暴走! ブラックルーム‼
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「さっ、観光はここまでにしてギャラクシーノーツ号に戻ろう。試合に向けて練習しなくちゃ」
「「「「「はい!」」」」」
瑞貴の号令に全員答えると、買い物したメンバーはそれぞれ自分が買った物を次々と手に取る。だが……。
「……俺が買って来たストラップがない?」
「京介くん、知らなかったの?」
「えっ?」
「あれ、本来は一つ目の生き物で一定時間持ってないと逃げちゃうんだよ」
「……えっ」
☆☆☆☆☆
天馬たちと別れたカゼルマは自分たちの練習場へと戻ると、崖下のサッカーコートで驚きの光景を目にする。
「っ、なんだこれは……!?」
コートには隕石が落下したようなクレーターや、ゴールに向かって亀裂が走っている。それも片側だけなので、カゼルマは自分がいない間に何かあったのかと察した。
サンドリアスイレブンが集まっているミーティングルームに入ると、選手たちの一部の空気がどこか暗かった。すると別の扉から見慣れない男がやってきた。
「お前がカゼルマ=ウォーグル、サンドリアスイレブンのキャプテンか!」
「誰だ」
「助っ人だよ」
「助っ人?」
「そうだ。俺たちを勝たせるために、ファラム・オービアスの女王が寄越してくれたんだぜ!」
「強いんだよ、こいつ! ヒッヒッヒッヒッ!」
(強い? ――っ、それじゃあ、あの跡!)
チームメイトのタクラ=マーカーとダフ=ナッターの言葉に、カゼルマはコートの惨状の理由がわかった。実力を示すためにこの男がチームメイトに勝負を仕掛けて来たのだ。
「俺は、ファラム・オービアス紫天王の一人、バルガ=ザックスだ! アースイレブンなんざ、この俺が叩き潰してやる! ウワッハッハッハッ!」
「…………」
高笑いする男――バルガ=ザックスを傍目に、カゼルマはチームメイトを見渡す。加入に賛成なのはごく少数のようで、大半のメンバーは納得していないと察した。もちろん自分も。
「申し出はありがたいが、お断りする」
「何っ!? 断るだと!?」
「これは私たちの戦いだ。私たちの力だけで戦う」
「ちょ、ちょっと待ってくれよカゼルマ! 勝たせてくれるって言ってるのに断らなくたって!」
「フンッ。誇り高きサンドリアス人か」
「っ、さあ、みんな練習だ!」
「行くなら勝手に行け」
「!」
タクラが止めたりバルガがバカにしたような口調で言うのも無視し、練習へ促すカゼルマに向かってそう言ったのはザバ=ハーラーだ。
「俺たちはバルガと共に戦う」
「何?」
「今の俺たちには、誇りよりも大切なモノがある! この星を守ることだ!」
「っ! っつ……!」
ザバの言葉にカゼルマは目を見開いた。サンドリアス人としての誇りを取るか、助っ人を入れてまで勝つことを取るか……歯を食いしばりながら葛藤するのだった。
☆☆☆☆☆
アースイレブンもまた特訓をするためギャラクシーノーツ号に全員戻り、ユニフォームに着替えるとブラックルームへ赴いた。信助は初めて来たので物珍しそうにキョロキョロする。
「ここは特訓用の部屋だったんだ。でも、ゴールもなくてどうやって……?」
ピコンッ。
「セット完了だよ」
パシュンッ!
「えっ!? グラウンド!?」
機械音のあとに瑞貴がそう告げると同時に、部屋がシーサイドスタジアムに変わったので信助と市川座名九郎は驚いた。
「ホログラムだよ」
「えっ、ホログラム?」
「うん。でも、ただのホログラムじゃない。俺たちの脳にも同時に信号が送られて本物と同じに感じられるんだ」
「本物と同じに……? あっ、ホントだ! ホントに芝があるみたいだ! ってことは、あれも?」
「歌舞伎で言う舞台転換ですか」
天馬の説明を聞いて信助は床をさわると、先ほどまでいた硬い床ではなく芝生となっているのでハシャぎながらゴールへ向かって走り出した。座名九郎も歌舞伎で舞台のセットが変わる仕掛けのようなものだと納得する。
「「「「「はい!」」」」」
瑞貴の号令に全員答えると、買い物したメンバーはそれぞれ自分が買った物を次々と手に取る。だが……。
「……俺が買って来たストラップがない?」
「京介くん、知らなかったの?」
「えっ?」
「あれ、本来は一つ目の生き物で一定時間持ってないと逃げちゃうんだよ」
「……えっ」
☆☆☆☆☆
天馬たちと別れたカゼルマは自分たちの練習場へと戻ると、崖下のサッカーコートで驚きの光景を目にする。
「っ、なんだこれは……!?」
コートには隕石が落下したようなクレーターや、ゴールに向かって亀裂が走っている。それも片側だけなので、カゼルマは自分がいない間に何かあったのかと察した。
サンドリアスイレブンが集まっているミーティングルームに入ると、選手たちの一部の空気がどこか暗かった。すると別の扉から見慣れない男がやってきた。
「お前がカゼルマ=ウォーグル、サンドリアスイレブンのキャプテンか!」
「誰だ」
「助っ人だよ」
「助っ人?」
「そうだ。俺たちを勝たせるために、ファラム・オービアスの女王が寄越してくれたんだぜ!」
「強いんだよ、こいつ! ヒッヒッヒッヒッ!」
(強い? ――っ、それじゃあ、あの跡!)
チームメイトのタクラ=マーカーとダフ=ナッターの言葉に、カゼルマはコートの惨状の理由がわかった。実力を示すためにこの男がチームメイトに勝負を仕掛けて来たのだ。
「俺は、ファラム・オービアス紫天王の一人、バルガ=ザックスだ! アースイレブンなんざ、この俺が叩き潰してやる! ウワッハッハッハッ!」
「…………」
高笑いする男――バルガ=ザックスを傍目に、カゼルマはチームメイトを見渡す。加入に賛成なのはごく少数のようで、大半のメンバーは納得していないと察した。もちろん自分も。
「申し出はありがたいが、お断りする」
「何っ!? 断るだと!?」
「これは私たちの戦いだ。私たちの力だけで戦う」
「ちょ、ちょっと待ってくれよカゼルマ! 勝たせてくれるって言ってるのに断らなくたって!」
「フンッ。誇り高きサンドリアス人か」
「っ、さあ、みんな練習だ!」
「行くなら勝手に行け」
「!」
タクラが止めたりバルガがバカにしたような口調で言うのも無視し、練習へ促すカゼルマに向かってそう言ったのはザバ=ハーラーだ。
「俺たちはバルガと共に戦う」
「何?」
「今の俺たちには、誇りよりも大切なモノがある! この星を守ることだ!」
「っ! っつ……!」
ザバの言葉にカゼルマは目を見開いた。サンドリアス人としての誇りを取るか、助っ人を入れてまで勝つことを取るか……歯を食いしばりながら葛藤するのだった。
☆☆☆☆☆
アースイレブンもまた特訓をするためギャラクシーノーツ号に全員戻り、ユニフォームに着替えるとブラックルームへ赴いた。信助は初めて来たので物珍しそうにキョロキョロする。
「ここは特訓用の部屋だったんだ。でも、ゴールもなくてどうやって……?」
ピコンッ。
「セット完了だよ」
パシュンッ!
「えっ!? グラウンド!?」
機械音のあとに瑞貴がそう告げると同時に、部屋がシーサイドスタジアムに変わったので信助と市川座名九郎は驚いた。
「ホログラムだよ」
「えっ、ホログラム?」
「うん。でも、ただのホログラムじゃない。俺たちの脳にも同時に信号が送られて本物と同じに感じられるんだ」
「本物と同じに……? あっ、ホントだ! ホントに芝があるみたいだ! ってことは、あれも?」
「歌舞伎で言う舞台転換ですか」
天馬の説明を聞いて信助は床をさわると、先ほどまでいた硬い床ではなく芝生となっているのでハシャぎながらゴールへ向かって走り出した。座名九郎も歌舞伎で舞台のセットが変わる仕掛けのようなものだと納得する。