瞬木隼人の闇!
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「皆帆は興味あるなんて言ってたけど、俺は心を見る力なんていらないな。人間って、いい顔も悪い顔も、いろんな顔があるから人間だと思うんだ。サッカーのプレーって、全力で相手のプレーを予測してボールを取り合う。逆に取られると『やられた!』って悔しいし。でも、それがサッカーの面白さだと思うんだ。だから最初から心の中がわかるなんてつまらない」
「……確かに、つまらないよね」
「明日の試合、俺は心を見られようがなんだろうが、全力でぶつかる! 俺のサッカーをするだけだ! だから、瞬木もさ……」
「わかった。話って、そういうこと?」
「うん。まあ、そんな感じ……。明日、よろしくって言いたかったんだ」
「ああ。がんばろう!」
そう言って瞬木は背を向けて去って行った。それを見届けた天馬は力が抜けたように大きく息を吐く。
「ハァ~……」
〈ピク~?〉
「あっ、ピクシー」
突然上から現れたのはピクシーだ。どこから話を聞いていたのかわからないが、天馬は先ほどのことを思い出しながら話しかける。
「俺の気持ち、うまく伝わったかな?」
〈ピクピク! ピック! ピック! ピック!〉
「アハハハ……まあ、ゆっくりやっていくよ」
励ましているのか遊んでいるのかピクシーは髪を引っ張って来るので、天馬は苦笑しつつなるようにするしかないと思った。
――翌日、練習を始めるアースイレブン。その中で鉄角は勢いよく走りながらドリブルするニセ剣城へ迫って行く。
「だああぁぁあああ! なーにが心を見るだ! 当たって砕けるのみだー!」
ヒュンッ!
「だあああっ!?」
ズザザザザ――!
ニセ剣城にかわされた鉄角は、勢いよく頭からスライディングするように転んだ。
「おい!」
「大丈夫!?」
さすがにニセ剣城も動きを止め、信助も心配そうに声をかける。鉄角は顔を中心に擦り傷だらけになってしまい、救急箱を持って来た葵から手当てを受ける中、さくらは苦笑しながら告げる。
「心を見るまでもないわね……」
「イテテテッ!」
「いや、これはいい作戦かもしれないぞ! こっちは積極的に声を出していこう!」
「わかった! 『キャプテン!』とか言いながら、剣城くんにパスを出すとかいいんじゃない?」
「待ってください」
「「!」」
天馬とさくらが鉄角の動きからヒントを得たと思ったが、座名九郎が再びそれを否定した。
「パスを出すとき、意識は剣城さんに向きますよ。そこを読まれたらおしまいです」
「あっ、そうか……」
「あーもう! じゃあどうすればいいのよー!?」
「手強いね、今回は特に……」
座名九郎の言うことはもっともであり、いくら対策を考えてもサザナーラ人には通用しないことを思えばある意味無敵の相手かもしれないと、皆帆は真名部に声をかけながら思い悩む。
「いくぞ、井吹!」
「っ……!」
「だあああっ!」
「!」
足を大きく振り上げた神童に井吹はどちらへ来るか予想しながら構えていたが、神童のシュートは予測とは反対側に来たので入ってしまった。
「クッ! 何故止められない!?」
「行き当たりばったりではダメだ! 相手の気持ちになって、どう来るかを予測するんだ!」
「相手の気持ち……」
神童の言葉に反応したのは井吹ではなく、耳をピクピクと動かした皆帆だった。
「フッ。今の神童くんの言葉、聞いたかい?」
「えっ?」
「『行き当たりばったり』、『相手の気持ちになる』……これは、大きなヒントになるかもしれない」
☆コーチの 今日の格言☆
道がわからないときは、今できることをしないとね
以上!!
「……確かに、つまらないよね」
「明日の試合、俺は心を見られようがなんだろうが、全力でぶつかる! 俺のサッカーをするだけだ! だから、瞬木もさ……」
「わかった。話って、そういうこと?」
「うん。まあ、そんな感じ……。明日、よろしくって言いたかったんだ」
「ああ。がんばろう!」
そう言って瞬木は背を向けて去って行った。それを見届けた天馬は力が抜けたように大きく息を吐く。
「ハァ~……」
〈ピク~?〉
「あっ、ピクシー」
突然上から現れたのはピクシーだ。どこから話を聞いていたのかわからないが、天馬は先ほどのことを思い出しながら話しかける。
「俺の気持ち、うまく伝わったかな?」
〈ピクピク! ピック! ピック! ピック!〉
「アハハハ……まあ、ゆっくりやっていくよ」
励ましているのか遊んでいるのかピクシーは髪を引っ張って来るので、天馬は苦笑しつつなるようにするしかないと思った。
――翌日、練習を始めるアースイレブン。その中で鉄角は勢いよく走りながらドリブルするニセ剣城へ迫って行く。
「だああぁぁあああ! なーにが心を見るだ! 当たって砕けるのみだー!」
ヒュンッ!
「だあああっ!?」
ズザザザザ――!
ニセ剣城にかわされた鉄角は、勢いよく頭からスライディングするように転んだ。
「おい!」
「大丈夫!?」
さすがにニセ剣城も動きを止め、信助も心配そうに声をかける。鉄角は顔を中心に擦り傷だらけになってしまい、救急箱を持って来た葵から手当てを受ける中、さくらは苦笑しながら告げる。
「心を見るまでもないわね……」
「イテテテッ!」
「いや、これはいい作戦かもしれないぞ! こっちは積極的に声を出していこう!」
「わかった! 『キャプテン!』とか言いながら、剣城くんにパスを出すとかいいんじゃない?」
「待ってください」
「「!」」
天馬とさくらが鉄角の動きからヒントを得たと思ったが、座名九郎が再びそれを否定した。
「パスを出すとき、意識は剣城さんに向きますよ。そこを読まれたらおしまいです」
「あっ、そうか……」
「あーもう! じゃあどうすればいいのよー!?」
「手強いね、今回は特に……」
座名九郎の言うことはもっともであり、いくら対策を考えてもサザナーラ人には通用しないことを思えばある意味無敵の相手かもしれないと、皆帆は真名部に声をかけながら思い悩む。
「いくぞ、井吹!」
「っ……!」
「だあああっ!」
「!」
足を大きく振り上げた神童に井吹はどちらへ来るか予想しながら構えていたが、神童のシュートは予測とは反対側に来たので入ってしまった。
「クッ! 何故止められない!?」
「行き当たりばったりではダメだ! 相手の気持ちになって、どう来るかを予測するんだ!」
「相手の気持ち……」
神童の言葉に反応したのは井吹ではなく、耳をピクピクと動かした皆帆だった。
「フッ。今の神童くんの言葉、聞いたかい?」
「えっ?」
「『行き当たりばったり』、『相手の気持ちになる』……これは、大きなヒントになるかもしれない」
☆コーチの 今日の格言☆
道がわからないときは、今できることをしないとね
以上!!