翼を捨てた戦士たち
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「さて、お前たちにも風を感じてもらうとするか」
「「「えっ?」」」
――屋敷の前の広場にいる神童と井吹を中心にするように、二人のガードン人が円状に宙を飛んでいる。瑞貴は何故かログルスの隣へと移動された。
「何が始まるんだ?」
「あの、二人に何を?」
「まあ見てなさい」
困惑する神童と井吹を見て、瑞貴はログロスに顔を向けて問いかけるも、ログロスはハッキリと答えない。すると……。
ガッ!
「ウッ、ウウッ!」
ガッ!
「グッ! うわああっ!」
「拓人くん! 宗正くん!」
なんと宙を飛んでいた二人のガードン人が神童と井吹をそれぞれ体に足を交差して巻きついたあと、そのまま二人を空に連れ去って行った。
「なんのつもりだ!?」
「降ろせー!」
「っ!」
ガシッ!
「何をするのだチキュウ人!」
「長老から離れろ!」
「黙って!」
「「!」」
ログロスの胸倉をつかんだ瑞貴に他のガードン人が止めようと叱咤するが、瑞貴の鋭い瞳と低い声音に身を怯ませる。一方、ログロスは全く動じなかった。
「長老! あなた二人を離してください!」
「彼らのためだ」
「ハアッ!?」
「彼らの中に眠るソウルを引き出すために、私はキッカケを作る。少々荒療治になるがね」
「…………?」
どういう意味かと思ったがログロスが嘘をついていないとわかると、瑞貴は胸倉から手を離した。するとログロスは他のガードン人に目伏せをすると彼らもまた飛び立ち、残った瑞貴にログロスが両翼を広げて背を向ける。
「私の背に乗りなさい。さすがに女性をあの方法で送るわけにはいかない」
「……お願いします」
この地に不慣れな上に一刻も早く神童と井吹の行き先が知りたかったため、瑞貴はログロスに促された通り、おぶさってもらうように首元に腕を回すと確認したログロスは飛び立った。
かなりの高度までいくと神童と井吹は暴れるのをやめ、どこに行くのかと身構えると、昨日訪れたマグマが川のように流れる炭鉱の上空にやって来た。
「まさか、この高さから落とす気か!?」
「なっ!? 冗談じゃないぜ!」
「「うわあぁぁあああ!」」
「ええっ!?」
神童と井吹をそれぞれ抱えたままガードン人は一気に高度を落とす。その行動に瑞貴は目を見開いた。
マグマの近くまで落とされたがすぐに再び上空に上がるのは、さながらジェットコースターのようだ。
「何!?」
「うわああっ!」
大きく旋回したあと今度はお互い向き合って接近する。ぶつかると思ったがうまくすれ違った。
(長老は、何故こんなことを……?)
近くの岩場に他のガードン人と瑞貴と共に降り立ったログロスの意図を、神童も井吹も読めなかった。
「「「えっ?」」」
――屋敷の前の広場にいる神童と井吹を中心にするように、二人のガードン人が円状に宙を飛んでいる。瑞貴は何故かログルスの隣へと移動された。
「何が始まるんだ?」
「あの、二人に何を?」
「まあ見てなさい」
困惑する神童と井吹を見て、瑞貴はログロスに顔を向けて問いかけるも、ログロスはハッキリと答えない。すると……。
ガッ!
「ウッ、ウウッ!」
ガッ!
「グッ! うわああっ!」
「拓人くん! 宗正くん!」
なんと宙を飛んでいた二人のガードン人が神童と井吹をそれぞれ体に足を交差して巻きついたあと、そのまま二人を空に連れ去って行った。
「なんのつもりだ!?」
「降ろせー!」
「っ!」
ガシッ!
「何をするのだチキュウ人!」
「長老から離れろ!」
「黙って!」
「「!」」
ログロスの胸倉をつかんだ瑞貴に他のガードン人が止めようと叱咤するが、瑞貴の鋭い瞳と低い声音に身を怯ませる。一方、ログロスは全く動じなかった。
「長老! あなた二人を離してください!」
「彼らのためだ」
「ハアッ!?」
「彼らの中に眠るソウルを引き出すために、私はキッカケを作る。少々荒療治になるがね」
「…………?」
どういう意味かと思ったがログロスが嘘をついていないとわかると、瑞貴は胸倉から手を離した。するとログロスは他のガードン人に目伏せをすると彼らもまた飛び立ち、残った瑞貴にログロスが両翼を広げて背を向ける。
「私の背に乗りなさい。さすがに女性をあの方法で送るわけにはいかない」
「……お願いします」
この地に不慣れな上に一刻も早く神童と井吹の行き先が知りたかったため、瑞貴はログロスに促された通り、おぶさってもらうように首元に腕を回すと確認したログロスは飛び立った。
かなりの高度までいくと神童と井吹は暴れるのをやめ、どこに行くのかと身構えると、昨日訪れたマグマが川のように流れる炭鉱の上空にやって来た。
「まさか、この高さから落とす気か!?」
「なっ!? 冗談じゃないぜ!」
「「うわあぁぁあああ!」」
「ええっ!?」
神童と井吹をそれぞれ抱えたままガードン人は一気に高度を落とす。その行動に瑞貴は目を見開いた。
マグマの近くまで落とされたがすぐに再び上空に上がるのは、さながらジェットコースターのようだ。
「何!?」
「うわああっ!」
大きく旋回したあと今度はお互い向き合って接近する。ぶつかると思ったがうまくすれ違った。
(長老は、何故こんなことを……?)
近くの岩場に他のガードン人と瑞貴と共に降り立ったログロスの意図を、神童も井吹も読めなかった。