ダブルソウル! 井吹と神童‼
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――火山岩によってフィールドが穴だらけになったため、試合は一時中断して修復作業に入る。
「あの、瑞貴さん」
「ん?」
「さっき、神童先輩と井吹くんと一緒に天馬たちに戻れって指示を出していましたけど、こうなるってわかっていたんですか?」
「……教えてくれたの。東の種族の長老がね」
「「「ええっ!?」」」
瑞貴の答えに問いかけた葵だけでなく、隣に座っていた好葉と信助も一緒に驚いた。瑞貴はふと見ると神童と井吹もまた他の選手から説明を求められている様子を発見したので、自分はここにいる三人に説明をする。
「といっても、『ガードンが全員攻撃を仕掛けたら攻めるな』としか言われてなかったから、私たちは意味がわからなくてずっと半信半疑だった。だけど、私たちは長老を信じてみようと思ったの。……まさかここまですると思わなかったけどね」
「そうですよね……。もしものことを考えると、私、怖いです……!」
「ウチも……!」
「でも、なんで東の長老は教えてくれたんだろう? 黙っていたらこの星にとっては有利だったのに」
「それはきっと、ガードンイレブンと同じなんだと思う」
「「「えっ?」」」
「この星が大事で、この星と生きていきたい。『機械』と『自然』という進むべき道は違っても、心の底にある誇りは一緒なんだよ」
瑞貴はロダンを下げたカルデラや、自分たちの力で勝ちたいというアルベガを見て、機械推進派のガードン人のことを誤解していたのかもしれないと思った。
――グラウンドの修復作業が終わり、ガードンイレブンのスローイングから試合が再開される。一進一退の攻防が続く中、チームプレーで攻めるアースイレブンだが、対してガードンイレブンは的確な指示でアースイレブンのソウル発動を封じ込めている。
「神童さん!」
「ディフェンス! D1-9から4-02だ!」
天馬からのパスを受け取った神童がドリブルして行くと、アルベガの指示で神童の向かい側を走るメラピルにマヨンが加勢して来る。
「決められる……フォルテシモ!」
「グリッドD3 Adjust……ふんんっ!」
アルベガはモノクル型コンピューターで計算し、神童の必殺シュートを両手を前に突き出すだけで止めた。
☆☆☆☆☆
――ガードンイレブンから追い出されたロダンは、スタジアムの人気のない廊下で不貞腐れつつ静かに復讐しようとしている。
「プッフフフフッ。もうどうなろうと知ったことじゃないね、こんな星」
ロダンがリモコンを操作し、再び砲台から火山岩が発射されたなど、今この時は誰も知らなかった。
☆☆☆☆☆
「ヴェス! 4-1から2of2!」
「了解!」
「っ!?」
ヴェスに指示を出したアルベガは、ラインの外の地面に熱エネルギーが集まっていることに気づいた。
「ミスティ! X5、5-3だ!」
「オッケイ!」
「外に!? ――違う!」
ミスティが外にボールを出すと、さくらはそれがわざとではなく意図があることに気づいた。
ブオオオ――……!!
《またも排気システムのタイミングに合わせてCleverな攻撃! アースイレブンは完全に裏をかかれた!!》
「しまった!」
「クッ!」
熱風によって押し戻されたボールを、タイミングよくそこにいたヴェスが取り絶好のシュートチャンスが来てしまったと、天馬は焦り、井吹はやって来る攻撃に備え歯を食いしばる。
「カザンガン!」
「やらせるか!」
パアアァァアアア――!
井吹が体を地面に伏せると同時に青白い光が現れ、巨大な牙と体躯を持つ巨獣のソウル・マンモスに姿が変わった。そしてそのソウルストライクは、ありあまるパワーと体重を乗せ、ヴェスの必殺シュートを豪快に踏みつけて止める。
「井吹がソウルを!」
「あいつもか!?」
「いいぞー! 井吹ー!」
《It's cool! 井吹のソウルが覚醒! ガードンの得点を阻止したぜ!!》
ついにソウルを出した井吹に天馬と信助は声を上げて喜び、アルベガはデータにないソウル使いがいて驚いた。
「あの、瑞貴さん」
「ん?」
「さっき、神童先輩と井吹くんと一緒に天馬たちに戻れって指示を出していましたけど、こうなるってわかっていたんですか?」
「……教えてくれたの。東の種族の長老がね」
「「「ええっ!?」」」
瑞貴の答えに問いかけた葵だけでなく、隣に座っていた好葉と信助も一緒に驚いた。瑞貴はふと見ると神童と井吹もまた他の選手から説明を求められている様子を発見したので、自分はここにいる三人に説明をする。
「といっても、『ガードンが全員攻撃を仕掛けたら攻めるな』としか言われてなかったから、私たちは意味がわからなくてずっと半信半疑だった。だけど、私たちは長老を信じてみようと思ったの。……まさかここまですると思わなかったけどね」
「そうですよね……。もしものことを考えると、私、怖いです……!」
「ウチも……!」
「でも、なんで東の長老は教えてくれたんだろう? 黙っていたらこの星にとっては有利だったのに」
「それはきっと、ガードンイレブンと同じなんだと思う」
「「「えっ?」」」
「この星が大事で、この星と生きていきたい。『機械』と『自然』という進むべき道は違っても、心の底にある誇りは一緒なんだよ」
瑞貴はロダンを下げたカルデラや、自分たちの力で勝ちたいというアルベガを見て、機械推進派のガードン人のことを誤解していたのかもしれないと思った。
――グラウンドの修復作業が終わり、ガードンイレブンのスローイングから試合が再開される。一進一退の攻防が続く中、チームプレーで攻めるアースイレブンだが、対してガードンイレブンは的確な指示でアースイレブンのソウル発動を封じ込めている。
「神童さん!」
「ディフェンス! D1-9から4-02だ!」
天馬からのパスを受け取った神童がドリブルして行くと、アルベガの指示で神童の向かい側を走るメラピルにマヨンが加勢して来る。
「決められる……フォルテシモ!」
「グリッドD3 Adjust……ふんんっ!」
アルベガはモノクル型コンピューターで計算し、神童の必殺シュートを両手を前に突き出すだけで止めた。
☆☆☆☆☆
――ガードンイレブンから追い出されたロダンは、スタジアムの人気のない廊下で不貞腐れつつ静かに復讐しようとしている。
「プッフフフフッ。もうどうなろうと知ったことじゃないね、こんな星」
ロダンがリモコンを操作し、再び砲台から火山岩が発射されたなど、今この時は誰も知らなかった。
☆☆☆☆☆
「ヴェス! 4-1から2of2!」
「了解!」
「っ!?」
ヴェスに指示を出したアルベガは、ラインの外の地面に熱エネルギーが集まっていることに気づいた。
「ミスティ! X5、5-3だ!」
「オッケイ!」
「外に!? ――違う!」
ミスティが外にボールを出すと、さくらはそれがわざとではなく意図があることに気づいた。
ブオオオ――……!!
《またも排気システムのタイミングに合わせてCleverな攻撃! アースイレブンは完全に裏をかかれた!!》
「しまった!」
「クッ!」
熱風によって押し戻されたボールを、タイミングよくそこにいたヴェスが取り絶好のシュートチャンスが来てしまったと、天馬は焦り、井吹はやって来る攻撃に備え歯を食いしばる。
「カザンガン!」
「やらせるか!」
パアアァァアアア――!
井吹が体を地面に伏せると同時に青白い光が現れ、巨大な牙と体躯を持つ巨獣のソウル・マンモスに姿が変わった。そしてそのソウルストライクは、ありあまるパワーと体重を乗せ、ヴェスの必殺シュートを豪快に踏みつけて止める。
「井吹がソウルを!」
「あいつもか!?」
「いいぞー! 井吹ー!」
《It's cool! 井吹のソウルが覚醒! ガードンの得点を阻止したぜ!!》
ついにソウルを出した井吹に天馬と信助は声を上げて喜び、アルベガはデータにないソウル使いがいて驚いた。