灼熱の惑星ガードン!
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――まず、天馬たちグーチームはマグマの脇道を通っていた。間近にマグマがあるため汗が止まりにくい。
「遅いぞ!」
「そんなに急ぐと、体力を速く消耗してしまいますよ」
「言ったろ。とっとと石を見つけて俺は練習に戻りたいんだ」
早足で向かう鉄角に、この中で体力が足りない真名部が一番うしろから注意する。座名九郎は先ほどから鉄角の練習への熱心さがいつもより強いことに気づいていた。
「そういえば、熱心に練習されていましたね」
「俺だって早く出したいんだよ、ソウルの力をな!」
「お前、そんなこと考えてたのか?」
「悪いか?」
「別に」
すでにソウルを出す瞬木の言葉が若干嫌味に聞こえたのか、鉄角は軽く睨むと瞬木は苦笑して返した。
前を向いた鉄角は、天馬たちに今の気持ちを伝える。サッカーに対する気持ちがチーム結成の当初と全然違うのだと。
「俺さ、今サッカーが面白くてたまらないんだ。もっと強くなりたいって、本気でな!」
「だからソウルを……」
「それに、徹さんとも約束してるしな。サッカーで宇宙チャンプになってみせるって!」
「『その心意気、いやいやお見事!』 強い意思が壁を打ち破る力を得る、私はそう思っています。ソウルを出せる日は近いかもしれませんね」
「ホントか!? おっしゃあ! いつでもきやがれ、ソウル!」
「鉄角……!」
最初は歌舞伎の構えで言った座名九郎は、次いで胸に手を当ててソウルを出せる経験者としてそう告げると、鉄角は嬉しそうにガッツポーズしたので、天馬は顎の汗を拭いながら自分までも嬉しくなった。
「あれ? この岩……」
「どうした?」
「さっきも見たような気がして……。まっ、同じような光景がずっと続いていますからね。念のために目印を付けておきましょう」
ずっと一本道だったため同じ岩があるような気がした真名部は、石で岩にバツ印を付けて天馬たちと進んで行った。……そのあと、目印を付けた岩が移動したことに気づかずに。
☆☆☆☆☆
ガードンイレブンの施設でロダンはコンピューターを動かしながら、三班に分かれたアースイレブンを監視していた。いや、監視だけじゃなく仕掛けを施そうとしている。
「君たちの技術を使わせてもらうよ」
「何をするつもりだ」
「罠だよ、わーな。岩を動かしてあいつらを迷わせるんだ。この灼熱地獄で体力は奪われるばかり、試合前に潰してみせるよ。クッハハハハッ!」
またも無邪気に笑って恐ろしいことを告げるロダンに、アルベガは注意するわけもなくただ見ているだけだった。
☆☆☆☆☆
パーチームもまた東の山を探しに、周りは崖に囲まれた岩道を歩いていた。しかしどこに行っても暑いのでさくらは手で煽ぎながらうんざりするように言う。
「あーもー。なんでこんなに暑いの? ホンット暑くてたまんない……」
「そう『暑い暑い』言われると、余計暑くなるだろ……」
「他のことを考えればいいんじゃない?」
「他のこと?」
九坂がそれに咎めると、信助の提案にさくらはとりあえず考えてみた。
「アイス、エアコン、冷たいジュース! ……なんか虚しくなってきた」
「じゃあさ、しりとりでもしようよ」
「しりとりねぇ……」
「ちょっとは暑さを忘れられるかもな」
聞き込みをしようにも他のガードン人には出会わないし、周りも同じ景色ばかりなので、暑さを紛らわせるために九坂は賛成した。
(『しりとり』……前の人の言った言葉の最後の文字から始まる言葉を次の人が続ける言葉遊び)
「最初は剣城ね!」
(何故俺から!?)
「早く早く」
地球人ではないニセ剣城は目を閉じて本物の剣城の記憶を読み取っていたら、突然信助が先手になるよう言って来たので驚いて目を見開いた。それに気づかずさくらは急かすので、とりあえずやってみる。
「……『ダレン・モシラヌ』」
「「「えっ?」」」
聞いたことのない言葉を言ったので、さくらたちは思わず足を止めてうしろにいる剣城を見やった。
「何それ?」
「ダレン・モシラヌ。銀河の辺境にある惑星だ。どうした?」
「ちょっと何!? まさかウケ狙いで言ってる?」
「えっ! そうなの!?」
「剣城ってそういうこと言うだな、意外だ!」
恐らくニセ剣城は真剣に言っているのだが、さくらと信助と九坂にとっては普段クールな剣城がギャグを言うと思わず笑っていた。
「遅いぞ!」
「そんなに急ぐと、体力を速く消耗してしまいますよ」
「言ったろ。とっとと石を見つけて俺は練習に戻りたいんだ」
早足で向かう鉄角に、この中で体力が足りない真名部が一番うしろから注意する。座名九郎は先ほどから鉄角の練習への熱心さがいつもより強いことに気づいていた。
「そういえば、熱心に練習されていましたね」
「俺だって早く出したいんだよ、ソウルの力をな!」
「お前、そんなこと考えてたのか?」
「悪いか?」
「別に」
すでにソウルを出す瞬木の言葉が若干嫌味に聞こえたのか、鉄角は軽く睨むと瞬木は苦笑して返した。
前を向いた鉄角は、天馬たちに今の気持ちを伝える。サッカーに対する気持ちがチーム結成の当初と全然違うのだと。
「俺さ、今サッカーが面白くてたまらないんだ。もっと強くなりたいって、本気でな!」
「だからソウルを……」
「それに、徹さんとも約束してるしな。サッカーで宇宙チャンプになってみせるって!」
「『その心意気、いやいやお見事!』 強い意思が壁を打ち破る力を得る、私はそう思っています。ソウルを出せる日は近いかもしれませんね」
「ホントか!? おっしゃあ! いつでもきやがれ、ソウル!」
「鉄角……!」
最初は歌舞伎の構えで言った座名九郎は、次いで胸に手を当ててソウルを出せる経験者としてそう告げると、鉄角は嬉しそうにガッツポーズしたので、天馬は顎の汗を拭いながら自分までも嬉しくなった。
「あれ? この岩……」
「どうした?」
「さっきも見たような気がして……。まっ、同じような光景がずっと続いていますからね。念のために目印を付けておきましょう」
ずっと一本道だったため同じ岩があるような気がした真名部は、石で岩にバツ印を付けて天馬たちと進んで行った。……そのあと、目印を付けた岩が移動したことに気づかずに。
☆☆☆☆☆
ガードンイレブンの施設でロダンはコンピューターを動かしながら、三班に分かれたアースイレブンを監視していた。いや、監視だけじゃなく仕掛けを施そうとしている。
「君たちの技術を使わせてもらうよ」
「何をするつもりだ」
「罠だよ、わーな。岩を動かしてあいつらを迷わせるんだ。この灼熱地獄で体力は奪われるばかり、試合前に潰してみせるよ。クッハハハハッ!」
またも無邪気に笑って恐ろしいことを告げるロダンに、アルベガは注意するわけもなくただ見ているだけだった。
☆☆☆☆☆
パーチームもまた東の山を探しに、周りは崖に囲まれた岩道を歩いていた。しかしどこに行っても暑いのでさくらは手で煽ぎながらうんざりするように言う。
「あーもー。なんでこんなに暑いの? ホンット暑くてたまんない……」
「そう『暑い暑い』言われると、余計暑くなるだろ……」
「他のことを考えればいいんじゃない?」
「他のこと?」
九坂がそれに咎めると、信助の提案にさくらはとりあえず考えてみた。
「アイス、エアコン、冷たいジュース! ……なんか虚しくなってきた」
「じゃあさ、しりとりでもしようよ」
「しりとりねぇ……」
「ちょっとは暑さを忘れられるかもな」
聞き込みをしようにも他のガードン人には出会わないし、周りも同じ景色ばかりなので、暑さを紛らわせるために九坂は賛成した。
(『しりとり』……前の人の言った言葉の最後の文字から始まる言葉を次の人が続ける言葉遊び)
「最初は剣城ね!」
(何故俺から!?)
「早く早く」
地球人ではないニセ剣城は目を閉じて本物の剣城の記憶を読み取っていたら、突然信助が先手になるよう言って来たので驚いて目を見開いた。それに気づかずさくらは急かすので、とりあえずやってみる。
「……『ダレン・モシラヌ』」
「「「えっ?」」」
聞いたことのない言葉を言ったので、さくらたちは思わず足を止めてうしろにいる剣城を見やった。
「何それ?」
「ダレン・モシラヌ。銀河の辺境にある惑星だ。どうした?」
「ちょっと何!? まさかウケ狙いで言ってる?」
「えっ! そうなの!?」
「剣城ってそういうこと言うだな、意外だ!」
恐らくニセ剣城は真剣に言っているのだが、さくらと信助と九坂にとっては普段クールな剣城がギャグを言うと思わず笑っていた。