翼を捨てた戦士たち
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「ホォ。黄金の毛並み、さらに七色の翼に、巨大な牙か」
「「「!」」」
ログロスの言葉に瑞貴と神童と井吹は目を見開く。彼の言う『黄金の毛並み』は恐らく瑞貴のソウル・キリンに間違いない。そして『七色の翼』と『巨大な牙』は神童と井吹の中に眠るソウルだろう。
「お前たち、しばらくここにいるがいい」
☆☆☆☆☆
一方、皆帆と好葉の案内で機械鳥に襲われた場所にやって来たアースイレブン。しかしそこに瑞貴と神童と井吹の姿どころか手掛かりも何もない。
「逸れたの、この辺りだったんだけど……」
「いねぇぜ?」
「ホントにこの辺だったのに……」
皆帆と好葉も間違いないと告げるが、確かに鉄角真の言う通り何もなかった。
「もしかして、ここに落ちたんじゃ……?」
「っ、縁起でもないこと言うな!」
「ごめん……」
「どこにいるんだ……?」
崖下のマグマを見て野咲さくらが最悪の事態を言うと鉄角が叱咤した。天馬たちだってこの状況じゃ考えられなくもないが想像もしたくない。
「あと40分28秒で日が暮れます。暗闇で捜索を続けるのは危険です」
「だな。俺たちまで何かあったら試合ができないぜ」
「どうするんスか、キャプテン?」
「…………」
時間を見た真名部陣一郎がそう言うと瞬木隼人も同意する。九坂隆二はキャプテンである天馬の意見を仰ごうとしたので、天馬は思い悩むと……。
「――探しましたよ、アースイレブンのみなさん」
「「「「「!」」」」」
どこからか聞こえてきた声に顔を向けると、自分たちのいる場所より顔を上げた先の岩に着地する翼を持つガードン人がいた。
「我は東の種族の者。長老様の使いで参りました」
「東の種族……!?」
「長老の使いってなんだよ……!?」
「ご安心ください。エンドウ殿とシンドウ殿とイブキ殿は、我らが保護しております」
「えっ……ホントですか!?」
「よかった~……!」
天馬や鉄角たちは最初警戒したが、礼儀正しく右の翼を胸に当てて礼儀正しくするガードン人の言葉に、天馬や信助たちはひとまずホッとする。
「じゃあ、瑞貴さんたちは無事なんですね!?」
「はい。ですが、訳あって今はまだ帰れません」
「訳ってどんな?」
「ただし、明日(アス)の試合には必ず戻すとのことです。長老様からの伝言は、以上です」
バサッ!
「あっ!」
「おい! まだ話は終わってないぞ!」
伝えるべきことは伝えたとのことで、ガードン人は翼を広げて空に飛び立ってしまった。天馬や鉄角たちが声を上げても戻る気配はなく、あっという間に見えなくなった。
☆☆☆☆☆
夜、ログロスの屋敷で夕食となった。瑞貴も神童も井吹もログロスの招きにより共に食事を取ることになった。
「我らは自然に生かされているのだ。自然に感謝して食そう。さっ、食べなさい」
「「「…………」」」
ゴマ団子のような揚げられた団子に、ブロッコリーに似た野菜にはドレッシングのようなモノがかけられて、お茶に似た飲み物もある。初めて見る食事にログロスから促されたものの若干三人は戸惑ったが、意を決して瑞貴はまず両手を合わせて目を閉じて挨拶をし、竹に似た植物で作られた二つ又のフォークを手に取る。
「いただきます。あむっ……わっ!」
「はむっ……おいしいです!」
「ウム」
「試合中にバテたくないからな……。はぐっ……うまい!」
瑞貴に続いて神童と井吹も口にすると、外はカリッとして異星人の自分たちでも合う味だった。特に井吹は気に入ったようで次々と食べ、あっという間に完食した。
「「「!」」」
ログロスの言葉に瑞貴と神童と井吹は目を見開く。彼の言う『黄金の毛並み』は恐らく瑞貴のソウル・キリンに間違いない。そして『七色の翼』と『巨大な牙』は神童と井吹の中に眠るソウルだろう。
「お前たち、しばらくここにいるがいい」
☆☆☆☆☆
一方、皆帆と好葉の案内で機械鳥に襲われた場所にやって来たアースイレブン。しかしそこに瑞貴と神童と井吹の姿どころか手掛かりも何もない。
「逸れたの、この辺りだったんだけど……」
「いねぇぜ?」
「ホントにこの辺だったのに……」
皆帆と好葉も間違いないと告げるが、確かに鉄角真の言う通り何もなかった。
「もしかして、ここに落ちたんじゃ……?」
「っ、縁起でもないこと言うな!」
「ごめん……」
「どこにいるんだ……?」
崖下のマグマを見て野咲さくらが最悪の事態を言うと鉄角が叱咤した。天馬たちだってこの状況じゃ考えられなくもないが想像もしたくない。
「あと40分28秒で日が暮れます。暗闇で捜索を続けるのは危険です」
「だな。俺たちまで何かあったら試合ができないぜ」
「どうするんスか、キャプテン?」
「…………」
時間を見た真名部陣一郎がそう言うと瞬木隼人も同意する。九坂隆二はキャプテンである天馬の意見を仰ごうとしたので、天馬は思い悩むと……。
「――探しましたよ、アースイレブンのみなさん」
「「「「「!」」」」」
どこからか聞こえてきた声に顔を向けると、自分たちのいる場所より顔を上げた先の岩に着地する翼を持つガードン人がいた。
「我は東の種族の者。長老様の使いで参りました」
「東の種族……!?」
「長老の使いってなんだよ……!?」
「ご安心ください。エンドウ殿とシンドウ殿とイブキ殿は、我らが保護しております」
「えっ……ホントですか!?」
「よかった~……!」
天馬や鉄角たちは最初警戒したが、礼儀正しく右の翼を胸に当てて礼儀正しくするガードン人の言葉に、天馬や信助たちはひとまずホッとする。
「じゃあ、瑞貴さんたちは無事なんですね!?」
「はい。ですが、訳あって今はまだ帰れません」
「訳ってどんな?」
「ただし、明日(アス)の試合には必ず戻すとのことです。長老様からの伝言は、以上です」
バサッ!
「あっ!」
「おい! まだ話は終わってないぞ!」
伝えるべきことは伝えたとのことで、ガードン人は翼を広げて空に飛び立ってしまった。天馬や鉄角たちが声を上げても戻る気配はなく、あっという間に見えなくなった。
☆☆☆☆☆
夜、ログロスの屋敷で夕食となった。瑞貴も神童も井吹もログロスの招きにより共に食事を取ることになった。
「我らは自然に生かされているのだ。自然に感謝して食そう。さっ、食べなさい」
「「「…………」」」
ゴマ団子のような揚げられた団子に、ブロッコリーに似た野菜にはドレッシングのようなモノがかけられて、お茶に似た飲み物もある。初めて見る食事にログロスから促されたものの若干三人は戸惑ったが、意を決して瑞貴はまず両手を合わせて目を閉じて挨拶をし、竹に似た植物で作られた二つ又のフォークを手に取る。
「いただきます。あむっ……わっ!」
「はむっ……おいしいです!」
「ウム」
「試合中にバテたくないからな……。はぐっ……うまい!」
瑞貴に続いて神童と井吹も口にすると、外はカリッとして異星人の自分たちでも合う味だった。特に井吹は気に入ったようで次々と食べ、あっという間に完食した。