戦慄! 帝国学園!!
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「信助くんが、飛んだ……!」
「やるじゃねぇか、あいつ!」
「スゴいよ信助!」
「信助くん……! 試合の緊張で練習のように思いきり飛べなかったのね」
茜もシャッターチャンスを逃さず、水鳥と葵は手を取り合って喜ぶ。春奈は飛べなかった原因がわかって円堂を見る。
「それを、たったひと言で……!」
「守は答えではなく道を示すことで、選手を成長させようとしているの。――久遠監督のように」
「ええ。そうですね!」
瑞貴の言葉に頷いた春奈は、次に信助の成功に感心してボードに書き込む瑞貴を見る。
(それに、選手の変化を記録し、監督と共に次に繋げる。瑞貴先輩も神崎さんのように……!)
十年前のイナズマジャパン優勝に導いた貢献者の二人を、春奈は円堂と瑞貴をそれぞれ見て思い浮かべた。
それからのボールの奪い合いでボールは弾かれるが、神童はそのチャンスを逃さない。
(信助が守ったボール……必ず取る!)
「なんだと!?」
神童は佐々鬼を押し退けてボールを見事に奪い、相手の自陣に向けてドリブルしていく。
「神さま、スゴい!」
「一人の活躍が、時に全員の闘志に火を点ける。今がチャンスだよ!」
神童の活躍を茜が写真に撮ると、瑞貴も神童の熱意に感化されたのかグッと拳を握る。
「みんな、反撃だ!」
「「はい!」」
天馬と信助たちは続くが、倉間が信助を見て何かを思い神童に向けて声を上げる。
「神童! アルティメットサンダーだ!」
「倉間!?」
(西園も必死に守った……一年がこれだけがんばってるのに、俺がこのままでいられるかよ!)
神童にアルティメットサンダーをするように言うだけでなく、最後のキッカーとなるべく倉間は走り出した。
「最後は、俺が蹴る!」
「倉間……――よし!」
先輩としてのプライドだけでなく、勝つために蹴ると言う倉間。熱意を感じた神童はボールを足で止めると力強く頷いた。
「速水!」
「霧野くん!」
「天城さん!」
神童が最初に蹴って速水に繋ぎ、さらに霧野で次に天城へと蹴って行く。その中心を走って行くのは倉間だ。
「アルティメットサンダー!」
「もう一度やるつもりか!?」
何度も失敗した必殺タクティクスなのに続ける雷門中サッカー部に、青山と一乃は目を見開いた。
☆☆☆☆☆
病院の自動販売機で飲み物を買った剣城は、フィフスセクターのエージェント・黒木善三に呼ばれてテラスに出た。
「我々フィフスセクターはお前に指名を与えたはずだ。雷門を敗北に導くという使命を……」
「心配いりません」
「?」
「あの試合、俺が手を降さなくとも――雷門は負けます」
☆☆☆☆☆
「倉間!」
「俺がアルティメットサンダーを決めてみせる!」
天城から受け取ったボールを倉間は蹴り返そうと足に力を入れる。対して龍崎は不敵に笑っていた。
「フッ、何を企もうとムダだ。来い、化身――竜騎士テディス!」
龍崎からオーラが放たれ、前後に鋭い穂先がある長大な槍を持つ化身が現れ、そのまま倉間を薙ぎ払ってしまう。
「やるじゃねぇか、あいつ!」
「スゴいよ信助!」
「信助くん……! 試合の緊張で練習のように思いきり飛べなかったのね」
茜もシャッターチャンスを逃さず、水鳥と葵は手を取り合って喜ぶ。春奈は飛べなかった原因がわかって円堂を見る。
「それを、たったひと言で……!」
「守は答えではなく道を示すことで、選手を成長させようとしているの。――久遠監督のように」
「ええ。そうですね!」
瑞貴の言葉に頷いた春奈は、次に信助の成功に感心してボードに書き込む瑞貴を見る。
(それに、選手の変化を記録し、監督と共に次に繋げる。瑞貴先輩も神崎さんのように……!)
十年前のイナズマジャパン優勝に導いた貢献者の二人を、春奈は円堂と瑞貴をそれぞれ見て思い浮かべた。
それからのボールの奪い合いでボールは弾かれるが、神童はそのチャンスを逃さない。
(信助が守ったボール……必ず取る!)
「なんだと!?」
神童は佐々鬼を押し退けてボールを見事に奪い、相手の自陣に向けてドリブルしていく。
「神さま、スゴい!」
「一人の活躍が、時に全員の闘志に火を点ける。今がチャンスだよ!」
神童の活躍を茜が写真に撮ると、瑞貴も神童の熱意に感化されたのかグッと拳を握る。
「みんな、反撃だ!」
「「はい!」」
天馬と信助たちは続くが、倉間が信助を見て何かを思い神童に向けて声を上げる。
「神童! アルティメットサンダーだ!」
「倉間!?」
(西園も必死に守った……一年がこれだけがんばってるのに、俺がこのままでいられるかよ!)
神童にアルティメットサンダーをするように言うだけでなく、最後のキッカーとなるべく倉間は走り出した。
「最後は、俺が蹴る!」
「倉間……――よし!」
先輩としてのプライドだけでなく、勝つために蹴ると言う倉間。熱意を感じた神童はボールを足で止めると力強く頷いた。
「速水!」
「霧野くん!」
「天城さん!」
神童が最初に蹴って速水に繋ぎ、さらに霧野で次に天城へと蹴って行く。その中心を走って行くのは倉間だ。
「アルティメットサンダー!」
「もう一度やるつもりか!?」
何度も失敗した必殺タクティクスなのに続ける雷門中サッカー部に、青山と一乃は目を見開いた。
☆☆☆☆☆
病院の自動販売機で飲み物を買った剣城は、フィフスセクターのエージェント・黒木善三に呼ばれてテラスに出た。
「我々フィフスセクターはお前に指名を与えたはずだ。雷門を敗北に導くという使命を……」
「心配いりません」
「?」
「あの試合、俺が手を降さなくとも――雷門は負けます」
☆☆☆☆☆
「倉間!」
「俺がアルティメットサンダーを決めてみせる!」
天城から受け取ったボールを倉間は蹴り返そうと足に力を入れる。対して龍崎は不敵に笑っていた。
「フッ、何を企もうとムダだ。来い、化身――竜騎士テディス!」
龍崎からオーラが放たれ、前後に鋭い穂先がある長大な槍を持つ化身が現れ、そのまま倉間を薙ぎ払ってしまう。