灼熱の惑星ガードン!
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「ケンカして勝手に自滅してくれたら、言うことナシだけどな」
「ハッキリ言うねぇ……」
「ホント……」
肩をすかす瞬木がそう言うと九坂と瑞貴は苦笑した。しかしそれは星の問題であるから大会には関係ないし、余所から来た自分たちが勝つには一つの手でもある。
「だが、瞬木の言うことも一理ある。俺たちだって勝ち進まなければならないんだ」
「あっ……」
『私に付いて来てください。あなたにその力を与えます。――みんなを救う力を』
(そうだ、優勝してカトラに会わなきゃ。この宇宙を救うために……!)
地球の命運を背負い、そして宇宙を救うほうほを知るカトラを見つけるため、天馬は少しドリンクを握る手を強くした。
「よし、さっそく練習だ! みんな行くぞ!」
「「「「「オウッ!」」」」」
ドリンクを持つ手を上げる天馬がそう言うと、全員意気込むように声を上げた。イシガシに練習できる場所へ案内してもらう中、空中に機械の鳥が自分たちを見ていたなど誰も気づかなかった。
☆☆☆☆☆
機械の鳥のカメラを通じて別の場所からモニターでアースイレブンを監視しているのは、機械の両腕を持つガードンイレブンのキャプテン・アルベガ=ゴードンと一部の選手たちだ。
「アースイレブン……青き星の民か。フンッ、相手に不足はない」
「アルベガ様、各数値のデータを表示します」
ヴェス=ホーネがアースイレブンを映すモニターの表示を、選手たちのデータに切り替えた。
「筋力、持久力、瞬発力もまあまあってとこだな」
「そして、ソウルを発動できる者がこちらです」
「へっ! あんな前時代的な力で何ができる。気にすることはねぇよ」
「我々は翼を捨てた、ソウルも無用だ。何故なら我々にはこの腕がある! この度の戦いは、惑星ガードンの命運が懸かっているだけではない。我々の正しさを示す戦いでもあるのだ! それを忘れるな!」
ネバド=コンダルムがアースイレブンやソウルを見下す発言をすると、アルベガはこの戦いの意味を改めて力強く告げた。
☆☆☆☆☆
イシガシに案内してもらったサッカーコートで練習をするアースイレブン。周りにある煙突の一つに翼を持つ一人の男が厳しい目で見下ろしていた。
「アースイレブン……我らにもたらすのは救いか災いか……」
そう呟いた男は両腕の翼を広げ、その場から飛び去って行った。
☆☆☆☆☆
一方、ファラム・オービアスの城でララヤ=オビエスは一人で窓の外の景色を見ていると、ファラム・オービアスの衣装を着て街に赴いていた剣城京介が帰って来た。
「おおっ! ツルギ、戻って来たか!」
「言ったはずだ。約束は守ると」
「で、どうじゃ? 王になる決心はついたか?」
「その前に、ララヤの考えを聞きたい」
「なんじゃ?」
「……女王として、やるべきことはなんだ?」
「それは……決まっておる。この星の幸せを守ることじゃ」
「ララヤ、この星は決して幸せなんかじゃない」
「!?」
常に民の幸せを望んでいるため当たり前のようにララヤはそう言ったが、なんと剣城はそれを否定した。
「この星は苦しんでいるんだ」
「な、何を申すか!」
「ララヤをここに閉じ込めて、自分たちに都合よくこの星を操っている者たちがいる」
「わらわの代わりにこの星を任された者たちは、亡き父上に選ばれた優れた者たち! 操るなどあり得ぬ!」
「それはどうかな」
「!」
「お前が『女王』だというなら、真実を見るんだ。――この星で何が起こっているのかを」
そう告げた剣城の表情は、街に出かける前と違いどこか厳しい顔つきになっていた。
☆☆☆☆☆
アースイレブンは走り込みをしたりパス回しをしたりそれぞれ練習をしているが、あまりの暑さに体力が落ちるのも速い。
「ハァ……ハァ……」
「もう……ダルい……」
「簡単にはこの暑さには慣れないか……」
「うおおぉぉおおお! ここが踏ん張りどころ!」
走る好葉やさくらは息が上がり、天馬もさすがに参っているところ、鉄角が勢いよく走り出しシュートを撃った。その威力に好葉は感心する。
「鉄角くん、スゴい……!」
「まだまだ! 俺はもっと強くなってみせる!」
「これは負けていられないですね」
「俺だって!」
「その意気だ、みんな!」
鉄角のやる気に満ちた姿に市川座名九郎や九坂、真名部や皆帆たちにも刺激される。その様子に天馬が声を上げると、九坂がドリブルする鉄角の隣を走ってボールを空中に弾くと……。
「ハッキリ言うねぇ……」
「ホント……」
肩をすかす瞬木がそう言うと九坂と瑞貴は苦笑した。しかしそれは星の問題であるから大会には関係ないし、余所から来た自分たちが勝つには一つの手でもある。
「だが、瞬木の言うことも一理ある。俺たちだって勝ち進まなければならないんだ」
「あっ……」
『私に付いて来てください。あなたにその力を与えます。――みんなを救う力を』
(そうだ、優勝してカトラに会わなきゃ。この宇宙を救うために……!)
地球の命運を背負い、そして宇宙を救うほうほを知るカトラを見つけるため、天馬は少しドリンクを握る手を強くした。
「よし、さっそく練習だ! みんな行くぞ!」
「「「「「オウッ!」」」」」
ドリンクを持つ手を上げる天馬がそう言うと、全員意気込むように声を上げた。イシガシに練習できる場所へ案内してもらう中、空中に機械の鳥が自分たちを見ていたなど誰も気づかなかった。
☆☆☆☆☆
機械の鳥のカメラを通じて別の場所からモニターでアースイレブンを監視しているのは、機械の両腕を持つガードンイレブンのキャプテン・アルベガ=ゴードンと一部の選手たちだ。
「アースイレブン……青き星の民か。フンッ、相手に不足はない」
「アルベガ様、各数値のデータを表示します」
ヴェス=ホーネがアースイレブンを映すモニターの表示を、選手たちのデータに切り替えた。
「筋力、持久力、瞬発力もまあまあってとこだな」
「そして、ソウルを発動できる者がこちらです」
「へっ! あんな前時代的な力で何ができる。気にすることはねぇよ」
「我々は翼を捨てた、ソウルも無用だ。何故なら我々にはこの腕がある! この度の戦いは、惑星ガードンの命運が懸かっているだけではない。我々の正しさを示す戦いでもあるのだ! それを忘れるな!」
ネバド=コンダルムがアースイレブンやソウルを見下す発言をすると、アルベガはこの戦いの意味を改めて力強く告げた。
☆☆☆☆☆
イシガシに案内してもらったサッカーコートで練習をするアースイレブン。周りにある煙突の一つに翼を持つ一人の男が厳しい目で見下ろしていた。
「アースイレブン……我らにもたらすのは救いか災いか……」
そう呟いた男は両腕の翼を広げ、その場から飛び去って行った。
☆☆☆☆☆
一方、ファラム・オービアスの城でララヤ=オビエスは一人で窓の外の景色を見ていると、ファラム・オービアスの衣装を着て街に赴いていた剣城京介が帰って来た。
「おおっ! ツルギ、戻って来たか!」
「言ったはずだ。約束は守ると」
「で、どうじゃ? 王になる決心はついたか?」
「その前に、ララヤの考えを聞きたい」
「なんじゃ?」
「……女王として、やるべきことはなんだ?」
「それは……決まっておる。この星の幸せを守ることじゃ」
「ララヤ、この星は決して幸せなんかじゃない」
「!?」
常に民の幸せを望んでいるため当たり前のようにララヤはそう言ったが、なんと剣城はそれを否定した。
「この星は苦しんでいるんだ」
「な、何を申すか!」
「ララヤをここに閉じ込めて、自分たちに都合よくこの星を操っている者たちがいる」
「わらわの代わりにこの星を任された者たちは、亡き父上に選ばれた優れた者たち! 操るなどあり得ぬ!」
「それはどうかな」
「!」
「お前が『女王』だというなら、真実を見るんだ。――この星で何が起こっているのかを」
そう告げた剣城の表情は、街に出かける前と違いどこか厳しい顔つきになっていた。
☆☆☆☆☆
アースイレブンは走り込みをしたりパス回しをしたりそれぞれ練習をしているが、あまりの暑さに体力が落ちるのも速い。
「ハァ……ハァ……」
「もう……ダルい……」
「簡単にはこの暑さには慣れないか……」
「うおおぉぉおおお! ここが踏ん張りどころ!」
走る好葉やさくらは息が上がり、天馬もさすがに参っているところ、鉄角が勢いよく走り出しシュートを撃った。その威力に好葉は感心する。
「鉄角くん、スゴい……!」
「まだまだ! 俺はもっと強くなってみせる!」
「これは負けていられないですね」
「俺だって!」
「その意気だ、みんな!」
鉄角のやる気に満ちた姿に市川座名九郎や九坂、真名部や皆帆たちにも刺激される。その様子に天馬が声を上げると、九坂がドリブルする鉄角の隣を走ってボールを空中に弾くと……。