灼熱の惑星ガードン!
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先ほどの山を登り終え、瑞貴たちは崖の道を歩いていると……。
〈ピギャー!〉
「何?」
「機械の音?」
「っ、何か来る!」
「「「「!」」」」
鳥に似た変わった音に好葉と皆帆は足を止めて顔を向けると、同じように顔を向けた瑞貴は焦ったように声を上げた。機械でできた鳥が瑞貴たちの前に立ち塞がる。
〈ピギャー!〉
「きゃー!」
「好葉!」
「やめなさい!」
「こいつ!」
一番ひ弱な好葉を狙って来た機械鳥を見て神童が声を上げると、瑞貴と井吹はそれぞれジャージを脱いで振り回しながら追い払う。
「神童! 俺と瑞貴さんがこいつを引きつける! その間に好葉を連れて逃げろ!」
「井吹……!」
「早く!」
「わかった!」
「和人くんも行って!」
「は、はい!」
了承した神童は、好葉の手を引いて皆帆と共にその場を急いで去って行った。
すると機械鳥は瑞貴から井吹に修中に攻撃をし始めたので、瑞貴は足元にある石を拾い上げて投げる。
「ふんっ!」
ガンッ!
〈ピギャ!〉
瑞貴が投げた石はうまく機械鳥に命中したので、その隙に瑞貴は井吹の背に手を当てて神童が去った方向へ促す。
「さあ、宗正くんも今の内に! ――っ!」
機械鳥が今度は瑞貴を攻め始めたので、瑞貴はジャージを振りながら急いで井吹と距離を取る。
この機械鳥を動かしているのも当然ロダンだ。GKの井吹を潰そうとしたが瑞貴に邪魔をされたので先に瑞貴を始末しようとしている。
「クッ! このっ!」
「瑞貴さん! 足元!」
「えっ!?」
ガタッ……。
夢中になったせいでいつの間にか追い詰められたのか、瑞貴のうしろには崖となり足場にあとがない。さっきも井吹が叫んでいなかったら足を滑らせてそのままマグマに落ちていたかもしれない。
〈ピギャー!〉
「井吹! 瑞貴さん!」
ガンッ!
「拓人くん!」
皆帆と好葉に先に戻るよう言って戻って来た神童が、先ほどの瑞貴と同じように石を投げて機械鳥にぶつけた。もう一度岩をぶつけている今の内に、瑞貴と井吹はジャージの袖を通す。
「今だ! 走れ!」
〈ピギャー!〉
「っ! 二人共、危ない!」
ガンッ!
神童の合図で三人は走り出したが、うしろから機械鳥が迫って来たのを横目で見た瑞貴は二人をかばい、その衝撃で崖から足を踏み外し下に落ちていく。
「あっ……!」
「「瑞貴さん!」」
ガシッ!
神童と井吹はすぐさまそれぞれ瑞貴の腕をつかんだ。しかしこの環境による暑さで流れる汗と先ほどまで奪われた体力により、思うように引き上げることができない。
「拓人くん、宗正くん、離して! 今あいつから奇襲を受けたら二人まで!」
「そんなこと、できません!」
「俺たちの大事なコーチを、離してたまるか!」
「あっ! 二人共、うしろ!」
〈ピギャー!〉
ガンッ!
「「「うわあぁぁあああ!!」」」
瑞貴が注意を促すがそれも遅く、機械鳥の攻撃を受けてしまい三人は崖下に真っ逆さまに落ちてしまった。
☆コーチの 今日の格言☆
宇宙を救う方法が1パーセントでもあるなら私は信じたい
以上!!