです」
「力を、補充する……?」
「強い意志同士がぶつかり合うことによって生じる、魂のエネルギー。命が奏でる『ライフエナジー』……それは、コズミックプラズマと同じ、プラズマエネルギーを有しているのです」
「ライフエナジー……」
まさかそんな方法があったとは知らなかったポトムリは驚くと、カトラはこれは真実なのだと力強く頷いた。
パチンッ!
〈〈ピクッ!〉〉
その様子を遠目に見ているのは、ポトムリと共に来たピクシーと、ピクシーに似た黒いピクシーだ。二匹はハイタッチをすると、どこかにそれぞれ飛んで行った。
☆☆☆☆☆
ルーザ=ドノルゼンのクーデターによって城の一室に幽閉されているのは、ファラム・オービアスの女王のララヤ=オビエスと、アースイレブンのエースストライカーである本物の剣城だ。
父の代からずっと信頼していた臣下に裏切られ、ララヤはショックを受け鉄格子の窓の外を見る。
「わらわは騙されていたのか……」
「落ち込んでいる暇があったら、これから女王として何をすべきか考えるんだな」
「わらわのすべきこと……」
「――なんだ!?」
「――うわあっ!」
「何事じゃ!?」
「わからない! 下がってろ!」
急に扉の外が騒がしくなったので、剣城はララヤをかばうように前に立って片腕を広げた。鍵をこじ開けるため光線銃を撃つ音が聞こえると扉が開き、そこにいたのは――。
「ララヤ様!」
「ミネル!」
「ララヤ様、ご無事で何よりでございます」
ララヤの側近であるミネル=エイバが、二人の兵士と共に光線銃を持って駆け付けて来た。一番の臣下の姿にララヤは笑みを浮かべる。
――部屋から脱出しララヤとミネルが反逆者・ドノルゼンの拘束に向かったあと、剣城は屋上へと一人でやって来た。この星に来た頃よりも迫っているブラックホールを見ながら、アースイレブンの仲間に想いを馳せる。
(天馬……みんな……)
〈――ピクッ!〉
「!」
パアアアッ!
気配に気づいた剣城が振り向くと、黒いピクシーがやって来た。何事かと思いきや黒ピクシーは体が光り、次いで威厳のある男へと姿を変える。
「っ!?」
〈我が名はアクロウス。ツルギ=キョウスケ、お前に伝えておかなければならないことがある〉
「…………!?」
未知が多い宇宙だからこそ規格外はなんでもあるが、可愛らしい容姿の黒ピクシーから変化した姿に、剣城は驚きを隠せなかった。