水の星の戦士たち!
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「ママ!」
「よかった!」
「フゥ……」
「フフッ」
母親が見つかったことで少年も泣きやみ、立ち上がったミネルは息を吐いて額の汗を拭う。ララヤもホッとしたようで微笑んだ。
「ララヤ様、ありがとうございました。私が目を離したためにララヤ様のお手を煩わせてしまいました……」
「――まさにその通りだ!」
感謝の言葉を述べる母親に返したのは、ララヤでもミネルでもなく、同じく飛行船に乗っていた執務官・ルーザ=ドンルゼンだ。
「ララヤ様の貴重なお時間、大いに削られた!」
「どうかお許しを……!」
「これ以上、ララヤ様にいらぬ迷惑をかけるな――」
「デタラメを申すな!」
「「「!」」」
かしこまる母親にルーザは釘を刺すが、それを制したのは他でもないララヤであり、剣城もミネルもルーザも目を見開いてララヤを見る。
「わらわは、何も迷惑とは思っておらぬ! わらわはお前たちみんなが好きじゃ、好きな者たちにはいつも笑っていてほしいのじゃ!」
「…………!」
「無事に会えてよかったの。わらわはとっても嬉しい! これからも仲良く暮らすのじゃ!」
「ララヤ様……! ありがとうございます!」
「「「「「オオォォオオオ!!」」」」」」
母親はララヤに再び感謝すると同時に、この街に到着したとき以上の声援が沸き起こった。
最初は誘拐されて苛立っていたし自分に仕えろと理不尽な命令を出す女王だと思っていたが、彼女の持つ心の広さと愛情が民に慕われる理由だとわかった気がして剣城は微笑んだ。
「……これが、ララヤの星か」
するとルーザがうしろに下がる際、剣城を隠すこともなく睨みつけていたので、剣城は気になったものの何も言わなかった。
――飛行船は再び離陸すると王宮へと戻ろうとし、ララヤは隣にいる剣城に話しかける。
「どうじゃ、ツルギ? ファラム・オービアス星……気に入ったのではないか?」
「どうかな」
「ムッ! わらわらの星の魅力、まだわからぬと申すか!?」
「俺たちの地球より、ずっと進んだ星だということはわかった」
「じゃあ、わらわに従うのじゃな?」
「……いいだろう」
「ホントか!? そなたはかしこき者じゃのう!」
どうせ頼んでも仲間の元へ返してくれないだろうし、グランドセレスタギャラクシーの主催はファラム・オービアス星なので、勝ち進めば仲間にも再会できるのだ。その間なら仕えても構わないと思って了承する。それに無邪気に喜ぶ小さな女王に剣城は少し毒気を抜かれて苦笑した。
「さっそく、わらわの願いを伝えるぞ!」
「願い?」
「わらわの『オット』になるのじゃ!」
「何っ!?」
意表を突いた願いを言われたので剣城は驚きの声を上げた。ララヤは剣城を亡き父・アクロウス=オビエスの面影を感じ一目惚れしたのだ。当然、剣城がそんなこと知る由もないが。
☆☆☆☆☆
みのりとポトムリの関係もわかったあと、全員先頭車両の座席に座り次の星へ向かうためワープをしていた。
〈ワープ、終了〉
「「「フゥ~……」」」
ワープ空間を抜けて安全バーも外されたので、信助や鉄角や葵はホッと息を吐いた。
「次はどんな惑星なんだろう?」
「歓迎なんてされないでしょうね~……」
「俺たちは敵だからな」
「負ければ故郷を追われる、か……」
「天馬」
「!」
惑星サンドリアスのことを思えば見知らぬ星へのワクワクも激減するので、信助やさくらや鉄角が憂鬱そうにする。すると天馬の隣に座っていた神童が両腕を組んで立ち上がった。
「今俺たちができるのは、サッカーをすることだけだ。一戦一戦、大事に戦いながら答えを見つけていくんだ」
「はい!」
〈これより、サザナーラに着陸します〉
前面の窓から見える星は済んだ水色の星だ。ここは水の惑星・サザナーラである。
「よかった!」
「フゥ……」
「フフッ」
母親が見つかったことで少年も泣きやみ、立ち上がったミネルは息を吐いて額の汗を拭う。ララヤもホッとしたようで微笑んだ。
「ララヤ様、ありがとうございました。私が目を離したためにララヤ様のお手を煩わせてしまいました……」
「――まさにその通りだ!」
感謝の言葉を述べる母親に返したのは、ララヤでもミネルでもなく、同じく飛行船に乗っていた執務官・ルーザ=ドンルゼンだ。
「ララヤ様の貴重なお時間、大いに削られた!」
「どうかお許しを……!」
「これ以上、ララヤ様にいらぬ迷惑をかけるな――」
「デタラメを申すな!」
「「「!」」」
かしこまる母親にルーザは釘を刺すが、それを制したのは他でもないララヤであり、剣城もミネルもルーザも目を見開いてララヤを見る。
「わらわは、何も迷惑とは思っておらぬ! わらわはお前たちみんなが好きじゃ、好きな者たちにはいつも笑っていてほしいのじゃ!」
「…………!」
「無事に会えてよかったの。わらわはとっても嬉しい! これからも仲良く暮らすのじゃ!」
「ララヤ様……! ありがとうございます!」
「「「「「オオォォオオオ!!」」」」」」
母親はララヤに再び感謝すると同時に、この街に到着したとき以上の声援が沸き起こった。
最初は誘拐されて苛立っていたし自分に仕えろと理不尽な命令を出す女王だと思っていたが、彼女の持つ心の広さと愛情が民に慕われる理由だとわかった気がして剣城は微笑んだ。
「……これが、ララヤの星か」
するとルーザがうしろに下がる際、剣城を隠すこともなく睨みつけていたので、剣城は気になったものの何も言わなかった。
――飛行船は再び離陸すると王宮へと戻ろうとし、ララヤは隣にいる剣城に話しかける。
「どうじゃ、ツルギ? ファラム・オービアス星……気に入ったのではないか?」
「どうかな」
「ムッ! わらわらの星の魅力、まだわからぬと申すか!?」
「俺たちの地球より、ずっと進んだ星だということはわかった」
「じゃあ、わらわに従うのじゃな?」
「……いいだろう」
「ホントか!? そなたはかしこき者じゃのう!」
どうせ頼んでも仲間の元へ返してくれないだろうし、グランドセレスタギャラクシーの主催はファラム・オービアス星なので、勝ち進めば仲間にも再会できるのだ。その間なら仕えても構わないと思って了承する。それに無邪気に喜ぶ小さな女王に剣城は少し毒気を抜かれて苦笑した。
「さっそく、わらわの願いを伝えるぞ!」
「願い?」
「わらわの『オット』になるのじゃ!」
「何っ!?」
意表を突いた願いを言われたので剣城は驚きの声を上げた。ララヤは剣城を亡き父・アクロウス=オビエスの面影を感じ一目惚れしたのだ。当然、剣城がそんなこと知る由もないが。
☆☆☆☆☆
みのりとポトムリの関係もわかったあと、全員先頭車両の座席に座り次の星へ向かうためワープをしていた。
〈ワープ、終了〉
「「「フゥ~……」」」
ワープ空間を抜けて安全バーも外されたので、信助や鉄角や葵はホッと息を吐いた。
「次はどんな惑星なんだろう?」
「歓迎なんてされないでしょうね~……」
「俺たちは敵だからな」
「負ければ故郷を追われる、か……」
「天馬」
「!」
惑星サンドリアスのことを思えば見知らぬ星へのワクワクも激減するので、信助やさくらや鉄角が憂鬱そうにする。すると天馬の隣に座っていた神童が両腕を組んで立ち上がった。
「今俺たちができるのは、サッカーをすることだけだ。一戦一戦、大事に戦いながら答えを見つけていくんだ」
「はい!」
〈これより、サザナーラに着陸します〉
前面の窓から見える星は済んだ水色の星だ。ここは水の惑星・サザナーラである。