限りある時間! 永遠の友情‼
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「クサカくんのことは任せて。みんなは、練習してて」
「ああ、じゃあお願いするよ。瑞貴さんも、九坂についててあげてください」
「わかった」
九坂を瑞貴とバンダに預け、天馬たちは予定通りラトニークイレブンと練習することになった。
☆☆☆☆☆
それから数時間後、アースイレブンはジョウロ村にある丸太を使ったガーデンテーブルに二組ずつ分かれて休憩していた。しかし信助を始め表情が思わしくない。
「なんか、複雑だったよね。ラトニークとの合同練習……」
「ああ。練習してても、ふと思い出しちまう……――『こいつの寿命も、一ヶ月なのか』って」
「なのにあいつら、全然そんな感じがしなくってよ……」
井吹や鉄角たちは先ほどの練習光景を思い返していた。ついさっき仲間が一人寿命を終えたのに、もしかしたら次に自分の寿命が尽きるかもしれないのに、ラトニークイレブンは全員イキイキと楽しそうにサッカーをしていたのだ。
「だからそれはバンダが言ってたじゃないですか。時間の流れが違うだけだって。宇宙には何百年も生きる種族もいるみたいですし、そういう種族から見れば、僕たちだって『えっ、80年しか生きられないの? かわいそ~』ってなるわけですよ」
「ンなこたぁわかってんだよ! 頭ではわかってても、なんていうか……気持ちがよ……」
「あ~あ。楽しい星だと思ったのにな~」
種族の違いがあれば寿命の違いもある。真名部の言う理屈はわかっても心が追い付かない鉄角やさくらは意気消沈してしまったようだ。
葵もまた複雑な気持ちを抱いていると、ふと隣にいる天馬が考え込んでいることに気づいて声を懸ける。
「何考えてるの?」
「えっ? あっ、うん……――『命』ってなんなのかなって」
「命……?」
「うん……」
ラトニーク星人の寿命の話題を考えれば繋がるかもしれないが、唐突に出た話題に信助たちも思わず天馬を見やる。
「俺、初めて黒岩監督から『宇宙へ行って戦う』って聞いたとき……正直、宇宙ってどんなとこなのか全然考えてなかった。ただなんとなく、いろんな星があって地球を守るために行かなくちゃいけないんだってくらい。――でも、サンドリアスに行って、それからサザナーラとガードンに行って、俺、感じたんだ。宇宙には本当にいろんな星があるんだって。そしてそこには、本当にいろんな人たちが住んでる。サンドリアス人はとても誇り高くて……」
『誇りを守れない者は…誰も守れはしないんだ!』
カゼルマ=ウォーグは卑劣な手段を使ってまでも星を守ることを拒み、誇りを尊重し戦うことを選んだ。
「まさか心が見える宇宙人がいるなんて思ってもみなかったし……」
『こんなドロドロしたアズル、ポワイ見たことない! それに引き換え、こっちのアズルは超綺麗!』
ポワイ=ピチョリたちは心が見える住人であり、天馬たちにとっては特異な能力でも彼女たちにとっては当たり前であり誰でもできることなのだ。
「ガードン人たちは、火山だらけの星で過酷な環境に打ち勝とうとしていた……」
『我々は究極の進化のために翼を捨てたのだ! そしてこれによりあらゆる物を作り出す力を手に入れた……』
アルベガ=ゴードンたち機械推進派は否定派の父を始めとする者たちに反発するだけでなく、過酷な環境に生きていくために選んだ手段でもある。
「どの星の人も、みんな同じ。必死に戦って、星を守って、命を繋いでいこうとしている。俺、宇宙に来て改めてわかったんだ。――この宇宙になくなっていい命なんて一つもない! 滅んでいい星なんて一つもないんだって!」
「だからこそ、その命を守るためにも勝ち進んで優勝しなくてはな」
「はい!」
『あなたなら、私たちの力を正しく使って銀河を救ってくれるかもしれない』
カトラ=ペイジから託された銀河を救う方法を実現させるためにも、神童の言う通り勝ち進むしかない。今まで戦った星たちのためだけでなく、宇宙にいるいろんな星とその住人のためにも。
「ああ、じゃあお願いするよ。瑞貴さんも、九坂についててあげてください」
「わかった」
九坂を瑞貴とバンダに預け、天馬たちは予定通りラトニークイレブンと練習することになった。
☆☆☆☆☆
それから数時間後、アースイレブンはジョウロ村にある丸太を使ったガーデンテーブルに二組ずつ分かれて休憩していた。しかし信助を始め表情が思わしくない。
「なんか、複雑だったよね。ラトニークとの合同練習……」
「ああ。練習してても、ふと思い出しちまう……――『こいつの寿命も、一ヶ月なのか』って」
「なのにあいつら、全然そんな感じがしなくってよ……」
井吹や鉄角たちは先ほどの練習光景を思い返していた。ついさっき仲間が一人寿命を終えたのに、もしかしたら次に自分の寿命が尽きるかもしれないのに、ラトニークイレブンは全員イキイキと楽しそうにサッカーをしていたのだ。
「だからそれはバンダが言ってたじゃないですか。時間の流れが違うだけだって。宇宙には何百年も生きる種族もいるみたいですし、そういう種族から見れば、僕たちだって『えっ、80年しか生きられないの? かわいそ~』ってなるわけですよ」
「ンなこたぁわかってんだよ! 頭ではわかってても、なんていうか……気持ちがよ……」
「あ~あ。楽しい星だと思ったのにな~」
種族の違いがあれば寿命の違いもある。真名部の言う理屈はわかっても心が追い付かない鉄角やさくらは意気消沈してしまったようだ。
葵もまた複雑な気持ちを抱いていると、ふと隣にいる天馬が考え込んでいることに気づいて声を懸ける。
「何考えてるの?」
「えっ? あっ、うん……――『命』ってなんなのかなって」
「命……?」
「うん……」
ラトニーク星人の寿命の話題を考えれば繋がるかもしれないが、唐突に出た話題に信助たちも思わず天馬を見やる。
「俺、初めて黒岩監督から『宇宙へ行って戦う』って聞いたとき……正直、宇宙ってどんなとこなのか全然考えてなかった。ただなんとなく、いろんな星があって地球を守るために行かなくちゃいけないんだってくらい。――でも、サンドリアスに行って、それからサザナーラとガードンに行って、俺、感じたんだ。宇宙には本当にいろんな星があるんだって。そしてそこには、本当にいろんな人たちが住んでる。サンドリアス人はとても誇り高くて……」
『誇りを守れない者は…誰も守れはしないんだ!』
カゼルマ=ウォーグは卑劣な手段を使ってまでも星を守ることを拒み、誇りを尊重し戦うことを選んだ。
「まさか心が見える宇宙人がいるなんて思ってもみなかったし……」
『こんなドロドロしたアズル、ポワイ見たことない! それに引き換え、こっちのアズルは超綺麗!』
ポワイ=ピチョリたちは心が見える住人であり、天馬たちにとっては特異な能力でも彼女たちにとっては当たり前であり誰でもできることなのだ。
「ガードン人たちは、火山だらけの星で過酷な環境に打ち勝とうとしていた……」
『我々は究極の進化のために翼を捨てたのだ! そしてこれによりあらゆる物を作り出す力を手に入れた……』
アルベガ=ゴードンたち機械推進派は否定派の父を始めとする者たちに反発するだけでなく、過酷な環境に生きていくために選んだ手段でもある。
「どの星の人も、みんな同じ。必死に戦って、星を守って、命を繋いでいこうとしている。俺、宇宙に来て改めてわかったんだ。――この宇宙になくなっていい命なんて一つもない! 滅んでいい星なんて一つもないんだって!」
「だからこそ、その命を守るためにも勝ち進んで優勝しなくてはな」
「はい!」
『あなたなら、私たちの力を正しく使って銀河を救ってくれるかもしれない』
カトラ=ペイジから託された銀河を救う方法を実現させるためにも、神童の言う通り勝ち進むしかない。今まで戦った星たちのためだけでなく、宇宙にいるいろんな星とその住人のためにも。