瞬木隼人の闇!
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「僕は興味あるな」
「そうだ、瞬木くんは何か話しかけられていましたね」
「っ! あっ……」
「そうだったな。何を言われたんだ?」
「あっ、うん……」
ワクワクする皆帆の隣にいる真名部に声をかけれ、我に返った瞬木に天馬が問いかけると、瞬木は試合後のことを思い出す。
『お前、孤独な奴だな』
あのとき何故グラーミ=アナバースがそう告げたのかは、自分の心を見たからだとわかった瞬木。だがそれを伝えようとせず動揺を隠しながら偽りを天馬たちに話す。
「『お前たちは弱い』とか、そういう嫌味だよ」
「なんでお前だけ?」
「そんなの、俺にもわかんないよ」
全員ではなく瞬木だけに告げたことに九坂は不思議に思うと、瞬木は両腕を軽く広げて肩を透かした。
どちらにせよサザナーラ人が全員心が見えるのならば、当然この大会の相手チームも同じ能力を持っている。一筋縄も二筋縄もいかないと神童拓人は告げる。
「とにかく、厄介な相手だ」
「試合になんのかよ、そんなんで……」
「そうかな? 面白いと思うよ。どうやったら裏をかけるか、考えるのは楽しくない?」
「――そうでしょうか」
「「「「「?」」」」」
ゲンナリする鉄角とは対照に知的好奇心をくすぐられる皆帆だが、それを否定したのは市川座名九郎だ。
「裏をかこうと考えていることも、知られてしまうわけですよね。裏の裏をかかれる可能性がありますよ」
「あっ……」
「勝たなきゃならない試合の中で考えないわけがない。難問ですよ、これは……」
座名九郎の言葉にハッとする皆帆。真名部も相手は全力で自分たちの心を見るつもりなのは間違いないと判断すると、尚更この試合の勝ち筋が見えない。
……その中で、瞬木はずっと自分の心を知られたことに動揺が抜けきれなかった。
☆☆☆☆☆
ここはサザナーライレブンの控室。サザナーライレブンのキャプテン・ポワイ=ピチョリはヴァン=タレルから、サザナーラ人がアースイレブンにサッカーバトルを仕掛けたという報告を聞いて不満そうに声を上げた。
「サッカーバトルですってぇ? ポワイそういうの聞きたくなかった! そんなの誰がやれって言った?」
「ポワイ様を慕う住民たちが独断でやったことにて、お腹立ちでございましょうが……ここは平に、平にご容赦を」
「まあ、いいけど」
執事のように頭を下げるヴァンがそういうと、ポワイはもう過ぎたことだし仕方ないと言った。
「でもさ、チキュウ人びっくりしたんじゃない? やることぜーんぶ先回りされちゃうもんね!」
「全くでございます。時に、ポワイ様にぜひともお伝えしなければならないお話がございます」
「何々? どんなこと?」
「聞いたところによりますれば、対戦したチキュウ人に極めて恐ろしい『アズル』を持つ者がいるとのこと」
「ホワ~」
「この者です」
ヴァンが左手を横に伸ばすと空中にモニターが現れ、サッカーバトルでの瞬木の映像が映し出された。
「暗く、醜く、歪なアズルであるとのこと」
「スッゴーい! 興味出ちゃう!」
「――その話、私にも聞かせて」
「ヒラリ」
瞬木にポワイが興味を示していると、突然扉からサザナーライレブンでもサザナーラ人でもない少女が現れた。
「これはファラム・オービアス紫天王のひと柱、ヒラリ=フレイル様。本日は何用にございます?」
「そろそろ試合なのよ。情報は共有しなくちゃね。仲良くしたいのよ、これでも」
「またまた。心にもないこと言っちゃって」
助っ人に来たファラム・オービアス紫天王・ヒラリ=フレイルの言葉に、アースイレブンが戦ったサザナーラ人同様に、当然彼女の心が見えているポワイは不敵な笑みを浮かべると……。
「そうだ、瞬木くんは何か話しかけられていましたね」
「っ! あっ……」
「そうだったな。何を言われたんだ?」
「あっ、うん……」
ワクワクする皆帆の隣にいる真名部に声をかけれ、我に返った瞬木に天馬が問いかけると、瞬木は試合後のことを思い出す。
『お前、孤独な奴だな』
あのとき何故グラーミ=アナバースがそう告げたのかは、自分の心を見たからだとわかった瞬木。だがそれを伝えようとせず動揺を隠しながら偽りを天馬たちに話す。
「『お前たちは弱い』とか、そういう嫌味だよ」
「なんでお前だけ?」
「そんなの、俺にもわかんないよ」
全員ではなく瞬木だけに告げたことに九坂は不思議に思うと、瞬木は両腕を軽く広げて肩を透かした。
どちらにせよサザナーラ人が全員心が見えるのならば、当然この大会の相手チームも同じ能力を持っている。一筋縄も二筋縄もいかないと神童拓人は告げる。
「とにかく、厄介な相手だ」
「試合になんのかよ、そんなんで……」
「そうかな? 面白いと思うよ。どうやったら裏をかけるか、考えるのは楽しくない?」
「――そうでしょうか」
「「「「「?」」」」」
ゲンナリする鉄角とは対照に知的好奇心をくすぐられる皆帆だが、それを否定したのは市川座名九郎だ。
「裏をかこうと考えていることも、知られてしまうわけですよね。裏の裏をかかれる可能性がありますよ」
「あっ……」
「勝たなきゃならない試合の中で考えないわけがない。難問ですよ、これは……」
座名九郎の言葉にハッとする皆帆。真名部も相手は全力で自分たちの心を見るつもりなのは間違いないと判断すると、尚更この試合の勝ち筋が見えない。
……その中で、瞬木はずっと自分の心を知られたことに動揺が抜けきれなかった。
☆☆☆☆☆
ここはサザナーライレブンの控室。サザナーライレブンのキャプテン・ポワイ=ピチョリはヴァン=タレルから、サザナーラ人がアースイレブンにサッカーバトルを仕掛けたという報告を聞いて不満そうに声を上げた。
「サッカーバトルですってぇ? ポワイそういうの聞きたくなかった! そんなの誰がやれって言った?」
「ポワイ様を慕う住民たちが独断でやったことにて、お腹立ちでございましょうが……ここは平に、平にご容赦を」
「まあ、いいけど」
執事のように頭を下げるヴァンがそういうと、ポワイはもう過ぎたことだし仕方ないと言った。
「でもさ、チキュウ人びっくりしたんじゃない? やることぜーんぶ先回りされちゃうもんね!」
「全くでございます。時に、ポワイ様にぜひともお伝えしなければならないお話がございます」
「何々? どんなこと?」
「聞いたところによりますれば、対戦したチキュウ人に極めて恐ろしい『アズル』を持つ者がいるとのこと」
「ホワ~」
「この者です」
ヴァンが左手を横に伸ばすと空中にモニターが現れ、サッカーバトルでの瞬木の映像が映し出された。
「暗く、醜く、歪なアズルであるとのこと」
「スッゴーい! 興味出ちゃう!」
「――その話、私にも聞かせて」
「ヒラリ」
瞬木にポワイが興味を示していると、突然扉からサザナーライレブンでもサザナーラ人でもない少女が現れた。
「これはファラム・オービアス紫天王のひと柱、ヒラリ=フレイル様。本日は何用にございます?」
「そろそろ試合なのよ。情報は共有しなくちゃね。仲良くしたいのよ、これでも」
「またまた。心にもないこと言っちゃって」
助っ人に来たファラム・オービアス紫天王・ヒラリ=フレイルの言葉に、アースイレブンが戦ったサザナーラ人同様に、当然彼女の心が見えているポワイは不敵な笑みを浮かべると……。