信頼し結束する力!
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《決まった――っ!! 次にネットを揺らしたのはストームウルフ! 得点は2対0と点差を広げた――っ!!》
「っつ……!」
「クウッ!」
「ハッ! なんて顔してんだろうねぇ。当然だろ、実力が違うだから」
追加点を取られて天馬は歯を食いしばり、井吹はしゃがんで拳を地に叩きつけた。そんな様子をルスランは嘲笑っていた。
「っ、何故だ! 何故止められないんだ!? クウッ……!」
「…………」
あんなに高レベルな特訓したのに止められない現実が井吹には理解できなかった。神童は井吹がGKにとって大切なことをまだ見つけていないため、それを早く気づいてほしいため望むように見つめる。
「井吹くん……」
(宗正くんだけじゃない……今のイナズマジャパンはそれぞれが強力な歯車を持っているのに、全く噛み合っていない。このままだと崩壊する!)
彼の悔しげな気持ちがこちらにも伝わるようで葵は心配する中、瑞貴は選手一人一人を見て歯を食いしばり黒岩に振り向く。
「監督、助言を構いませんか!?」
「……好きにしろ」
「っ、ありがとうございます!」
てっきり拒否されるかと思っていた瑞貴は、黒岩に許可をもらったので少しびっくりしたが頭を下げて礼をした。
「っ……まだまだ試合はこれからだ! まずは1点、取り返していくぞ!」
こんなときだからこそキャプテンの自分がしっかりしなくてはと思い、天馬は目をギュッと閉じて頭を振ったあと、拳を握ってみんなに呼びかけると――。
「天馬!」
「!」
瑞貴が呼びかけたので、天馬はその場から離れてフィールドの端に行くと、同じく反対側のラインのそばにいる瑞貴の前にやってきた。
「敵ばかりじゃなくチームを見て」
「チームをですか?」
「全体に問題がないように見えるなら個人を見てみるの。視点を変えることで、すぐに答えが見つからなくても新たな発見を得られることがあるよ」
「…………?」
許可をもらったとはいえハッキリ答えを言えばチームの成長にも繋がらないし、今のイナズマジャパンがそれを受け入れることはないだろう。だから天馬に曖昧な助言をするのだった。
《両チームポジションに着きました! 得点は2対0でストームウルフがリード! さあイナズマジャパン、これ以上の失点は命取りです!!》
「兄ちゃん、隼人兄ちゃん負けないよね?」
「当たり前だろ。兄ちゃんが負けるわけないさ」
「「……っ!」」
あっという間に相手に2点も取られ、攻めもうまく言っていない状況に、瞬と雄太も不安を抱える。
「フッ、さっさと決めるか」
(井吹には悪いが、これ以上あいつにゴールを任せるわけにはいかない! ストームウルフの攻撃は、この俺が食い止める!)
「どうやらこの事態を打開できるのは、僕たちの頭脳だけみたいだね」
「やりましょう、二人でゴールを守るんです! 次に点を入れられたらどんな公式に当てはめても、答えは一つ。僕たちの負けです」
「まずは1点……私が取ってみせる!」
「俺が流れを変えてやる!」
ルスランがもうこの試合は決まったも同然だと笑っていると、鉄角と真名部と皆帆はそれぞれ自身でゴールを守ろうとし、さくらと九坂もまたそれぞれ自身で得点を取ろうとしていた。
そんな空気のまま、キックオフのホイッスルが鳴ったので剣城は瞬木にボールを渡す。
「「瞬木!」」
「えっ!? ええっ!?」
「もらった!」
「あっ!」
ドリブルする瞬木は左右からさくらと九坂に呼びかけられたので、どちらにパスをすればいいか迷っている内にドミトリーにボールを奪われてしまった。
「そんなんでよく決勝まで来られたもんだ。上がれ、ロラン!」
「ロラン!」
「はい!」
連携がなっていないイナズマジャパンにルスランは呆れて指示を出し、ドミトリーはロランにボールを回した。
「っつ……!」
「クウッ!」
「ハッ! なんて顔してんだろうねぇ。当然だろ、実力が違うだから」
追加点を取られて天馬は歯を食いしばり、井吹はしゃがんで拳を地に叩きつけた。そんな様子をルスランは嘲笑っていた。
「っ、何故だ! 何故止められないんだ!? クウッ……!」
「…………」
あんなに高レベルな特訓したのに止められない現実が井吹には理解できなかった。神童は井吹がGKにとって大切なことをまだ見つけていないため、それを早く気づいてほしいため望むように見つめる。
「井吹くん……」
(宗正くんだけじゃない……今のイナズマジャパンはそれぞれが強力な歯車を持っているのに、全く噛み合っていない。このままだと崩壊する!)
彼の悔しげな気持ちがこちらにも伝わるようで葵は心配する中、瑞貴は選手一人一人を見て歯を食いしばり黒岩に振り向く。
「監督、助言を構いませんか!?」
「……好きにしろ」
「っ、ありがとうございます!」
てっきり拒否されるかと思っていた瑞貴は、黒岩に許可をもらったので少しびっくりしたが頭を下げて礼をした。
「っ……まだまだ試合はこれからだ! まずは1点、取り返していくぞ!」
こんなときだからこそキャプテンの自分がしっかりしなくてはと思い、天馬は目をギュッと閉じて頭を振ったあと、拳を握ってみんなに呼びかけると――。
「天馬!」
「!」
瑞貴が呼びかけたので、天馬はその場から離れてフィールドの端に行くと、同じく反対側のラインのそばにいる瑞貴の前にやってきた。
「敵ばかりじゃなくチームを見て」
「チームをですか?」
「全体に問題がないように見えるなら個人を見てみるの。視点を変えることで、すぐに答えが見つからなくても新たな発見を得られることがあるよ」
「…………?」
許可をもらったとはいえハッキリ答えを言えばチームの成長にも繋がらないし、今のイナズマジャパンがそれを受け入れることはないだろう。だから天馬に曖昧な助言をするのだった。
《両チームポジションに着きました! 得点は2対0でストームウルフがリード! さあイナズマジャパン、これ以上の失点は命取りです!!》
「兄ちゃん、隼人兄ちゃん負けないよね?」
「当たり前だろ。兄ちゃんが負けるわけないさ」
「「……っ!」」
あっという間に相手に2点も取られ、攻めもうまく言っていない状況に、瞬と雄太も不安を抱える。
「フッ、さっさと決めるか」
(井吹には悪いが、これ以上あいつにゴールを任せるわけにはいかない! ストームウルフの攻撃は、この俺が食い止める!)
「どうやらこの事態を打開できるのは、僕たちの頭脳だけみたいだね」
「やりましょう、二人でゴールを守るんです! 次に点を入れられたらどんな公式に当てはめても、答えは一つ。僕たちの負けです」
「まずは1点……私が取ってみせる!」
「俺が流れを変えてやる!」
ルスランがもうこの試合は決まったも同然だと笑っていると、鉄角と真名部と皆帆はそれぞれ自身でゴールを守ろうとし、さくらと九坂もまたそれぞれ自身で得点を取ろうとしていた。
そんな空気のまま、キックオフのホイッスルが鳴ったので剣城は瞬木にボールを渡す。
「「瞬木!」」
「えっ!? ええっ!?」
「もらった!」
「あっ!」
ドリブルする瞬木は左右からさくらと九坂に呼びかけられたので、どちらにパスをすればいいか迷っている内にドミトリーにボールを奪われてしまった。
「そんなんでよく決勝まで来られたもんだ。上がれ、ロラン!」
「ロラン!」
「はい!」
連携がなっていないイナズマジャパンにルスランは呆れて指示を出し、ドミトリーはロランにボールを回した。