水の星の戦士たち!
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「大会ではスゴく久々に再会したから、今のみのりちゃんの状態を聞いて驚いたよ。縁もまた思いもよらない所で繋がっているから不思議だよね」
「……この人の場合、変な縁が多過ぎだろ」
「瞬木くん、何か言った?」
「いえ、何も!」
それに瞬木がボソリと悪態を吐くと瑞貴にはしっかり聞こえていたので、さっきの目が笑っていない笑顔を向けながら問いかけると、ビクッと肩を震わせた瞬木は若干青ざめて即座に首を振った。
「話がズレたけど、ポトムリさんが人形に憑依している間は、私がみのりちゃんをセーブしているってわけ」
「というわけで私が彼女の体にいるときは、精神的にも融合した状態になるの。私自身とも違う、水川みのりとも違う、男性であり女性、大人であり子供」
「「「「「…………」」」」」
事情は大まかわかったものの、やはり未知の領域だったため瑞貴以外は困惑する一方だった。
☆☆☆☆☆
ファラム・オービアスにある王宮・玉座の間で、本物の剣城京介は女王・ララヤ=オビアスと対面していた。自分の周りに黒いピクシーが飛んでいるが、剣城は気にせず両腕を組みながら階上で側近に囲まれた玉座に座るララヤを見据える。
〈ピ~ク~!〉
「キョウスケ=ツルギじゃな。わらわは、このファラム・オービアス星の女王・ララヤじゃ」
「俺をどうする気だ」
「どうもしない。わらわのそばで仕えるのじゃ」
「仕える? ハッ、俺が?」
「そうじゃ。そなたはわらわのモノになるのじゃ」
「断る」
「断る?」
自分の命によって連れて来てもらった剣城を快く迎えたララヤ。だが、剣城に拒否されたのでララヤは初めて表情を変え眉を軽くしかめるも、次いで不敵に微笑んで玉座にもたれかかった。
「そなたに選択肢はないのじゃぞ?」
「何?」
「教えてやるとしよう。このファラム・オービアスのこと」
ララヤはそう言うと、家臣たちにあることを命じた。
――自由自在に移動する球体型の飛行船に乗り、街の上空を移動する剣城とララヤと側近たち。壁一面が窓になっているので景色がよく見える。
「どうじゃ? これがわらわの星じゃ。宇宙一栄えた星なのじゃ」
「…………!」
この飛行船もそうだが、街も技術も全てが地球よりも遙かに技術が進んでいるので剣城は驚きながら周りを見渡した。
「「「「「ララヤ様ー!」」」」」
飛行船は街中に着陸すると、街の人々が笑顔でララヤの名を読んで手を振る。壁の一部が開きララヤも人々に手を振り返した。
「ツルギよ、わらわの人気スゴいじゃろう?」
「あ、ああ」
「フフンッ。――あっ」
「ウウッ……グスッグスッ……」
得意気に笑うララヤは、笑顔に満ちる人々の中で一人だけ泣いている少年を見つけた。
「ミネル、あの子の涙を止めよ」
「ハアッ?」
「?」
突然の命令にミネル=エイバや剣城は不思議に思ったが、ララヤが指差す方向を見て二人も少年に気づく。
「専門外、なのですが……」
「そんなことはどうでもよい。今すぐなんとかせい」
「っ、わかりました」
少年のそばに行って片膝をついたミネルは、少年の頭を戸惑いながら撫でて泣き止まそうとするが、むしろ大声で泣くようになった。
「うわ~んっ! わ~ん!」
「何をしておるのじゃ! 全然泣き止まぬではないか!」
「ハ、ハッ! 最善を尽くしておるのですが……」
「うわあぁぁああん!」
「こ、これ! 泣くのを止めぬか!」
「――ああっ! ここにいたのね!」
ますます泣く少年にミネルは戸惑う中、声が聞こえたと同時に人混みの中をかき分けて女性が駆け寄って来た。どうやら母親のようで、少年は思いっきり抱きつく。
「……この人の場合、変な縁が多過ぎだろ」
「瞬木くん、何か言った?」
「いえ、何も!」
それに瞬木がボソリと悪態を吐くと瑞貴にはしっかり聞こえていたので、さっきの目が笑っていない笑顔を向けながら問いかけると、ビクッと肩を震わせた瞬木は若干青ざめて即座に首を振った。
「話がズレたけど、ポトムリさんが人形に憑依している間は、私がみのりちゃんをセーブしているってわけ」
「というわけで私が彼女の体にいるときは、精神的にも融合した状態になるの。私自身とも違う、水川みのりとも違う、男性であり女性、大人であり子供」
「「「「「…………」」」」」
事情は大まかわかったものの、やはり未知の領域だったため瑞貴以外は困惑する一方だった。
☆☆☆☆☆
ファラム・オービアスにある王宮・玉座の間で、本物の剣城京介は女王・ララヤ=オビアスと対面していた。自分の周りに黒いピクシーが飛んでいるが、剣城は気にせず両腕を組みながら階上で側近に囲まれた玉座に座るララヤを見据える。
〈ピ~ク~!〉
「キョウスケ=ツルギじゃな。わらわは、このファラム・オービアス星の女王・ララヤじゃ」
「俺をどうする気だ」
「どうもしない。わらわのそばで仕えるのじゃ」
「仕える? ハッ、俺が?」
「そうじゃ。そなたはわらわのモノになるのじゃ」
「断る」
「断る?」
自分の命によって連れて来てもらった剣城を快く迎えたララヤ。だが、剣城に拒否されたのでララヤは初めて表情を変え眉を軽くしかめるも、次いで不敵に微笑んで玉座にもたれかかった。
「そなたに選択肢はないのじゃぞ?」
「何?」
「教えてやるとしよう。このファラム・オービアスのこと」
ララヤはそう言うと、家臣たちにあることを命じた。
――自由自在に移動する球体型の飛行船に乗り、街の上空を移動する剣城とララヤと側近たち。壁一面が窓になっているので景色がよく見える。
「どうじゃ? これがわらわの星じゃ。宇宙一栄えた星なのじゃ」
「…………!」
この飛行船もそうだが、街も技術も全てが地球よりも遙かに技術が進んでいるので剣城は驚きながら周りを見渡した。
「「「「「ララヤ様ー!」」」」」
飛行船は街中に着陸すると、街の人々が笑顔でララヤの名を読んで手を振る。壁の一部が開きララヤも人々に手を振り返した。
「ツルギよ、わらわの人気スゴいじゃろう?」
「あ、ああ」
「フフンッ。――あっ」
「ウウッ……グスッグスッ……」
得意気に笑うララヤは、笑顔に満ちる人々の中で一人だけ泣いている少年を見つけた。
「ミネル、あの子の涙を止めよ」
「ハアッ?」
「?」
突然の命令にミネル=エイバや剣城は不思議に思ったが、ララヤが指差す方向を見て二人も少年に気づく。
「専門外、なのですが……」
「そんなことはどうでもよい。今すぐなんとかせい」
「っ、わかりました」
少年のそばに行って片膝をついたミネルは、少年の頭を戸惑いながら撫でて泣き止まそうとするが、むしろ大声で泣くようになった。
「うわ~んっ! わ~ん!」
「何をしておるのじゃ! 全然泣き止まぬではないか!」
「ハ、ハッ! 最善を尽くしておるのですが……」
「うわあぁぁああん!」
「こ、これ! 泣くのを止めぬか!」
「――ああっ! ここにいたのね!」
ますます泣く少年にミネルは戸惑う中、声が聞こえたと同時に人混みの中をかき分けて女性が駆け寄って来た。どうやら母親のようで、少年は思いっきり抱きつく。